NoureaのLinux日記

Linux関連の事でもぼちぼちと。Windowsの話題のほうが多いかも。

yumのあれこれ

2006-12-06 18:24:54 | Linux
1.特定のアップデート対象ファイルに依存が出てyum updateができない時の対処法
特定のパッケージのみ更新する
 # yum update [hoge hoge-devel etc...]
※大抵は放置しておけば数日後までには対処されている。

2.rpmのデータベースが壊れていてyumで更新できない時
 # rm /var/lib/rpm/__db.00?
 # rpm --rebuilddb
これで大丈夫なはず。データベースの再構築をするので少し時間が掛かる。

3.特定のパッケージを更新リストから外したい時
/etc/yum.conf をroot権限で編集。
hoge-devel と huga huga-nasu huga-boke huga-...を排除したい時は
『exclude=』の行に
『exclude= hoge-devel-* huga-*』のように編集する。

WindowsのパーティションとLinux

2006-11-04 17:32:11 | Linux
NTFSのマウントには
http://www.linux-ntfs.org/
ここのツールを入れる。
(ntfs-progs ntfs-progs-fuse)

ちなみに、これだけでは依存関係でインストールできないので
fuseを予めインストールしておく必要あり。(大抵はパッケージが用意されてる)

/etc/fstab に記述する場合(起動時自動マウント)

NTFS
/dev/hda1 /mnt/c ntfs-fuse fmask=0111,dmask=0,locale=en_US.utf8 0 0

FAT32
/dev/hda2 /mnt/d vfat fmask=0111,dmask=0,codepage=932,iocharset=euc-jp 0 0

※/dev/hda? /mnt/? の部分は各自で調整する。

コマンドラインでのマウント
FAT32
#mount -t vfat /dev/hda2 /mnt/d -o fmask=0111,dmask=0,codepage=932,iocharset=euc-jp

NTFS
#ntfsmount /dev/hda1 /mnt/c -o fmask=0111,dmask=0

※/dev/hda? /mnt/? の部分は各自で調整する。

※ntfsの仕様は公開されていないようなので、これを使うことで不具合が起きる可能性も考えられます。ちなみに、個人的にはこれをバリバリ使っていて、今のところ不具合を感じた事はないです。ってとこだけど、一応毎度おなじみの自己責任でよろしく。

メニューアイテムを追加する

2006-10-27 23:49:24 | Linux
Portland
http://portland.freedesktop.org/wiki/

Portlandプロジェクトのxdg-utilsを使ってアイコンをKDEやGNOMEのメニューにアイテムを追加してみる。

ちなみに、xdg-utils は、

 xdg-desktop-menu
 xdg-desktop-icon
 xdg-mime
 xdg-icon-resource
 xdg-open
 xdg-email
 xdg-screensaver

で構成されている。

今回は、メニューアイテムなので xdg-desktop-menu を使用。

詳しくは、
http://portland.freedesktop.org/xdg-utils-1.0/
を参照。

1. "xdg-utils" のインストール

 (a) パッケージからインストール
  パッケージマネージャーに該当するパッケージがあればそれをインストール

 (b) ソースからインストール
  本家から.tgzなファイル(xdg-utilsのほう)をダウンロードして、
  展開してconfigureしてmakeしてmake installして使える状態にする。

 うまくいってると/usr/local/binとかにxdg-何たらってのが追加されてるはず。

2. ".desktop" ファイルの作成

 desktopファイル(hoge.desktopとかいうやつ)を用意する。
 ファイルの作り方を説明するのは面倒なのでその辺は各自でよろしく。
 既にあるファイルを持ってきてテキストエディタでいじるかプロパティで編集すれば何とかなると思う。
 ※Konquerorだと、右クリック→新規作成→アプリケーションへのリンク...で設定ダイアログが出るので楽かもしれない。

3. メニューアイテムの追加

 下記のコマンドを打つ。ちなみに、"hoge.desktop" というファイルを追加する場合。

 システム全体
  # xdg-desktop-menu install ./hoge.desktop
 ユーザーonly
  $ xdg-desktop-menu install ./hoge.desktop

エラーが表示されなければ完了。気づいた時には追加されてるはず。

もし、

 xdg-desktop-menu: filename 'hoge.desktop' does not have a proper vendor prefix
 A vendor prefix consists of alpha characters ([a-zA-Z]) and is terminated
 with a dash ("-"). An example filename is 'example-hoge.desktop'
 Use --novendor to override or 'xdg-desktop-menu --manual' for additional info.

