鉄砲合戦「余は戦国!雪の山夏の陣」が8月3日(日)、東近江市の「雪野山歴史公園」で繰り広げられる。この地域で戦国にあったといわれる合戦にちなんだ催し。4人のチームが水鉄砲を持って相手チームと真夏の熱い戦いを展開する。
平田地区まちづくり協議会が主催し、今年で18回目。地区にある瓶割(かめわり)山で1570年、織田信長の家臣、「柴田勝家」が「六角(佐々木)承禎」と争ったとされる伝承がある。勝家は水がめを割って兵の士気を高め、戦いに勝利したことで「瓶割り柴田」の異名をとったという。
↑柴田勝家
ブログ筆者注釈: この近江での六角承禎との戦では柴田勝家が長光寺城に立て籠もり、秀吉軍は六角氏の本城である「観音寺城」と目と鼻の先にある「箕作山城」に戦陣を引いていた。 柴田勝家軍はこの時劣勢で、長光寺城に籠城するも貴重な水も尽き最後と悟り勝家が水がめを叩き割って鼓舞した。これが功を奏したのか夜明と共に奇襲攻撃仕掛け勝利したのである。このことが長光寺山=長光寺城のことを「亀割山」と称する所以である。
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「水鉄砲合戦」
開催日時: 8月3日(土)08:30~12:00。
内容: チームは御屋形様役1人と足軽役3人で構成。長さ15m、幅10mの空間が「戦場」で、柴田陣営と六角陣営に分かれて対戦する。
水鉄砲から噴射する水で、相手チームの御屋形様のかぶとに立てた金魚すくいの道具「ポイ」3枚を破れば、勝ちとなる。
協議会事務局長の森井源藏さんは「水鉄砲合戦で平田地区をアピールし、若い世代を中心に地域を盛り上げていこうという催しです。暑い盛りの時期の合戦にはなりますが、水鉄砲で水をかけ合い、涼しさを感じていただければ」と話している。
チーム定員
・中学生以上の男女の「武将の部」: 16チーム
・女性のみの「姫様の部」: 6チーム、
・小学生のみの「若侍の部」: 6チーム
参加者募集: 協議会は7月1日(火)12:00~10日(木)15:00、先着順で参加チームを募集している。
参加費: 1チーム2000円(若侍の部は無料)。
申し込み: 平田地区まちづくり協議会のホームページ(https://www.hirata-yumekaigi.com)から申し込む。水鉄砲やかぶとは協議会で用意している。雨天中止。
問い合わせ: 平田コミュニティセンター(07481-22ー1950)
<記事・写真: 滋賀報知新聞より>