上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

「令和の尾瀬へ」(みやま文庫)

2021年03月16日 | 
令和の尾瀬へ ー守るべきものはなにかー 奥利根自然センター編
B6判 182ページ 定価1500円(みやま文庫会員1000円) 令和3年2月26日発行


 尾瀬の自然保護運動をけん引してきた「尾瀬の自然を守る会」は平成8年に解散
 その元代表で故人内海広重さんが後に主宰したのが「奥利根自然センター」である
 同センターの現代表・副代表4人が執筆

 尾瀬と自然保護運動の略歴と現状を解りやすくまとめてある
 土地の所有者と管理者や行政区域が複雑に絡みあう地域であるがゆえ
 管理状況への様々な辛口な指摘をしている

 興味深く読んだのは「第2章尾瀬の中心域と辺境域」
 尾瀬沼ビジターセンターの建替えの必要性や老朽化し放置された木道など
 様々な指摘は共感するものもある
 これら諸問題に対する具体的な提案やこれからのあるべき方向性などを
 示していただければもっと良かったのかもしれない



 「第2章尾瀬の中心域と辺境域」を読みながら、地図に歩いたことのある道を赤線でたどってみた
  尾瀬は殆どの歩道を歩いたつもりでいたが、いくつかの未踏地域があった
  1:只見川沿いの「小沢平」から「渋沢温泉小屋」ルート
    小沢平の茶屋も渋沢温泉小屋も今は無い
    新潟県側から尾瀬に入るルートでアプローチが遠く気が進まない
  2:御池から駒の小屋
    御池から会津駒への稜線、眺めもよさそうなので近々歩いてみたい
  3:笠ヶ岳から湯の小屋温泉
    前々から歩きたいと思っているが、必ず熊に出くわすと脅されているので行けないでいる

 何れにしても、これからも四季を通して尾瀬に通いたいと思う今日この頃です
  

 
 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