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「喜多酒造」が仏品評会で純米酒「喜楽長 時渡る」 金賞受賞(東近江市)

 滋賀県在来種の酒米、「渡船」を使った「喜多酒造」(東近江市)の純米酒「喜楽長 時渡る」が、今年7月、フランスの日本酒品評会「KURA MASTER(蔵マスター)」でゴールドメダル(金賞)を受賞した。
滋賀県内在来種の酒米を使った地酒が世界で評価され、今後の励みになる」と、関係者は大きな期待を寄せている。

 
↑写真:滋賀報知新聞より

 フランスの品評会「KURA MASTER」は、フランスの食文化の観点から日本酒を審査するもの。今年は5部門に過去最多の1110点が出品され、同国一流のソムリエらが審査した。 

 「喜楽長 時渡る」(純米酒)の特長は、華やかな香りと「旨口」らしい深い味わい
喜多酒造の喜多麻優子専務は、「渡船は粒が大きく酒づくりに適している一方で、溶けやすく味が重い課題もあったが、ほどよい酸味と奥深い味わいを出すことができた」と話す。

喜楽長「時渡る」の説明

 酒米の渡船」は、滋賀県農事試験場が1926年に開発し、湖南地域を中心に奨励品種として栽培されていたが、収量が少なく、倒れやすいことから、1960年代に生産が途絶えた「幻の酒米」といわれた。
 それが復活したのは2004年。グリーン近江農協酒米部(東近江市)が、滋賀県農業技術振興センターに品種保存されていた、たった一握りの種子を使って復活させた。
         ↑写真:滋賀報知新聞より(滋賀の在来種の酒米「渡船」)

 小椋正清東近江市長への受賞報告で、喜多専務は「海外で評価され、日本酒のおいしさが広がれば」と喜びを語り、小椋市長は「(食文化の大国である)フランスで評価されたのは世界で評価されたのと同じ」と期待した。

 尚、「喜楽長 時渡る」は、720ml1425円、1800ml2850円。喜多酒造取扱酒販店で購入できる。

喜多酒造
東近江市池田町1129

<滋賀報知新聞より>

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