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法 水 道~The Road to NORIMIZU

映画・演劇についての戯言。ブログ引っ越しの際、一部文字化けや画像の不具合が出ております旨、ご了解ください。

『あん』

2015-06-07 21:16:00 | 映画道
『あん』

2015年日本・フランス・ドイツ映画 113分
脚本・監督・編集:河瀬直美
原作:ドリアン助川『あん』(ャvラ社刊)
主題歌:秦基博「水彩の月」
撮影:穐山茂樹  照明:太田康裕  録音:森英司  美術:部谷京子
編集:ティナ・バス
出演:樹木希林(吉井徳江)、永瀬正敏(千太郎)、内田伽羅(ワカナ)、市原悦子(佳子)、浅田美代子(どら春のオーナー)、水野美紀(ワカナの母)、太賀(ワカナの先輩・陽平)、兼松若人(オーナーの甥・若人)、駐煌C羽(中学生)、高橋咲樹(同)、村田優吏愛(同)


  
縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎のもとに、ある日、求人募集の張り紙を見た徳江がやってくる。彼女の勢いにのまれどら焼きの粒あん作りを任せたところ、あんの味が評判となりあっという間に店は大繁盛。つぶれたどら焼きをもらいにくる女子中学生・ワカナもだんだんと徳江に馴染んでいく。しかしかつて徳江がハンセン病患者だったことが広まり、客が一気に離れていった。この状況に徳江は店を去り、千太郎やワカナの前から消えてしまう。それぞれの思いを胸に、二人は徳江を探す……。【「KINENOTE」より】

ドリアン助川さんの同名小説を河瀬直美監督が映画化。

これまでどちらかと言うと、我が道を往くという感じの河瀬監督だったが、本作はドリアン助川さんの原作があるということもあってか、非常に判りやすく、なおかつ物語の持つ力を感じさせる仕上がりとなっている(前作が酷かっただけに尚更ね)。

そして、それはもう何と言っても樹木希林さんに負うところが大。
これまでも数々の名演技を見せてくれた樹木さんだが、本作は間違いなく彼女の代表作の1本となる。今年の各映画賞の主演女優賞はもう決まったようなものではないか。
上映後の舞台挨拶で河瀬監督が話していたけど、徳江が千太郎に「おいしいときは笑うのよ」というシーン、あれは永瀬さんが泣いているのを見て監督が「泣きたいときには笑うのよ」と言ってくれとカメラが回っている最中にメモを渡したところ、あのような台詞になったのだとか(カメラマンも泣いていたらしい)。
それはとりもなおさず樹木さんが徳江になりきっているからこそ出来た演技であろう。
また、中学生たちに語る「何やってもいいのよ、自由なんだから」という言葉には若い頃から隔離され、まさに鳥籠の中の鳥のような生活を送ってきた徳江ならではの重みが感じられた(その後、ワカナから預かったインコを解き放つのも象徴的)。

対する永瀬正敏さんも非常によかった。
働いていた酒場で喧嘩の仲裁に入ったところが相手に障害を負わせてしまったという過去を持ち、甘いものは苦手なのにどら焼き屋をやっている千太郎。戸惑いながらも徳江を受け容れていく姿に好感。

上述通り、この日は舞台挨拶があり、河瀬監督の他、永瀬正敏さん、ドリアン助川さん、秦基博さんが来場。写真撮影も許可の他、挨拶後にはサイン会も。


★★★


『神々のたそがれ』

2015-06-07 20:25:00 | 映画道
『神々のたそがれ』
Трудно быть богом

2013年ロシア映画 177分
脚本・監督:アレクセイ・ゲルマン
脚本:スヴェトラーナ・カルマリータ
原作:アルカージー・ストルガツキー、ボリス・ストルガツキー『神様はつらい』
撮影:ヴラディミール・イリン、ユーリー・クリメンコ
美術:セルゲイ・ココフキン、ゲオルギー・クロパチョーフ、エレーナ・ジューコワ
編集:イリーナ・ゴロホフスカヤ、マリヤ・アモーソワ
音楽:ヴィクトル・レーベデフ
出演:レオニド・ヤルモルニク(ドン・ルマータ)、アレクサンドル・チュトゥコ(ドン・レバ)、ユーリー・ツリーロ(男爵)、エフゲニー・ゲルチャコフ(医師ブダフ)、ナタリア・モテーヴァ(ルマータの恋人アリ)、ヴァレンティン・ゴルベンコ(アラタ)、ニキータ・スコルコフ(クシス大佐)


