NoureaのLinux日記

Linux関連の事でもぼちぼちと。Windowsの話題のほうが多いかも。

Xの解像度の設定

2006-08-12 15:09:38 | Linux
Windowsではモニタの大きさに関わらず一律96dpiで決め打ちの様子。
Linuxでは、画面の実寸によって設定したりするから85dpiとか72dpiとか
環境によって色々と変わっていたりする。
そうすると、フォントの大きさをWindowsのと同じにしたはずなのに何か違和感が…という事があるかもしれない。

というわけで、今回はWindowsと同じくXの解像度を96dpiにしてみよう!

1.現在の画面の解像度を確認する
 端末に $ xdpyinfo と入力してみる。
 すると色々と表示されるはず。その中で、
 resolution :
 と書かれている所を確認する。
 ここが 96x96 dots per inch となっている人は既に96dpiとなっているので設定は不要だ
 ここが 86x86 dots per inch とか違う数字になっている人はフォントのサイズ指定がWindowsと少し違っていたりするはずだ。
 せっかくだからここで96dpiにする方法を試してみよう

2.計算する
 自分のディスプレイの表示したいサイズ(1024x768とか1280x1024とかそういうやつ)
 を確認しておいてほしい。
 次に、目的の解像度を確認しよう。(今回は96dpi)
 これで準備完了だ。実際に計算してみよう。
 今回は、1024x768 , 96dpi ということでやっていく。
 いきなり計算にいきましょう。
 1024 × 2.54 ÷ 96(dpi) = 27.0933333333(cm) ≒ 270(mm)…α
 768 × 2.54 ÷ 96(dpi) = 20.32(cm) ≒ 203(mm)…β
 出てきた数字を(αとβ)覚えておいて欲しい。ミリメートルに直した数字で。

3.xorg.confに記述
 /etc/X11/xorg.conf テキストエディタで編集する。(root権限が必要)
 場合によってはXが起動しなくなってしまうという危険性があるので、
 その当たりは注意というか、覚悟してやってほしい。普通は大丈夫だけど。
 記述するのは
 Section "Monitor"~ EndSection 間 の DisplaySize という所。
 ここに、2.で計算したαとβを空白を開けて指定する。(α=270 , β=203)
 具体的には、

 Section "Monitor"
  DisplaySize 270 203 # mm , 96dpi
  …
  …
  …
 EndSection

 と書き換える(無ければ追加するとか。)
 ちなみに、ここでは表示の都合上全角スペースを使っていますが、必ず半角スペースかTabで指定して下さい。
 それと、…の所は Identifier "Monitor[0]" とかの他の項目という意味ですが、このような他の項目は"絶対に"いじらないでください。

4.Xの再起動
 コンピューターを再起動するなり
 Ctrl+Alt+BackSpaceで強制的に再起動をするなり
 とにかくXを再起動すれば少し文字の表示が変わっているはずです。
 $ xdpyinfo | grep resolution  とか打って96x96となっていれば成功です。

※ここに書いてある内容を実行する場合は、くれぐれも自己責任でお願いします。

enjoy!