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聖徳中学校の校名由来の聖徳太子にちなみ「生徒17条の心得作成(東近江市)

 東近江市立聖徳中学校(せいとく)の生徒(三輪光彦校長、全校生徒752人)は11月16日、校名の由来となった聖徳太子と地域との関わりやつながりについて、伝承のある社寺の住職や神職、東近江市職員を講師に招いて学んだ。

↑写真:びわ湖放送より

 東近江市にある「聖徳中学校」。東近江市内の寺社には聖徳太子にまつわる伝承が数多く残っていることから、東近江市は“聖徳太子ゆかりの地”とも呼ばれていて、この聖徳中学校の名前も聖徳太子が由来とされている。

 今回の取り組みは、生徒の愛校心と郷土愛を喚起し、自信と誇りをもってもらおうとするもので、来年以降も継続して実施することにしている。

 この中で生徒会は、聖徳太子が制定した「17条の憲法にちなんで「生徒17条の心得」を作成し、同日の全校集会で発表した。生徒会は心得を作成するにあたって、約2週間、執行部内で意見を出し合い、約30の候補から17に絞った。

 内容は、「挨拶をしっかりするべし」(1条)、「ヘルメットを着用するべし」(2条)、「廊下は走るべからず」「始業ベルは必ず守るべし」といった基本的なルールや、「笑顔を保つべし」「いろんな人と交流するべし」といった学校生活を有意義にするためのアドバイスまである。
 また、17条最後の項目には「何事にも愛を持つべし」と、大人も“ハッ”とさせられるような言葉が刻まれている。

 16日に制定されたこの「17条の心得」は、校内の掲示板や教室内など多くの生徒たちが見ることができる場所に掲示されるという。
 生徒会長の青山晃大さんは「学校をよりよくするための取り組みとして広げたい」と話していた。

 また集会では、東近江市歴史文化振興課の職員が、聖徳太子ゆかりの社寺は全国的にみて東近江市が飛びぬけて多いことや、伝承は史実ではないが、地域の人が大切に語り継いできた東近江独自のものと解説した。

 更に、聖徳太子が亡くなって没後1400年を機に伝承の魅力を再発見する東近江2市2町の事業を紹介した。
 この後は、学年ごとの集会で、地域の社寺の講師から聖徳太子との関わりを学んだ。

<滋賀報知新聞、びわ湖放送より>
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