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都知事選に日本の命運

2014年01月12日 | 日記
「都知事選に日本の命運」細川氏決意の舞台裏 

 政界を引退した首相経験者が首都のかじ取り役を目指すという、前代未聞の展開の東京都知事選。細川護熙(もりひろ)元首相(75)が出馬の意向を固める直前、ジャーナリストの池上彰氏との会合で「都知事選には日本の命運がかかっている」と出馬への意欲を示していたことが分かった。2020年東京五輪についても「東京が独り占めしてもいいのか」と疑問を示していた。 (都知事選取材班)

 「池上さんがいいんじゃないか。彼を口説こう」

 昨年十二月十日の夜、静岡県熱海市の中華料理店。医療法人「徳洲会」グループからの五千万円受領問題で、猪瀬直樹前知事への追及が激しさを増す中、細川氏を囲む少人数の忘年会が開かれた。誰が次期都知事にふさわしいか-。そんな話題の中で、細川氏は池上氏の名を挙げた。

 この発言には前段があった。昨年十一月、細川氏は池上氏から、出版社を通じてインタビューの申し入れを受けた。池上氏が手掛けていたのは、小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」発言を分析する著作。池上氏は、3・11後に「脱原発」を志向し、昨年秋ごろ、本紙の取材などで安倍晋三政権の原発再稼働路線を批判していた細川氏に注目したのだった。インタビューは実現しなかったが、あいさつもかね、両者は年明けに顔合わせをした。

 一月六日夜。都内のイタリアンレストランで、細川氏とその側近らが池上氏と顔を合わせた。細川氏は「池上さん、都知事選に出ませんか」と切り出した。

 この直前、週刊誌に「小泉純一郎元首相が細川氏を擁立する」との観測が報じられていた。池上氏は「私は都知事選投開票日の特別番組で、候補者をインタビューする予定です。細川さんこそ出ないんですか」と問い返した。

 細川氏からは明確な答えはなかった。しかし、「カジノを容認したら女性の支持は離れるだろうか」「五輪は東京だけが独り占めしていいのか。被災地が置き去りにならないか」など、都政を意識した質問を、池上氏にぶつけてきた。

 「出るなら晩節を汚しますよ」。側近が危ぶむと、細川氏はこう答えた。「都知事選には日本の命運がかかっている。勝ち負けは関係ない。世論を喚起できればそれでいいんだ」

 やる気満々だな-。そう感じた池上氏は、細川氏が一足先に店を出た後、残った側近らに「もし私が現役の記者だったら『細川氏、出馬へ意欲』と打ちますね」と漏らした。

 この間、細川氏はかつての複数の仲間にも相談。一月四日には、小泉氏に近い中川秀直元自民党幹事長とも会合を持ち、徐々に出馬への意志を固めた。

 一月八日、日本新党時代の細川氏の参謀に一本の電話があった。秘書を介した細川氏からの伝言だった。「全軍の指揮を執ってくれ」。細川氏の決断が周囲に公になった瞬間だった。

(1/12 東京新聞)

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