NoureaのLinux日記

Linux関連の事でもぼちぼちと。Windowsの話題のほうが多いかも。

メニューアイテムを追加する

2006-10-27 23:49:24 | Linux
Portland
http://portland.freedesktop.org/wiki/

Portlandプロジェクトのxdg-utilsを使ってアイコンをKDEやGNOMEのメニューにアイテムを追加してみる。

ちなみに、xdg-utils は、

 xdg-desktop-menu
 xdg-desktop-icon
 xdg-mime
 xdg-icon-resource
 xdg-open
 xdg-email
 xdg-screensaver

で構成されている。

今回は、メニューアイテムなので xdg-desktop-menu を使用。

詳しくは、
http://portland.freedesktop.org/xdg-utils-1.0/
を参照。

1. "xdg-utils" のインストール

 (a) パッケージからインストール
  パッケージマネージャーに該当するパッケージがあればそれをインストール

 (b) ソースからインストール
  本家から.tgzなファイル(xdg-utilsのほう)をダウンロードして、
  展開してconfigureしてmakeしてmake installして使える状態にする。

 うまくいってると/usr/local/binとかにxdg-何たらってのが追加されてるはず。

2. ".desktop" ファイルの作成

 desktopファイル(hoge.desktopとかいうやつ)を用意する。
 ファイルの作り方を説明するのは面倒なのでその辺は各自でよろしく。
 既にあるファイルを持ってきてテキストエディタでいじるかプロパティで編集すれば何とかなると思う。
 ※Konquerorだと、右クリック→新規作成→アプリケーションへのリンク...で設定ダイアログが出るので楽かもしれない。

3. メニューアイテムの追加

 下記のコマンドを打つ。ちなみに、"hoge.desktop" というファイルを追加する場合。

 システム全体
  # xdg-desktop-menu install ./hoge.desktop
 ユーザーonly
  $ xdg-desktop-menu install ./hoge.desktop

エラーが表示されなければ完了。気づいた時には追加されてるはず。

もし、

 xdg-desktop-menu: filename 'hoge.desktop' does not have a proper vendor prefix
 A vendor prefix consists of alpha characters ([a-zA-Z]) and is terminated
 with a dash ("-"). An example filename is 'example-hoge.desktop'
 Use --novendor to override or 'xdg-desktop-menu --manual' for additional info.

とかいうエラーメッセージが出たら
 $ xdg-desktop-menu install --novendor ./hoge.desktop
のように、"--novendor" を追加するとうまくいくはず。

今回はとりあえず追加方法だけということで。

※ xdg-utils 1.0 向けに書いたので、将来のバージョンアップとかで仕様変更したりするとこのページが使いものにならなくなる可能性があるのでそのあたりよろしゅう。

本家のFirefoxを使う

2006-10-25 08:35:25 | Fedora
本家のFirefoxをデフォルトで使いたいと思う人が居ると思うので、方法を。

1.古いgcc用のライブラリをインストール

  # yum install libstdc++*

  これをしないと起動できません。

2.本家からFirefoxをダウンロード

  http://www.mozilla-japan.org/
  http://www.mozilla.com/

3.展開

  ~/Documents/Applications/firefox とか
  ~/Desktop/Documents/Apps/firefox とか
  ~/Apps/firefox とか

  とにかく何でもいいので分かり易い所へ展開。

4.~/.bash_profile の PATHの順序を入れ替える。

  # PATH=$PATH:$HOME/bin
  PATH=$HOME/bin:$PATH
  export PATH

  こんな感じ。

5. ~/bin (ディレクトリ)を作成

6. ~/bin 直下にfirefoxのリンクを作成

  こうすると、
  $ firefox と入力したり、
  メニューをクリックするだけでも起動できるようになる。

全てのマウスのボタンを認識させる

2006-10-03 02:52:11 | Linux
ここのリライト版

概要
 多ボタンマウスのボタン全てを認識させる

必要
 + XOrg 6.9以上
 + X11-driver-evdev

方法
 /etc/X11/xorg.conf の Section "InputDevice" ~ EndSection間の
 Driver "mouse" の部分を Driver "evdev" に置き換え
 Option は Option "Device" の部分だけ残す

  Section "InputDevice"
   Identifier "Mouse0"
   Driver "evdev"
   Option "Device" "/dev/input/event1"
  EndSection

 ※Identifier の部分は上記の物と違っていても変更しないように注意
 ※設定を戻したくなった時のためにバックアップを取るか行頭に『#』でコメントアウトしておくとよい。
 ※空白は全角スペースではなく、半角スペースかTabで埋める。
 ※Option "Device" の所にはmiceなどではなく、必ず"event"の文字が含まれる物を指定する。
  マウスではなくキーボードなどのeventファイルを指定してしまうと最悪Xが起動しなくなる可能性があるので注意。
  マウスのeventファイルは、
  $ cat /proc/bus/input/devices
  などのコマンドを打つと判明するかもしれない。
  また、SUSEの場合、『/dev/input/by-id/』以下にマウスへのリンクが貼られている事がある。
  具体的には、/dev/input/by-id/usb-Logitech_USB_RECEIVER-event-mouse などにリンクが貼られている場合があるのでそれを指定してもよい。

 次に、Section "ServerLayout" ~ EndSection 間にある
 InputDevice のマウスの Identifierを指している所の後ろに "CorePointer" を追加する。
 つまり、

  Section "ServerLayout"
   Identifier "Mouse[1]" "CorePointer"
   ...
   ...
   ...
  EndSection

こんな感じ。
ここでは表示の都合上全角スペースをつかっていたりするので気を付けて。
これがないとマウスが動かなかったりするので注意。

※2個目のマウスだったりした場合には、"CorePointer"の代わりに "SendCoreEvents" と記述するらしい。

Xを再起動すれば変更されているはず。
確認は $ xev などが便利。

Ubuntuと環境変数

2006-10-01 19:27:27 | Ubuntu
どうやらUbuntuでは./.bash_profileの設定が読み込まれていない様子。
6.10の正式版では何とかなってるかもしれないけど、その辺はよくわからない。

では、ログイン時に1度だけ設定すればいいような環境変数とかの設定はどこに書けばいいのかなと調べてみた所、どうやらそんな素敵な物は無いそうです。

~/.bashrc に書くのもいいかと思ったけど…

せっかくだし、無いなら作っちゃいましょう。~/.xprofile 辺りに。

1.『sudo nautilus』とかで『/etc/X11/Xsession.d/』に移動
2.『99local-settings』とかそんな名前のファイルを作ってgeditとかで編集
編集内容は

if [ $HOME/.xprofile ];then
. $HOME/.xprofile
fi


こんな感じ。
3.新たに一般ユーザーの『nautilus』とかでホームディレクトリを開く
4.隠しファイルを表示する設定にしておく
5.『.xprofile』っていう名前のファイルを作成
6.geditとかで開いて環境変数とかを書き込む。
書込内容は

export PATH=~/hoge/bin:$PATH
export HOGE=Hogetemita


とかこんな感じで。
7.一旦ログアウトして、再ログイン
8.端末で『echo $PATH』とか『echo $HOGE』とかやってみて反映されてるのを確認

大体こんな感じ。

ちなみに、システム全体で環境変数を設定する場合は、
ただ単に『/etc/environment』を編集すればいいみたい