7月26日(土)の滋賀県高校野球大会の優勝戦が終わり、初優勝した「綾羽」の歓喜と破れた「滋賀学園」の悲嘆を報道から追ってみた。当たり前のことであるが涙の「滋賀学園」と笑顔の「綾羽」は対照的である。
尚、余談ではあるがブログ筆者の私見として、「綾羽」は勝利後直ぐに同校のHPにて優勝のお知らせをしているのに反し、「滋賀学園」は今回、決勝戦進出までHP対応は適切だったのに、決勝敗戦の報は未だにHP上では報じられていない。よもやの滋賀学園敗戦のショックを現しているかのようである。例え試合に敗れたとはいえ、健闘した選手や応援してくれた全国のファンのためにもHP上で早くメッセージを伝えるべきであったと思う。
7月28日現在、大阪でも本命の「大阪桐蔭」が「東大阪大柏原」に決勝で敗れるハプニングがあった。近畿では京都国際が勝利し、兵庫は東洋大姫路、奈良は天理、和歌山は智辯和歌山の強豪が優勝している。滋賀学園もこの一角と思われたが今年は「綾羽」が代表となった。滋賀学園の思いの分も頑張って欲しいと思う。
2025年の第107回全国高等学校野球選手権大会は8月5日(火)から22日(金)までの18日間(休養日=3回戦2日目、準々決勝、準決勝の各翌日=を含む。雨天順延)、阪神甲子園球場で開催される。組み合わせ抽選会(本抽選)は8月3日(日)。
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綾羽高校硬式野球部⚾️【強化指定部💪】甲子園出場決定!!
7月6日(日)に開幕した第107回全国高等学校野球選手権滋賀大会準決戦の結果をお知らせします。
決勝戦:VS滋賀学園高校 6-3 優勝
初回に2点を先制されましたがすぐに3点を取り返し、そのまま勝ち切ることができました。創部26年、悲願の甲子園初出場です。甲子園出場を決めることができたのも、みなさまの応援のおかげです。甲子園では、滋賀県代表としての誇りを持って戦い抜きます。
↑綾羽高校HPより
<綾羽高校HPより>
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滋賀学園、県内24連勝でストップ...3季連続甲子園とはならず【2025年夏高校野球】
滋賀大会は26日、決勝戦が行われ、滋賀学園が綾羽に3対6で敗れた。滋賀学園は3回までで2対5と大きくリードを許した。5回にも1点を失って中押しされてしまうと、後半はスコアボードに0を並べ、反撃の糸口を掴むことが出来ず。9回に1点を返すことが出来たが、同点には追いつけずに決勝で涙した。
この春のセンバツに出場するなど、この夏は大会連覇はもちろん、3季連続甲子園出場のチャンスを狙ったが、あと一歩及ばなかった。また滋賀学園が滋賀県内で敗れたのは、2023年の秋季県大会決勝以来。滋賀県内24連勝でストップすることになった。
<Yahooニュースより>
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【高校野球】絶対王者の滋賀学園がまさかの滋賀県内初黒星で敗退・エース長崎「自分の責任」
<高校野球滋賀大会:綾羽6-3滋賀学園>◇26日◇決勝◇マイネットスタジアム皇子山
↑滋賀学園対綾羽 綾羽に敗れ肩を落とす滋賀学園ナイン
昨夏の滋賀県大会王者の滋賀学園が甲子園未経験の綾羽に敗北。あと1歩のところで甲子園出場を逃した。
試合は初回から動いた。1回表の滋賀学園の攻撃で、4番・吉森爽心(そうしん)内野手(2年)が右翼へ二塁打を放ち、先制。5番・秋満大知内野手(3年)も続き、追加点。リードのまま守備に入った。
先発登板したのは、エースの長崎蓮汰投手(3年)。四死球でピンチを招くと、4番、5番に連打を浴び、すぐに逆転された。2回裏にも2点を追加され、無念の途中降板となった。「体が思うように動かなかった頑張りきれなかったのは自分の責任」。
新チーム滋賀県内無敗(*7月26日の決勝戦まで24連勝だったがここで止まった)の王者がまさかの敗退。滋賀学園となる3季連続の甲子園出場は叶わなかった。
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【高校野球】滋賀学園・長崎連汰がプロ志望表明 まさかの2回KO「こんなレベルではないと見せたい」
◆第107回全国高校野球選手権滋賀大会 ▽決勝 綾羽6-3滋賀学園(26日・マイネットスタジアム皇子山)
プロ注目の滋賀学園のエース・長崎蓮汰投手(3年)(大阪 豊中第四中学出身)は2回途中5失点でマウンドを降りた。初回の先頭打者に死球。さらに四球でピンチを招くと、味方の失策もあって3失点。2回にも2点を奪われ、なおも1死二塁で降板した。「決勝戦で硬くなってしまい、体が動きませんでした。死球から気持ちを切り替えないといけないのに、切り替えられなかったです」と不完全燃焼。「3年間で一番悔しい経験です」と悔やんだ。
↑滋賀学園ダブルエース長崎蓮汰投手
最速144km右腕は今後について「プロを目指してやっていきた」とプロ志望届を提出する意向を表明。「足りないところを追い求めて。こんなレベルではないということを見せたいです」と誓った。
<スポーツ報知より>
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決勝で敗れた滋賀学園、ライバルの2投手が試合後に掛け合った言葉
(26日、第107回全国高校野球選手権滋賀大会決勝 綾羽6―3滋賀学園)
一回に逆転され、差が3点に開いた二回1死のマウンド。滋賀学園の救援、土田悠貴投手(3年)(石川 高尾台中学出身)は先発・長崎蓮汰投手(3年)から「頼むぞ」とボールを託され、即座に「任せろ」と強く答えた。
↑滋賀学園ダブルエースの土田悠貴投手
スライダーを軸にした投球。窮地を脱した後、圧巻だったのが六~八回だ。計4個の三振を奪い、いずれも三者凡退に仕留めた。昨年の滋賀大会決勝で破った相手からリベンジの執念を感じつつ、その圧力をはね返す好投を続けた。
昨年秋の滋賀県大会は「自分が、自分が」という気持ちが先行し、調子を崩した。山口達也監督の助言もあり、精神面でグンと成長。周囲を大局的に見つめつつ、仲間を信頼しきって投げられるようになったという。
長崎投手について「春の選抜、この夏と、ここまで連れてきてくれたチーム内のライバル」と思っている。試合後、2人はただ一言、同じ感謝の言葉を掛け合った。
「ありがとう」
<朝日新聞より>
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【関連ブログ】
夏の甲子園 「綾羽」が「滋賀学園」を破り 甲子園初出場
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7/26 夏の甲子園 高校野球滋賀県大会 2年連続 「滋賀学園」と「綾羽」の決勝戦を占https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/e/bf268fd28620069abef2bfa93e817a29