昨年の秋の終わり
仕事で、イベントで売るガパオライスを頼まれた。
昨日見た時は気がつかなかった。
ほぼほぼお馴染みさん相手に売るガパオライスとは、量も値段も規格が違う。
しかも、イベント名が「世界美味しい物大集合」とはプレッシャーがかかる。
他所と被らないようにと、主催者と相談してのガパオライスだそうだ。
「じゃあ、いつもより本格的に作らなくっちゃあ」と、色々調べていると「ホーリーバジル」というワードがでてきた。
バジルと言っても種類は色々、スーパー等でよく目にするのは「スイートバジル」
「ホーリーバジル」と「スイートバジル」どんな違いがあるの?
「ホーリーバジル」は香りが強くて、加熱しても風味が飛びにくいから、炒め物、揚げ物、ハーブティーに向く、タイ料理には必要不可欠な物らしい。
「よし、これだ!!」「生のホーリーバジル」
・・・と思っても、家の回りじゃあ売っている所もなければ、探して回る時間もないので、Amazonや楽天を検索して6ヶ入りの苗を購入した。
「イベントに間に合ってよかったー」
かわいい苗が6ヶ箱に入っていて「うまく送られてくるもんだ」と、取り出してみると
「うわっ、小っちゃい」
そりゃあそうだ。普通なら収穫終わって、これから冬だよ~
辛うじて足りる位の量の小っちゃな葉っぱ。
茎には毛があり、葉っぱは「スイートバジル」とは違って、艶がなく、ちょっとミントの葉にも似たようなギザギザで、大葉にも似たような感じだった。
早速作ろう。
プチプチプチと手で摘んで、ガパオの仕上げに入れて炒めてみると、
確かに!!香りがいい
「よーし、本格的」完成。
無事にガパオライスの納品ができました。
葉を摘んでしまったので、かわいそうな姿になってしまった「ホーリーバジル」
「残った苗、なんとか冬越すよ!!」
日曜日にホームセンターで、土と鉢、家庭用の小さな温室も買いました。
日本の気候では一年草とされる「ホーリーバジル」、なんとか半分の3ヶが冬越しに成功。
だいぶ暖かくなってきたので、お天気のいい日には、朝、温室から出してお日様に当てる。
60㎝位に成長するそうだが、家のはまだまだ20㎝にもならない痩せっぽっちのちびっこだ。
今朝、温室から出すと、毛のはえた茎の何ヵ所かに新芽を見つけた。
昨日見た時は気がつかなかった。
「頑張ってるんだなぁ」
毎日コロナコロナと暗いニュースばかりで、家の仕事は4月も駄目!!
がっくりきていた時に見つけた新芽にほっこり。
「私も頑張らなくっちゃあ」