昨夏の滋賀県大会王者の滋賀学園が甲子園未経験の綾羽に敗北。あと1歩のところで甲子園出場を逃した。

 試合は初回から動いた。1回表の滋賀学園の攻撃で、4番・吉森爽心(そうしん)内野手(2年)が右翼へ二塁打を放ち、先制。5番・秋満大知内野手(3年)も続き、追加点。リードのまま守備に入った。

 先発登板したのは、エースの長崎蓮汰投手(3年)。四死球でピンチを招くと、4番、5番に連打を浴び、すぐに逆転された。2回裏にも2点を追加され、無念の途中降板となった。「体が思うように動かなかった頑張りきれなかったのは自分の責任

新チーム滋賀県内無敗(*7月26日の決勝戦まで24連勝だったがここで止まった)の王者がまさかの敗退。滋賀学園となる3季連続の甲子園出場は叶わなかった。

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高校野球】滋賀学園・長崎連汰がプロ志望表明 まさかの2回KO「こんなレベルではないと見せたい」

◆第107回全国高校野球選手権滋賀大会 ▽決勝 綾羽6-3滋賀学園(26日・マイネットスタジアム皇子山)

 プロ注目の滋賀学園のエース・長崎蓮汰投手(3年)(大阪 豊中第四中学出身)は2回途中5失点でマウンドを降りた。初回の先頭打者に死球。さらに四球でピンチを招くと、味方の失策もあって3失点。2回にも2点を奪われ、なおも1死二塁で降板した。「決勝戦で硬くなってしまい、体が動きませんでした。死球から気持ちを切り替えないといけないのに、切り替えられなかったです」と不完全燃焼。「3年間で一番悔しい経験です」と悔やんだ。

                     ↑滋賀学園ダブルエース長崎蓮汰投手

 最速144km右腕は今後について「プロを目指してやっていきた」とプロ志望届を提出する意向を表明。「足りないところを追い求めて。こんなレベルではないということを見せたいです」と誓った。

<スポーツ報知より>

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決勝で敗れた滋賀学園、ライバルの2投手が試合後に掛け合った言葉
 (26日、第107回全国高校野球選手権滋賀大会決勝 綾羽6―3滋賀学園)

 一回に逆転され、差が3点に開いた二回1死のマウンド。滋賀学園の救援、土田悠貴投手(3年)(石川 高尾台中学出身)は先発・長崎蓮汰投手(3年)から「頼むぞ」とボールを託され、即座に「任せろ」と強く答えた。

                      ↑滋賀学園ダブルエースの土田悠貴投手

 スライダーを軸にした投球。窮地を脱した後、圧巻だったのが六~八回だ。計4個の三振を奪い、いずれも三者凡退に仕留めた。昨年の滋賀大会決勝で破った相手からリベンジの執念を感じつつ、その圧力をはね返す好投を続けた。

 昨年秋の滋賀県大会は「自分が、自分が」という気持ちが先行し、調子を崩した。山口達也監督の助言もあり、精神面でグンと成長。周囲を大局的に見つめつつ、仲間を信頼しきって投げられるようになったという。

 長崎投手について「春の選抜、この夏と、ここまで連れてきてくれたチーム内のライバル」と思っている。試合後、2人はただ一言、同じ感謝の言葉を掛け合った

 「ありがとう

<朝日新聞より>

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