   
地球より800年ほど進化が遅れている別の惑星に、学者30人が派遣された。その惑星にはルネッサンス初期を思わせたが、何かが起こることを浮黷驍ゥのように反動化が進んでいた。王国の首都アルカナルではまず大学が破壊され、知識人狩りがおこなわれた。彼らの処刑にあたったのは王権守護大臣ドン・レバの分隊で、灰色の服を着た家畜商人や小売商人からなっていたこの集団は“灰色隊”と呼ばれ、王の護衛隊は押しのけるほど勢力を担っていた。地球から派遣された学者の一人に第17代貴族ドン・ルマータと名乗る男がいた。ルマータは、地域の異教神ゴランの非嫡出子であるとされていた。誰もがこの話を信じたわけではないが、皆ルマータのことを警戒した。知識人たちの一部は隣国イルカンへ逃亡した。そのなかには農民一揆の頭目である「背曲がりアラタ」や、錫鉱山で使役される奴隷たちもいた。ルマータはアルカナルに潜入し、知識人たちを匿うべく努めていた。ある日、ルマータは皇太子のいる寝室で当直の任務に就く。だがその直後に、彼は寝室に押しかけた“灰色隊”に取り囲まれ、逮捕を告げられる。ルマータは抵抗するが、結局捕まって連行される。“灰色隊”の隊長クシス大佐がルマータに絞首刑を宣するが、その直後にドン・レバ率いる“神聖軍団”の修道僧たちが大佐を撲殺する。やがて街に“神聖軍団”が集結する。ドン・レバは彼らに“灰色隊”を殲滅させ、自らの主導による新たな政権を確立しようとしていた……。【公式サイトより】

2013年に亡くなったアレクセイ・ゲルマン監督の遺作。
本作は妻と息子の手によって完成にこぎつけたのだとか。

この映画を一言で言えば混沌。
筋を追おうとしてもなかなかついていけず、糞尿やら血液やら泥土やら驟雨やら内臓やらがモノクロの画面を覆いつくす。一体どこへ向かおうとしているのか分からないまま、ひたすら画面を追い続ける3時間。意外と退屈はしなかったけど、すっきりもせず。
原作および原題の直訳は「神様はつらい」らしいけど、お尻がつらかったわ!


★★


『イマジン』

2015-06-04 23:26:00 | 映画道
『イマジン』
IMAGINE

2012年メ[ランド・ャ泣gガル・フランス・イギリス映画 105分 
脚本・監督・製作:アンジェイ・ヤキモフスキ
撮影:アダム・バイェルスキ  音楽:トマシュ・ガッソウスキ
出演:エドワード・ホッグ(イアン)、アレクサンドラ・マリア・ララ(エヴァ)、メルki
オール・ドルエ(セラーノ)、フランシス・フラパト(医師)、ジョアン・ラガルト(フンベルト神父)、アリックス・プランコ(イアンの生徒)、アントニオ・ホロ(同)、クラウジア・ソアレス(同)、デニルソン・ゴメス(同)、エリー・ウォールワーク(同)、グレース・ホイットフォード(同)、ジェイソン・モネロ(同)、ジョナサン・デラロンデ(同)、ジョシュア・ブラック(同)、ルーシー・ホーガン(同)、マヤ・アル=カドリ(同)、ネルジオ・ネベス(同)、ソフィア・サントス(同)、テミ・アビロエ(同)、ティアゴ・オリヴェイラ(同)、トム・バートン(同)、パブロ・マルテル(店員マリオ)