とかいうエラーメッセージが出たら
 $ xdg-desktop-menu install --novendor ./hoge.desktop
のように、"--novendor" を追加するとうまくいくはず。

今回はとりあえず追加方法だけということで。

※ xdg-utils 1.0 向けに書いたので、将来のバージョンアップとかで仕様変更したりするとこのページが使いものにならなくなる可能性があるのでそのあたりよろしゅう。

全てのマウスのボタンを認識させる

2006-10-03 02:52:11 | Linux
ここのリライト版

概要
 多ボタンマウスのボタン全てを認識させる

必要
 + XOrg 6.9以上
 + X11-driver-evdev

方法
 /etc/X11/xorg.conf の Section "InputDevice" ~ EndSection間の
 Driver "mouse" の部分を Driver "evdev" に置き換え
 Option は Option "Device" の部分だけ残す

  Section "InputDevice"
   Identifier "Mouse0"
   Driver "evdev"
   Option "Device" "/dev/input/event1"
  EndSection

 ※Identifier の部分は上記の物と違っていても変更しないように注意
 ※設定を戻したくなった時のためにバックアップを取るか行頭に『#』でコメントアウトしておくとよい。
 ※空白は全角スペースではなく、半角スペースかTabで埋める。
 ※Option "Device" の所にはmiceなどではなく、必ず"event"の文字が含まれる物を指定する。
  マウスではなくキーボードなどのeventファイルを指定してしまうと最悪Xが起動しなくなる可能性があるので注意。
  マウスのeventファイルは、
  $ cat /proc/bus/input/devices
  などのコマンドを打つと判明するかもしれない。
  また、SUSEの場合、『/dev/input/by-id/』以下にマウスへのリンクが貼られている事がある。
  具体的には、/dev/input/by-id/usb-Logitech_USB_RECEIVER-event-mouse などにリンクが貼られている場合があるのでそれを指定してもよい。

 次に、Section "ServerLayout" ~ EndSection 間にある
 InputDevice のマウスの Identifierを指している所の後ろに "CorePointer" を追加する。
 つまり、

  Section "ServerLayout"
   Identifier "Mouse[1]" "CorePointer"
   ...
   ...
   ...
  EndSection

こんな感じ。
ここでは表示の都合上全角スペースをつかっていたりするので気を付けて。
これがないとマウスが動かなかったりするので注意。

※2個目のマウスだったりした場合には、"CorePointer"の代わりに "SendCoreEvents" と記述するらしい。

Xを再起動すれば変更されているはず。
確認は $ xev などが便利。

アイコンリストにアイコンを追加する

2006-08-18 01:13:43 | Linux
Portland
http://portland.freedesktop.org/wiki/

Portlandプロジェクトのxdg-utilsを使ってアイコンをKDEやGNOMEのアイコンのリストに追加してみる。

まずは、xdg-utilsをダウンロードして、展開してconfigureしてmakeしてmake installして使える状態にする。
うまくいってると/usr/local/binとかにxdg-何たらってのが追加されてるはず。
確認した時のバージョンは1.0beta1
※1.0beta3は追記まで飛んでね

ちなみにここ読めば使いかたは大体書いてあるよ。
http://portland.freedesktop.org/xdg-utils-1.0beta1/

次に、アイコンを用意する。
サイズは 16x16/22x22/32x32/48x48/64x64/128x128
種類は xpm/png/svg
のどれかでないと駄目みたい。
違ってる時はGIMPとか使ってリサイズしたので試してみてね。

インストールするアイコンを64x64の piyo.png とすると、
システム全体にインストールするには
# xdg-icon-resource install --size 64 --system ./piyo.png
ユーザーだけでインストールするには
$ xdg-icon-resource install --size 64 --user ./piyo.png
これでCache file created successfully.とか表示されれば完了。
アイコンがアイコンのリストに追加されてるはず。

