↑引接寺の山門
5月25日(土)午前、訪れた。寺の隣の日吉神社の由来に、引接寺は平安時代の延暦年間に比叡山の僧得珍によって創立となっている。
また、この引接寺には太閤検地の「江州蒲生上郡保内今在家」(現東近江市今崎町)と標記した歴史的な検地帳が残されているという。
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引接寺(いんじょうじ)
所在地 東近江市今崎町293(旧八日市市)
■山号 安養山
■院号 九品院
■宗派 天台宗
■開基 正中元年(1324年)寛守法印
■寺歴
正中元年(1324)寛守法印の開基で、念佛弘通の道場として法燈を継承し現今に到る。
延享4年(1747)智忍和尚を中興の祖とし、以後、現在住職まで21世代である。
本尊阿弥陀如来は仏師春日の作と称せられる。山院寺号の三号の名称も本尊を対照とした天台浄土門より出たものなり、文政6年(1823)智照法師の代に現今の本堂増築せられ総欅造り六間四方にして彫刻の美、内外の荘厳は稀なりと称せられ満5カ年の日数を経て完成。同12年山門の慈映大僧正を迎え落慶法要が行われた。
堂内には、文化財指定平安時代の木造地蔵菩薩立像が安置。)1本で台座に立つ。納衣は、古色彩色が施され、眼、口にも彩色、納衣には金泥で文様が描き出されている。
一方境内には徳下泰明仏師による石造310㎝の救世観音菩薩が安置されている。
■本尊 阿弥陀如来像