先頃、公益財団法人中部圏社会経済研究所(名古屋市中区)は、全国1741の自治体を対象に地域の魅力を総合的に評価した結果、滋賀県内では魅力度の高い地域として草津市が1位(全国54位)に選ばれた。
調査は自治体経営の観点から住民の所得水準や教育費、女性の就業率など、117種類の統計データから人工知能(AI)の手法を応用して絞り込んだ五分野17指標を基に、人を引きつける魅力ある自治体を総合的に分析した。2位は大津市で、人口規模の大きい市が上位を占めた。
■滋賀県内では魅力度の高い地域
54位 草津市
119位 大津市
125位 守山市
174位 栗東市
185位 彦根市
274位 野洲市
287位 近江八幡市
354位 湖南市
515位 甲賀市
516位 長浜市
539位 東近江市
590位 愛荘町
594位 米原市
835位 日野町
875位 豊郷町
888位 多賀町
1101位 甲良町
■自治体の持続可能性
自治体の持続可能性の観点から、地域住民全体がどれだけ地域社会や経済に参画し、支えているかに着目したところ、栗東市が1位(全国33位)だった。2位は竜王町(全国57位)。
高齢化が進む一方、農業など地域の経済活動に貢献できる人が多い点が順位を上げた。
最下位は多賀町。多賀町や高島市、甲良町は2030年には、自治体として持続不可能な水準に陥ると指摘した。
33位 栗東市
57位 竜王町
86位 愛荘町
96位 草津市
102位 湖南市
113位 守山市
224位 彦根市
237位 東近江市
247位 野洲市
320位 甲賀市
427位 日野町
440位 近江八幡市
499位 長浜市
577位 大津市
644位 米原市
857位 豊郷町
935位 甲良町
979位 高島市
1113位 多賀町