   
リスボンにある、視覚障害者のための診療所。ここでは古い修道院に無償で場所を借り、世界各国から集まった患者たちに治療やトレーニングをおこなっている。そこにひとりの男がやって来る。彼の名はイアン、診療所にいる盲目の子供たちを相手に“反響定位”の方法を教えるインストラクターだ。これを身に付ければ目が不自由でも視覚障害者用の白杖を使わずに外へ出て、自分を取り巻く環境を探求することも可能なのだ。白杖なしで自由に歩けるイアンの目的は、自身の技術や信念を伝授すること。生徒たちを危険にさらさないことを条件に、イアンは診療所で働き始める。授業を受けるのは、さまざまな人種からなる子供たちや10代の若者たち。イアンは生徒たちの好奇心をあおり、勇気づけ、ときには少々危険を伴う行為にも挑戦させる。はじめは白杖を使わないイアンを不審気に見ていた生徒たちも、その独創的な授業にだんだんと夢中になっていく。だが、そんなイアンの授業が、生徒たちの安全を第一に考える診療所側にとって懸念すべき問題になりつつあることを、彼はまだ知らない。イアンの部屋の隣に暮らすのは、外国からやって来た成人女性のエヴァ。自室に籠もり誰とも口をきかずにいたが、次第にイアンに興味をもち、ときどき部屋を抜け出て彼の授業の様子を探りにくるようになる。やがてエヴァはイアンのノウハウを習得して、自分も自由に動き回ろうと決意する。ある日イアンとエヴァは、思い切って白杖なしで外へと出かけていく。迷路のようなリスボンの街角、路面電車やバイク、車の通過音、人々の足音、木々のざわめき。さまざまな音や匂いを楽しみながらたどり着いたバーのテラス席で、自家製ワインを楽しむふたり。イアンは、「この近くには港があり、そこに大型客船が出入りしているはずだ」とエヴァに語ってきかせる。そんななか、イアンは診療所側から一方的に解雇通告をうける。これ以上彼の授業で生徒たちを危険にさらせないというのだ。残りたいと嘆願するイアンだが、彼の希望は受け入れられない。一方エヴァのほかにも、イアンの行動を興味深く見つめている生徒がいた。青年セラーノだ。彼はイアンを憧れの目で見ながらも、彼の語ることはすべて噓なのではないかという疑いも抱えていた。こうしてイアンがエヴァに話していた大型客船の存在を確かめに、セラーノとイアンは夜の街へと冒険に出かけていく。やがてイアンが診療所を去る日が来る。ひとりさびしく街へ向かう彼。悲しみの表情に暮れる生徒たちを後にして、エヴァがイアンを追いかけ外へ出ていく。ふたりは果たして出会うことができるのだろうか。そしてイアンの言う「船」は本当に存在するのだろうか……。【公式サイトより】

ャ泣gガルのリスボンを舞台にした盲目同士の恋愛。

これまでも視覚障害者を扱った映画はいくつもあったが、本作ほど新たな視点を与えてくれた作品はなかったように思う。視覚障害者は聴覚や嗅覚が発達しているというのはよく聞く話ではあるが、一番研ぎ澄まされているのは想像力ではないだろうか。
健常者は下手に目が見える分、想像力に歯止めがかけられる可能性がある。それに対し、視覚障害者は見たことがない分、想像力をいくらでも膨らませることができる(後天性の場合はそれまでの経験に基づいて想像するということになるだろうが)。もちろん視覚障害は日常生活を行う上で不便なことこの上ないと思うが(コップに水を注ぐのもひと苦労)、その点は羨ましくさえ思えた。

イアンが子供たちに教えているのはこの「想像する」(=イマジン)ことの大切さ。目が見えないからと言ってエヴァのように引きこもっているのではなく、全身の感覚を研ぎ澄まして外の世界に足を踏み出すこと。それが何よりも大切だと伝えている。
本作ではイアンのいう大型客船の存在が一つの論点となり、最後にエヴァの前にその姿を現すのだが、これが現実に現れたものかどうかははっきりしない。なんせエヴァはその船を見ることはできないのだから。むしろ、心の目で見たものと解釈したい。


★★★


『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE』

2015-06-02 01:27:00 | 映画道
『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE』

2013年日本映画 111分
脚本・監督・編集:佐久間宣行
アドリブ:劇団ひとり  脚本:オークラ
音楽:岩崎太整
技術統括:野瀬一成  撮影監督:風間誠  映像:北村宏一  照明:宮尾淳一
録音:斉藤孝行、永久保仁志  現場音効:小田切暁、浅井孟義
美術:柴田博英  スタントコーディネーター:雲雀大輔
ディレクター:田村育、斉藤崇、双津大地郎、塩谷泰孝、今村光宏、田中晋
主題歌:サンボマスター「孤独とランデブー」
出演:川島省吾[劇団ひとり](川島省吾/砂漠の死神)、小木博明[おぎやはぎ](観覧ルーム神様)、矢作健[おぎやはぎ](同)、設楽統[バナナマン](同)、日村勇紀[バナナマン](同)、松丸友紀[テレビ東京アナウンサー](同)、岩井秀人(岩井信太郎)、みひろ(みひろ)、葵つかさ(省吾の恋人・葵つかさ)、紗倉まな(省吾の妹・まな)、京本政樹[特別出演](葵博士)、駐燉ヘ(赤い闇・レッド将軍)、渡辺いっけい(松井警部補)、斎藤工(後藤刑事)、ミッキー・カーチス(ホームレス・情報屋)、マキタスメ[ツ(バニシングャCント傭兵・ダークネス)、窪田正孝(同・ミカエル)、オクイシュージ(同・ジャンキー)、駒木根隆介(同・クソデブ)、武蔵(赤い闇・グリフォン大佐)、やべきょうすけ(同・謎の男)、飯塚悟志[東京03](老衰アンデッド)、豊本明長[東京03](兵士1)、角田晃広[東京03](兵士2)、バカリズム(CLUBアリエル店員)、吉田豪(BARゲーセワの客)、杉作J太郎(同)、久田将義(BARゲーセワ店員)、あいな(キャバ嬢)、成松慶彦(刑事に追われる男)、尾野島慎太朗、小島秀公[テレビ東京アナウンサー]、星野あかり(浴衣の女性)、吉川あいみ(同・松井警部補の娘)、尾倉ケント、鷲尾英彰、高木健、後藤健、尾崎一彦、遊木康剛、井原多生、矢島一憲、木部哲、浜崎雄大、大穂恭平、松本真也、佐藤慎也、高島宏一郎、麻生真桜(アンデッド)、大高雄一郎、冠仁、猪飼公一


