2025年春季近畿地区高校野球大会の決勝戦は6月1日(日)、奈良県橿原市のさとやくスタジアムで「智辯和歌山」対「東洋大姫路」戦が行われ「1対0]の僅差で「東洋大姫路」が優勝した。
両チームは昨秋の近畿地区大会決勝でも戦い、昨秋も「東洋大姫路」が「5対1」で勝利しており、「東洋大姫路」は秋春の近畿大会で連覇を果たした。
今大会も「智辯和歌山」は圧倒的な強さを発揮し決勝に駒を進めた。現に今大会の決勝でも倍の安打を放ちながら「東洋大姫路」の固い守りに屈した。「東洋大姫路」は準決勝でも「奈良大付」に1対0で勝ち切っており、守り強いチーム作りに成功している。
春の大会が終わればまた直ぐに夏の甲子園出場を賭けて、県大会のトーナメント戦が始まる。東洋大姫路、智辯和歌山は現在の実力に鑑み、各県大会を突破して来るものと思われる。
近畿大会ベスト4に残った「滋賀学園」と「奈良大付」は春季近畿大会の余勢を勝って夏の甲子園出場に向けチーム強化を図るだろう。特に「滋賀学園」は滋賀県内において凌駕しており夏の甲子園出場はほぼ固いと思われる。また、東洋大姫路に敗れた「大阪桐蔭」は厳しい大阪府予選で宿敵「履正社」との戦いが待っている。現時点での実力が垣間見えた高校野球近畿大会だった。