しかしエキパイのボルトを回していたら、あらら急に空回り。なんとボルトが折れました。しかも折れた先はシリンダー側に残ってます 最悪です(TT)
エキパイを止めてるボルトは最初から一本が欠落していました。それは外す時に気づいていたのに、その上でガスケットの形状がエキパイの内部に入り込む奴じゃなくてただの輪っか。当然締め付けは左右均等且つ適当なところで止めなければいけないのに・・・注意不足でした。でもそんなに締めたわけでもない所で折れちゃったんだよね。それに、欠落していたボルト側も既に折れてねじ山が残留してるとは気にもとめなかった。
こうなると厄介ですよ。色々やりようがあることは聞き覚えがありますが、「決して自分じゃ施工しない」と眼中ないレベル。だけどこれ、他人様の車両ですからね、やるしかないわけで。こんなん買いました。
ポンチ・エキストラクター・タップハンドル、その他に金属用のビットドリルセット。なんとか中に残ったねじを取り出さねば。ところで面倒くさいけどシリンダー取り出そうと思ってみると、これが面倒くさいを通り越して各部壊しゃしないかと身震いする難易度の高さ。3YKスーパージョグZRはホンダスーパーディオZXの人気を受けヤマハがラインナップに急遽投入したマシンということで。既存のレイアウトにデザイン諸共詰め込むだけ詰め込んだかのようなスーパーメンテナンス不利マシーン！ 何かやる為に全部外さなきゃってのは、ジュリオなんか可愛いく見えてきます。流石ググッても詳細なメンテ情報が引っかかりにくいわけです。
結局上から腰上を取り出すのはやめにして、なんとか下から施工する為にジャッキアップしました ジャッキないですけど。ブレーキはタイラップで留めてます ぬかりはないですよフフフ。こんな時、ホンダ車のブレーキレバーストッパーが恋しいですね。
とにかく、潜り込んで電動ドライバー使って延々ドリドリ。延々過ぎてバッテリーが無くなって一日じゃ終わりませんでした。コンセント直結の電動ドライバーもあるんですけど、威力が強すぎるので敬遠しちゃいました。失敗するわけにはいかないですからね。
そして今日。冷静に考えるとうちの充電式じゃあ太刀打ち出来そうにありません。それでマキタの直結を使用。それでもなんとここから5時間掛かりました。いや、時間なんかどれだけ掛かっても良いんです、無事に事が済めば。しかしエキストラクターの恩恵は受けられず、結局ねじを粉砕しました。予め最悪の場合を考えて『細めのネジもしくはフランジボルトで留める』『タップを切る』まで守備範囲を広げてましたが、しっかりネジ山が残ってくれていたので取り付けに支障はありません。やったぞ俺！ しかしうぅ・・・両肩が痛い。
本当によくやったわぁ。まさかこんな苦労することになるとは思わなかった。純正品の素晴らしさを改めて思うと同時に、社外品の作りやそれらの扱いが如何に一筋縄でいかないか知りました。っていうか知ってたんじゃないのかよ俺。
しかしねぇ、バイク屋さんにお任せするならともかく、自分でメンテナンスする事まで自身のバイクライフに含む私のようなバイク人は、このZRは所有出来ないですね。実は私が使い勝手で惚れ込んでるアドレスV100ですら、ハードメンテはするつもりないので、走行過多で然るべき不具合が出てきたらお別れと思ってますからね。
さて取り付けです。取り敢えず折れたボルトの代わりに6×20mの六角ボルトを買ってきました。あまり奨められませんがアルミ合金じゃなくてステンレス。強度アップしてますが当然 より同じ間違いを踏むわけにはいかないので慎重に。エキパイは後回しにしてサイレンサー側の上を仮留め、それからエキパイをあてがってみるが合いません。それではとサイレンサー下側を仮留めしてエキパイを これも合いません。というかそもそも届きません！ これパイプそのものが大分曲がってますよ。
やっぱり一度サイレンサー側のボルトが欠落していたというし、エキパイのボルトも折れてたくらいだから結構無理して着いてたんでしょう。流石に同じ轍は踏みたくないのでこのマフラーの取り付け作業はお断り申し上げる旨報告。予備のマフラーの存在を確認してそっちを取り付ける事をお勧めしました。まあマフラーの修正が出来ればOKでしょうけど そんな職人技は流石に持ってないですからね。スポーツマフラーと純正が在るということなので、もう少しで復活させてやるかな。待ってろよJOG。