追記
1.0beta3では少し仕様が変わっているようです。

64x64pxのpiyo.pngを追加したいときは、

 $ xdg-icon-resource install --size 64 ./piyo.png

のようにする。

もし、
 xdg-icon-resource: filename 'piyo.png' does not have a proper vendor prefix
 A vendor prefix consists of alpha characters ([a-zA-Z]) and is terminated
 with a dash ("-"). An example filename is 'example-piyo.png'
 Use --novendor to override or 'xdg-icon-resource --manual' for additional info.
のようなエラーが出た場合は、

 $ xdg-icon-resource install --novendor --size 64 ./piyo.png

のようにやるといいかも

一般ユーザーかrootかでインストールする場所が変わるみたいです。

ちなみに、一般ユーザーで上のをやると、 ~/.local/share/icons/hicolor/64x64/apps にインストールして、~/.kde/share/icons/hicolor/64x64/apps にpiyo.pngへのリンク という感じみたいです。見落としがあるかもしれませんけど。

HDDを設定で静音化

2006-08-18 00:50:47 | Linux
HDDのシーク音(?)を静音化する設定

あるコマンドを打つだけでHDDが静かになっちゃうかもしれない設定。

(機能がHitachi Feature Toolsと同じなら日立IBMとSeagateのみで動作のはず。
 でも、もしかしたら違うメーカーのでも大丈夫かもしれないしその辺はよくわからない。)

/dev/hdaのシーク音を低減するには

 # /sbin/hdparm -M 128 /dev/hda

たぶんこれで静かになるはず。
hdbでやりたい人は /dev/hda を /dev/hdb に置き換えたり
数値を変えたい人は 128 を 128-254 の間で好きな数字に変えるといいかも
HDDによっては数段階シーク音(?)が変化したりするらしい。
ただし、静かになるだけ転送速度が少しだけど下がるみたい。


ここからはSUSEのみ

 どうやらSUSE Linuxでは、デフォルトで起動時に設定を書き換えるみたい。
 これだとうるさいという人は、

  YaST2 -> システム -> /etc/sysconfigエディタ
   System -> Powermanagement -> Powersave -> Disk -> HDPARM_ACOUSTIC_PERF

 ここの値が254とかになってると思うから、254から128にする。
 (注意.128-254の間で有効みたいだから、くれぐれも変な値を入れないで。)
 上にも書いたように、HDDによっては効果がないかもしれない。

ここまで

※多分変なことにはならないと思うけど、自己責任ということでよろしく。

Xの解像度の設定

2006-08-12 15:09:38 | Linux
Windowsではモニタの大きさに関わらず一律96dpiで決め打ちの様子。
Linuxでは、画面の実寸によって設定したりするから85dpiとか72dpiとか
環境によって色々と変わっていたりする。
そうすると、フォントの大きさをWindowsのと同じにしたはずなのに何か違和感が…という事があるかもしれない。

というわけで、今回はWindowsと同じくXの解像度を96dpiにしてみよう!

1.現在の画面の解像度を確認する
 端末に $ xdpyinfo と入力してみる。
 すると色々と表示されるはず。その中で、
 resolution :
 と書かれている所を確認する。
 ここが 96x96 dots per inch となっている人は既に96dpiとなっているので設定は不要だ
 ここが 86x86 dots per inch とか違う数字になっている人はフォントのサイズ指定がWindowsと少し違っていたりするはずだ。
 せっかくだからここで96dpiにする方法を試してみよう

2.計算する
 自分のディスプレイの表示したいサイズ(1024x768とか1280x1024とかそういうやつ)
 を確認しておいてほしい。
 次に、目的の解像度を確認しよう。(今回は96dpi)
 これで準備完了だ。実際に計算してみよう。
 今回は、1024x768 , 96dpi ということでやっていく。
 いきなり計算にいきましょう。
 1024 × 2.54 ÷ 96(dpi) = 27.0933333333(cm) ≒ 270(mm)…α
 768 × 2.54 ÷ 96(dpi) = 20.32(cm) ≒ 203(mm)…β
 出てきた数字を(αとβ)覚えておいて欲しい。ミリメートルに直した数字で。

