詐欺会社が出来る訳

どの競馬情報会社のメルマガを見ても、今日は200万円の収支とか300万円をゲットとか言って煽りまくっている。

競馬を少しでもやっている人であれば、メルマガの一つや二つ登録していると思うが、毎週毎週それほど的中するのかと不思議でならない。

それほど的中するのであれば、自社で多量に買った方が利益は出ると思えるが、そうはしていないと言う点に秘密があるように思う。

競馬情報会社の成績発表は、多くのレースで予想をたてその中で的中したものだけを、さもこれだけしか提供していないと言う振りをして、後出しじゃんけんのように帳尻を合わせているのであろう。

的中する情報も不的中となる情報も3万円前後で販売すれば、単純に見積もっても300名の人へ販売できたとしても、1日で900万円の売り上げとなり、これほどボロイ商売はないと思う。

そのように勝手に計算すると1週2日間で1800万円の売り上げとなり、1ヶ月で7200万円となる計算だ。

7200万円の内経費はと言うと、900万円程度と考えると純益は6300万円と言う信じられないような金額となる。

経費の内訳をまた勝手に計算すると、事務所費は都心で200万円、人件費10人とすると1人50万円計算で500万円、光熱費関係は多く見積もっても100万円となり、仮に通信費用を入れると100万円と仮定して、総合計で900万円と言う事になる。

単純計算で考えてもこのような大きな利益となり、これでは誰だってやめられない商売であろう。

しかし、この計算の中には馬の情報収集料金が入っていないため、真面目な会社であれば2～3000万円はかかる筈であるためそれほどの暴利だとは言えない。

これが詐欺会社であれば話は別で、馬に関する情報収集料金など一切不要であるため、次々と社名を変えながら個人情報を購入して短期勝負で行うのではないかと考えられる。

このような観点から見てみると、現在、このグレーゾーンぎりぎりで運営している詐欺会社が蔓延している原因の一つではないだろうか。

初期投資金はそれほどかからないため、少し競馬に詳しいものがいれば簡単に情報会社は作れてしまうので、悪知恵の働く人間は見逃さないだろう。

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