ツチノコで頭がいっぱい

幼児期に目撃したツチノコにより、その存在を確信。35年間ツチノコ捕獲に情熱を注ぎ、今までに4度の目撃体験あり!。

【ツチノコの骨格 PART 3】

2008-05-09 17:10:47 | Weblog
【ツチノコの骨格 PART 3】

■ 溺死したツチノコ ■

驚くべき事に、ツチノコの脊椎が二本に分離しているという説がある。これは机上の空論ではなく、実際にツチノコの死骸を検分した人の証言が元になっていて、あの山本素石氏もこの脊椎二本説に深く興味を示されていたそうである。
では、この脊椎二本説に纏わる経緯を簡単に説明しよう。

昭和48年8月上旬、北九州一帯は大雨に見舞われた。
福岡県直方市で農業を営むAさんは、日頃から川で漁をすることが好きだったこともあって、雨後の濁りをもった遠賀川へ網を張った。その日は網を張ったまま帰宅し、翌日に子供を連れてその網の収穫を確認に行った。親子で網を上げると予想外の大漁だったのだが、その獲物の中に数匹のヘビが絡まるように溺死していた。おそらく上流から流されてきて網に掛かったのであろうが、その数匹のヘビ中に一匹だけ異様に太くて短いのがいた。この奇妙なヘビは網の目に頭を突っ込んだまま息絶えていたのだが、太い胴体の尻からチョロリと細い尻尾が出ていた。
Aさん親子はヘビなんぞに興味が無く、網にかかった獲物を持参のバケツに詰め込むと、そばの草むらに溺死した数匹のヘビと奇妙な太いヘビを放置して帰宅した。数日後、一家で食事している際にAさんが捨ててきた奇妙な太く短いヘビの話題にふれた。それを聞いたAさんの父親の顔色が俄かに変わり、すぐに捨てた場所に案内しろと言い出した。Aさんが理由を問うと、父親は「それは伝説のコウガイヒラクチかも知れないからこの目で検分したい」とい言うのである。
Aさんは父親を案内して件のヘビを捨てた現場へと赴いた。求めている太く短いヘビの死骸はすぐに見つかったのだが、幾日か夏の直射を受けた所為か、全体が破れたボロ雑巾のようになって骨と皮といった状態であった。けれども異様に太く短いヘビであることは誰の目にも明らかだった。
翌日、毎日新聞社が取材に現われた。担当した記者は、Aさんから珍蛇入手の経緯を聞くと、その場で何枚かの写真を撮って帰社したという。そして翌日の夕刊に写真入でこの事件が報道されたのである。
報道された写真はおぼろげではあるが、ツチノコと思しき全体像とその輪郭が写っていて、更には首元から二股に分かれた脊椎も確認できたのである。
この事件には更なる後日談がある。
新聞記事を読んだ山本素石氏が人を介してAさんに連絡を取り、ツチノコと思しき死骸を引き取りたいと申し出た。ところが、死体は既に他人に譲ったというのだ。しかも譲った人物がどこの誰か分からないという。よくよく訊ねてみると、新聞を読んで東京から訪ねて来た学生に進呈したということであった。Aさんにしてみれば、ツチノコの価値観なんぞ考えた事もないから無償で渡したのであろう。

以上が北九州で起きた事件とその経緯である。
その後、東京から来たという学生がツチノコの死骸を世に知らしめた事実はない。本人も名乗り出ないばかりか死骸も行方不明のままである。思うにその学生は、腐敗の進んだ死骸に閉口し東京へ帰る途中で破棄したのではないだろうか。兎に角ミステリアスな事件であり、ツチノコの脊椎が二股に分かれているか否か、その結論さえも空中分解してしまったという、誠に残念な話であった。
この脊椎が二股というのは、ツチノコの特性を考えた場合に合理的な気がしてならない。と言うのも、普段はカマボコを裏返したような形態のツチノコが、空中を飛んでいる際や威嚇行動の際も扁平に近い状態になる。これは二股の脊椎が大きく開く事によって、そのような形態変化を起こすのではないかと考えるからである。もしそうであるとするなら、二股の脊椎は太く短い寸胴のツチノコにとって合理的だと思えるからだ。
この脊椎二股説に対し反対を唱える人は、徳竹則重氏の検分した「一本の脊椎、九対の肋骨」を引き合いに出してくる。
徳竹氏のことは当ブログで既に紹介しているので割愛するが、私はツチノコの肋骨が九対という説には半信半疑である。何故かといえば、強靭な九対の肋骨が有っては狭い穴に潜り込む時や体を扁平にする際に甚だ不便だと考えるからである。やはり肋骨に関しては通常のヘビのように細くて軟骨に近い状態ではないだろうか。

ここで、上掲の脊椎二股画像を、長く伸びた際のツチノコだと考えて頂きたい。そうすることで、普段はもっと脊椎同士の幅が大きく開きズングリした体をご想像できるはずだ。更に脊椎間が開くと、扁平となって「俵蛇」とか「ゴハッスン」と呼ばれる体形に近づくのではないだろうか。

徳竹氏が捕獲して食したツチノコは30cm程で比較的スリムだったという。そのことから推して、信越地方特有の「ツツマムシ」だった可能性が近いと思えるのだ。つまり、高山地帯で稀に出遭う極端に太くて短いマムシのことである。当然、マムシの脊椎は一本であるが、肋骨は通常の蛇と同じで無数に存在する。しかし、何等かの原因で幾本かの肋骨だけが以上に太く強靭に発達してしまい、その影響で長く伸びるはずの体が発育停止したとするなら、ツチノコ型のマムシが誕生するというのは考えすぎだろうか。

正直な話、私はツチノコの脊椎が一本でも二本でもどうでもいいと思っている。それよりなによりも生体を捕獲することが急務である。
先日(4/30)、多摩川の河川敷を探索した際、時ならぬ気温の高さに体が変調をきたしてしまった。もう若くはないのだから別な探索方法に切り替えようと知恵を絞り、ある決断に到達した。それは、夜間観察に重点を置く、である。そう決意してからというもの、赤外線暗視スコープ、赤外線投光機、強力なライト等、夜間探索アイテムの入手に奔走しているのだ。
既に準備は整ったも同然ではあるが、いざ決行となるとまだ時期が早いように思えてくる。それでも今月の中頃からはその模様をお伝えできるはずである。私はツチノコに関する限り執念の二文字でことに臨んでいるが、私の当面の目標はまだ誰にもなされていないビデオカメラによるツチノコの動画を撮影する事だ。そして運がよければ生体捕獲ということになる。そうなればツチノコの背骨が一本か二本か、レントゲンで瞬時分かることだ。

夜間用機材購入費のために貧乏に追い討ちをかける結果になってはいるが、妙にこの夜間作戦が功を奏する気がしてならないのだ。成就するまで努力を続けたいと思う。


次回は「逃げろツチノコ」の検証に戻ります。

※ツチノコに関する情報等やご質問で非公開を御希望の方は zero1995zero@ybb.ne.jp へ!

※超おすすめ! 「ツチノコ共和国」のホームページです。 http://www.d1.dion.ne.jp/~k_nozaki/ 内容の濃さは見て驚き目から鱗です。

※ツチノコ関連の画像は http://photos.yahoo.co.jp/yrbyg995 Yahooフォトからお願い致します。
(掲示してある画像は勝手にお使いください)

※ツチノコのフィギュアならコレが最高! http://www001.upp.so-net.ne.jp/setouchi/oni.html

※mixiに登録されている方は、コミュの「☆ツチノコ・将来再確認生物☆」へも是非お立ち寄り下さい。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=821719