NoureaのLinux日記

Linux関連の事でもぼちぼちと。Windowsの話題のほうが多いかも。

IM起動スクリプトの場所

2006-07-22 23:41:08 | SUSE
最終更新:2006/7/30

SCIMとかUIMとかのIM(日本語とかを入力するやつ)は、
起動スクリプトに記述されていることがほとんどのようです。
SUSEも例外ではありません。
設定はLinuxのディストリビューションによって違うことのほうが多いみたいなので
違うLinuxを使っている人は注意してね。(ちなみに今回のはSUSE 10.1)
追記:どうやらIMの設定には何種類かの方法があるようです。

設定方法その1 環境変数LANG でIMを変える
 一応、LANG=jaという事で話を進めます。
 /etc/X11/xim.d 以下の指定言語ディレクトリを見てください。
 scim,uimなどのファイルがあると思います。(インストールされていれば)
 更に、/etc/X11/xim.d/ja/ が存在している筈です。
 そのディレクトリに移動すると、50-scim とか 60-uim とかのファイルがあると思います。
 このファイルをテキストエディタで開いてみると、GTK_IM_MODULE等のIMの設定に必要な環境変数や起動するアプリケーションが記述されていると思います。
 50-scimの50とかの数字の若いファイルが読み込まれる為、自己流で設定したい人は40-local等の先頭の数字が若いファイルを作成してそこに必要な設定を記述すればOK。
 場所さえわかっていれば後は変更も簡単なので一応これをオススメしてみます。
 ※管理者権限が必要です

設定方法その2 /etc/sysconfig/langage で INPUT_METHODを指定
 /etc/sysconfig/ の langage というファイルをテキストエディタで開くと
 INPUT_METHOD="" という行があるようです。
 そこの""の所に、/etc/X11/xim.d/にあるファイル(scimやuimなど)の名前を指定すると(INPUT_METHOD="scim"のように)、その設定が読み込まれるようです。
 今の所この方法では未確認なのでその辺よろしく。
 ※管理者権限が必要です

設定方法その3 ユーザー毎の初期化設定ファイルに記述
 ~/.bash_profileとかの設定ファイルにその2のような設定方法を書き込む方法だけど、
 bashやtcshやzshなどのシェルによってファイル名が変わるみたいなので、
 どこに書けばいいかは各自でよろしく。
 要するに、/etc/X11/xim.d/ にあるIMの記述ファイル名を指定するだけ。
 scimとかを指定したい人は、
 IMPUT_METHOD="scim" のようにやればOK。
 今のところこの方法では未確認なのでその辺よろしく。
 ※管理者権限が無くても設定可能です。

システムが確認する優先度としては、その3 -> その2 -> その1 の順番のようです。