近江鉄道や沿線の魅力を発信する映画の第4弾「ガチャコン!4純愛編」の制作記者会見が5月21日(水)、大津市内であり、ムラヤマ・J・サーシ監督(東近江市)らが意気込みを語った。今回は近江鉄道社員の仕事をテーマにした。
「ガチャコン」は近江鉄道の愛称。シリーズはムラヤマ監督が手がける。
純愛編は、昼間は近江鉄道の社員だが、夜は女子プロレス団体で活躍する覆面レスラーのサヤカが主役の物語。
婚活イベントで出会ったタケルと恋に落ちるが、正体を隠し続けるうちに2人がすれ違っていくというハートフルコメディーだ。社内に実在する「近江鉄道みらいファクトリー」の取り組みにスポットを当てる。

主役は演技未経験でネット番組などに出演する奥村侑子さん(大津市)を起用。ムラヤマ監督との番組共演がきっかけで抜てきされた。監督が実施するワークショップのメンバーや近江鉄道の社員も出演する。
今秋、クランクインし、東近江市内や近江鉄道沿線、甲賀市内などで撮影する。祭りに実際のプロレス団体を招いて撮影する予定もある。沿線の高校に通う生徒にも声をかけたいとしている。
制作費はクラウドファンディング(CF)で150万円を集めるほか、地域貢献のため東近江市内3カ所の草刈りで得る補助金も活用するという。

初上映会は来年4月に東近江市の八日市文化芸術会館で予定する。初上映会では2作目が600人、3作目が650人集まり、今回は1000人を目標に掲げる。
ムラヤマ監督は「沿線住民ではない人たちにも、コメディーとして面白い映画にしたい」と意気込み、「映画に関わる人を増やして近江鉄道の知名度を上げて行きたい。いずれは撮影場所が映画の『聖地』になれば」と期待する。
クラウドファンディング(CF)は「まちづくりネット東近江」のホームページから。
返礼品は同シリーズのDVDや映画への出演、次回作「情熱編」の主要キャストなどがある。
問い合わせ: 奥村清和・近江鉄道映画制作実行委員長(090-5251-3376)
<記事・写真: 中日新聞より>