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湖北に伝わる民話「ひともっこ山」9枚の絵展示 (東近江市)

  東近江市のびわこ学院大学4年の中村哲也氏が、オイルパステルや食用油といった身近な素材を用いた造形を研究し、その成果を東近江市のギャラリー「エコール」で紹介している。

↑写真:中日新聞より

民話「ひともっこ山展示会
期間: 3月14日(日)まで(月、火曜休館)
場所: エコール(東近江市八日市清水2丁目11−8)
問い合わせ: エコール(090ー5019ー9045)

 中村氏は彦根市出身。幼いころから絵や写真を見るのが好きで、高校卒業後は大阪芸術大学写真学科に入学した。
3年半ほど在籍したが、人と話すのが苦手で、「できるだけ人とかかわる機会が必要」と一念発起。同大を辞め、びわこ学院大の教育福祉学部子ども学科に進学し、教育実習や介護などで多様な年代の人たちと接するようになった。
 障害者らの作品を展示する近江八幡市の「ボーダレス・アートミュージアムNOMA」を訪れた際には、サイコロ状に切ったオイルパステルを手で転がして描く画法に出合った。「線から腕の動きを感じられ、一人ひとりの個性が出ておもしろい」と魅了され、この画法で湖北に伝わる民話ひともっこ山」を描いた。

 民話は、神様たちが土を掘って琵琶湖と富士山を造る際、土を落としてしまい、現在の田村山(長浜市)ができたという内容。
中村氏は文献から場面を想像し、9枚の絵にした。油に溶けて周りの色と混ざり合うオイルパステルの特性を生かし、塗り重ねた上に食用油をなじませることで、独特な色合いを生んでいる
まじめな取り組み姿勢が教員から評価され、ギャラリーでの展示が決まった。
 
 会場には画材も並べ、制作を体験できる。「身近な素材でもきれいな色が出る。自分で作ってみたいと思ってもらえたらうれしい」と来場を呼び掛けている。

<中日新聞より>
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