柳家権太楼独演会に
行ってまいりました。
@ワルツホール所沢
会場は元・映画館。
相変わらず簡素。笑。
でも、権太楼師匠が登場すると、
この殺風景な高座が
気にならなくなるから不思議。
微妙な表情の変化、目線の動き、
一挙手一投足がいちいち可笑しい。
言葉で落語を話しているのではなく、
存在そのものが落語なんだなぁ。
そして最大の特徴は、
溢れる温かみと感じる。
(師匠のルックス的に、
冷ややかさを感じようがないけど)
だから『笠碁』に降る雨も、
濡れても風邪をひかなそうな、
最高に温ったかい雨なのだ。
野暮な説明セリフは一切ない
権太楼落語ですが、
ときどき入るオモシロ解説に、
なるほど〜!と納得。
たとえば…
「いい女」と(サラッと)言うと、
「どーでもいい女」が浮かんでしまう。
お客さんの頭に最高にきれいな
いい女を想像させるには、
「いぃぃ〜い!女」と強調して
(リキんで)言わないとダメ。
たしかにね!笑。
ところで、
今日のチケットは兄からの誕プレ。
兄と一緒に行きました。
兄とふたりだけで
エンタメに出かけるなんて、
小学生の頃、近所の映画館で
東映マンガ祭りを見て以来ぶり?笑。
兄上、ありがとう!