ガイア・gaia

ガイアと言う車椅子生活者支援団体を運営している、矢上と名乗る人物からの奇妙なオファーが来た。

この矢上なる人物、8年ほど前から競馬関係者から送られてくる競馬の買い目を、悪徳情報会社の上部組織に情報を流す仕事をしていたと言っている。

仕事としては簡単な内容で、ある所からFAXで送られてくる買い目情報を、決められた数十か所にFAXするだけで普通以上の給料を受け取っていたそうだ。

業務内容はそれだけだが、朝の10時～17時まで事務所に拘束され、鍵をかけられているため外には一切出る事は許されないと言う条件だそうだ。

つまり、外界との接触を7時間はする事が出来ないと言うもので、土日のみの仕事内容だと言っている。

矢上自身が送っていた買い目情報を後日検証したら、ほとんど的中していた情報でこの情報を知ることにより誰でも簡単に的中させることができると言っている。

そこで、今回送られてきた手紙の目的となる説明をしてきた。

内容は、車椅子生活者支援団体に必要な運営費を賄うために、この情報を流すので買ってほしいと言うものであった。

料金は3か月分の情報料として15万円で、45名の方にお願いしたいと言っていて、それ以上の申し込みはお断りさせていただくのでご理解くださいと、もっともらしく書かれてあった。

情報提供の流れは簡単で、矢上がいつも送っている買い目情報を自分の支援団体であるガイアに送り、ガイアから情報を買ってもらった方へと送ると言う流れである。

ここでおかしいと感じる事は、それほど大切な極秘情報を簡単に部外に流す事が出来るのか？また、それほど大きなリスクを冒す必要があるのかと言う事である。

言いかえれば、それほど的中精度の高い情報であれば、自分の支援団体であるガイアに送り、そこから馬券を買えば済むことで何も面倒な事を行う必要もないし、リスク軽減のためにもなるため理屈に合わない。

この矢上と言う人物、頭が悪いのか、最初から詐欺行為を行う目的なのかどちらかではないだろうか。

どちらにしても、とても信用できる内容ではない。

本当に、あの手この手で人を騙そうとする輩の多い事か、いい加減にせんといかんぜよー！！！