3.xorg.confに記述
 /etc/X11/xorg.conf テキストエディタで編集する。(root権限が必要)
 場合によってはXが起動しなくなってしまうという危険性があるので、
 その当たりは注意というか、覚悟してやってほしい。普通は大丈夫だけど。
 記述するのは
 Section "Monitor"~ EndSection 間 の DisplaySize という所。
 ここに、2.で計算したαとβを空白を開けて指定する。(α=270 , β=203)
 具体的には、

 Section "Monitor"
  DisplaySize 270 203 # mm , 96dpi
  …
  …
  …
 EndSection

 と書き換える(無ければ追加するとか。)
 ちなみに、ここでは表示の都合上全角スペースを使っていますが、必ず半角スペースかTabで指定して下さい。
 それと、…の所は Identifier "Monitor[0]" とかの他の項目という意味ですが、このような他の項目は"絶対に"いじらないでください。

4.Xの再起動
 コンピューターを再起動するなり
 Ctrl+Alt+BackSpaceで強制的に再起動をするなり
 とにかくXを再起動すれば少し文字の表示が変わっているはずです。
 $ xdpyinfo | grep resolution  とか打って96x96となっていれば成功です。

※ここに書いてある内容を実行する場合は、くれぐれも自己責任でお願いします。

enjoy!

Gecko系HTML作成ソフト

2006-07-28 07:33:48 | Linux
Mozillaは更新終了ということらしいので、
Composerの代替となるアプリケーションを陳列
(どうやらSeamonkeyとしてコミュニティベースで更新が継続されている模様)

Nvu
http://nvu.com/index.php

Kompozer
http://kompozer.net/
http://sourceforge.net/projects/kompozer

Kompozerは非公式なnvuの修正開発版らしい。
どっちもWin版があるけどKompozerのほうはCygwin用らしいので注意。

tarballからのrpmの作り方

2006-06-06 03:50:39 | Linux
rpmってのは、作業命令を記述したhoge.specっていうファイルを同梱した書庫ファイルみたいな物で、tarballに拡張子が.specっていうファイルが中に入っていれば、簡単にrpmを作れる。今回はそのまま使えるrpmをtarballから作る方法。

主要コマンド : rpmbuild
対象ファイル : ~/hoge-1.2.3.tar.gz
 % su
 % cd ~
 % rpmbuild -tb hoge-1.2.3.tar.gz

多分suしないとエラーが出ると思う。SUSEだと大丈夫だったはず
うまくいくと /usr/src/ 以下のどっかにできてるはず

specファイルが無い時は諦めるかmakeするかspecファイルを作って
-tb を -bb にして同じディレクトリにspecファイルを置いてそれをtar.gzの代わりに指定。

swapfileを作る

2006-05-20 01:03:06 | Linux
Linuxでは、swapにはswapパーティションを使うのが普通ですが、
swapfileをswapに割り当てる事ができます。
ファイルなのでサイズを調節できます。
というわけで、swapfileを作って次回起動時からswapとして使えるようにしてみましょう。
今回は、/home/.swap/以下に2GBのswapfileというファイルを作ることにします。
512MBを割り当てたい時には countの所をcount=512に修正してください。
bs=1048576 となっているのは、 1024バイト x 1024 = 1048576 (つまり1MBってことね)だからです。

swapfileをswapに割り当てる方法
1.コマンド入力。
# dd if=/dev/zero of=/home/.swap/swapfile bs=1048576 count=2048
(2GBのファイルを生成するので2分間くらい動きが重くなるかも。)
2.コマンド入力。
# mkswap /home/.swap/swapfile
(swapfileをswapにします。)
3.コマンド入力。
# swapon /home/.swap/swapfile
(swapfileをswapとしてswapします(笑))

これでOK。
swapされているか確かめたい時は、# swapon -s で。
(見付からないと言われた時は /sbin/swapon と入力するといいかも)

起動時にswapさせる方法
/etc/fstab をエディタで開いて
/home/.swap/swapfile swap swap defaults 0 0
を追加。
これでOK。

今回は/home/.swap/swapfile として作ったんだけど、
/swap/swapfile とか /etc/swap/sWapFile とか /root/suwappu とかでも大丈夫なはず。
でもなるべくわかりやすい所に置いたほうがいいかも。