写真を撮り、日本の暮らしや文化を学ぶクラスを教えてます。
スイスのローザンヌ工科大の学生の授業の様子です。
スイスは、ドイツ語圏とフランス語圏がありますが、この授業のメイン言語は、一応英語です。
でもデスカッションとなると、ドイツ語やフランス語が飛び出します。
その方がいいたいことが言えるみたいなので、無理に止めないで一旦、ことばにして言わせてます。
もちろん私はわからないので、"Translation, please."(訳してくださ~い)と言って、授業を進めます。
学生たちは、覚えた日本語も使ったりもして、4ヶ国語でやる授業もなかなかグローバルな感じでおもしろいです。
写真ではまじめ~な様子ですが、冗談も言い合ったりして、楽しいクラスでした。
今回の学生は、「日本のことを何も知らない」と言ってましたが、そのせいか伝統的なことから、今的なことまで広く関心をもってくれたことが、よかったと感じてます。
最近の傾向としては、海外での日本のアニメ、漫画ブームの影響で、それだけが日本の文化と思い込み、それ以外には全く目をむけたがらない学生もいるのです。
授業の最後は、彼らの見た日本の作品づくりと発表です。
写真をどう組み合わせて自分のアイディアを構築するか。
編集作業には、かなり悩んでましたが、撮影から編集にいたる彼らの思考の流れをみるのが一番おもしろいんですよ。
作品づくりのポイントは、コンセプトを明確にすること。コンセプトをうまく表現する形(レイアウト)を考えるということ。
学生の自由な発想を引き出すように、授業をもっていきます。
3D表現も奨励してます。
今回のユニークな作品をひとつ紹介します。
いっていることは、シンプル。日本人とお米。ご飯を食べ、田んぼがどこにでもある。お米を使ったスナック菓子もあるし、お酒もお米から作られる・・・
日本に初めて来て、実際に暮らしてみて驚いたことが素直に出ていていい。
ダイヤモンドみないな形(米つぶのつもり?)に仕上げたのがおもしろいね