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マフラー騒音規制、先送り…

2007年10月18日 | バイク
【中日新聞】マフラー騒音規制、先送り メーカー対応できず再検討
マフラー騒音規制、先送り メーカー対応できず再検討

 マフラー(消音器)を交換したり改造した自動車やバイクの騒音対策として、国土交通省が来年1月から予定していた規制の強化が先送りされることが17日、分かった。規制を受けるメーカー側に対応が困難な面があることが判明したためで、国交、環境両省合同の検討会で審議をやり直し、騒音の規制が後退しない範囲で新たな対策を議論する。

 国交省は、来年1月以降に製造される車を購入後に純正以外のマフラーに交換する場合は、停車状態に加えて一定速度での走行時と加速時についても騒音基準を守ることを義務付けた道路運送車両法施行規則の改正案を昨年12月に公表。基準をクリアしたマフラーに対し国の認証制度を設け、それ以外のマフラーは事実上、車検を通さない規制を始める予定だった。(2007年10月17日 20時03分)


 結局こうなりましたか…。正直、この規制案は運用面での実効性(つまり取り締まりをちゃんとやれるか)が疑われていたので、審議のやり直しは当然でしょうね。いくら規制値を厳しくしたところで警察が全然取り締まっていませんから。

 中央環境審議会騒音振動部会(第3回)議事次第・資料の「参考資料2自動車騒音の現状等について」の「2/2 [PDF 401KB]」のP.11「騒音関係違反検挙件数の推移」を読むと、「近接排気騒音」の検挙件数がかなり減っていることが分かります。



 消音器(不備)や騒音運転なんてのは暴走族なので論外として、いわゆる騒音マフラーの摘発は近接排気騒音のチェックでかなり効果を上げられると思うんだけど、それがこんなに減ってしまってるのが近年の騒音問題の根本だと私は考えてます。

 なぜ警察は取り締まりをしなくなったんでしょう? 人手が足りない? でも駐車違反の取り締まりを民間委託したり、ここ数年で警察官を1万5千人以上増員したのだから、少しは騒音取り締まりにも人員を回してもらいたいです。