  

とある駐車場に乗り入れたロケバスから、なぜか頬に傷跡メイクを施された劇団ひとりが降りてくる。「旅番組のロケ」と聞かされていたひとりに、モニタールームから観察しているおぎやはぎ、バナナマン、松丸アナがこう告げる。「24時間キス我慢選手権のスタートです!」自分が何者なのか、どういう状況に置かれているのか全く知らされていない劇団ひとりに容赦なく襲いかかるのは、キスをせがむセクシー女優だけでなく、ひとりの身柄を拘束して連れ去ろうとする恐浮フ傭兵軍団with不死身のアンデッド(ゾンビ)たち! 数々の難局を切り抜けながら、様々なことが徐々に明らかになっていく。ひとりの名前が川島省吾であること。一年前の事件以来、葵製薬の令嬢・つかさと身を隠しながらひっそりと暮らしていること。自分が“赤い闇”に育てられ、そこを裏切った無敵の暗殺者・砂漠の死神であること。そして、赤い闇はある理由から省吾を組織に引き戻そうとしていること――。赤い闇に暗殺者として育てられた親友・信太郎に助けられ、ピンチを脱した省吾。赤い闇への復讐を企てる信太郎から「力を貸してほしい」と請われ、共に信太郎が潜伏しているアジトへと向かう。そこには同じ志を持つ4人の男たちとみひろ、そして一年前の事件で死んだはずの血の繋がらない妹・まながいた。砂漠の死神を追うのは赤い闇だけではなかった。連続猟奇殺人事件を捜査中の2人の刑事・松井と後藤も、容疑者として砂漠の死神の居場所を探していたのだ。刑事が信太郎のアジトに踏み込んだとき、仲間が赤い闇に寝返り、つかさとまなを人質にして本部へ連れ去ってしまう。アンデッドたちが襲いかかってくるため阻止することができず、省吾と信太郎、そしてみひろの3人はアジトからなんとか逃げ出すのが精一杯だった。廃墟で夜を過ごしながら、みひろは省吾に自分の「衝撃の生い立ち」を告白する。日が変わり、いよいよ赤い闇の本部へ突入する時が訪れた。果たして省吾たちは自分たちを育て上げたレッド将軍への復讐を果たし、つかさとまなを助け出すことができるのか?【公式サイトより】

深夜バラエティ番組の人気企画の映画化第1弾。

『ゴッドタン』については1度も見たことがなく、従ってこの企画のこともまったく知らなかったので、当然のごとく劇場公開時にはスルーしていた作品。ま、実際、テレビの企画なんだから番組のファンはともかく、わざわざ劇場まで足を運ぶほどではないわなぁ。そもそも、24時間キスを我慢するという企画自体、『ガキの使い』の『笑ってはいけない』シリーズとカブッているし。
それでも一応、観られるものになっていたのは、ひとえに劇団ひとりこと川島省吾さんのアドリブ力に拠るところが大きい。このなりきり撃ネくしてはグズグズに成り兼ねないし、これなら映画になると踏んだのも分からないでもない。
その他のキャストもやたら豪華だが、みひろさん、葵つかささん、紗倉まなさんといったAV系の女優さんがしっかり演技が出来ている点もよかった。
正直、観覧ルームの5人は要らない気もしたが(役者が演技をしているのに「いっけいさん」とか言っちゃうし)、それを言っちゃあおしまい、かな。


『寄生獣 完結編』

2015-06-01 22:02:00 | 映画道
『寄生獣 完結編』

2014年日本映画 118分
脚本・監督・VFX:山崎貴
脚本:古沢良太  原作:岩明均
撮影:阿藤正一  美術:林田裕至、佐久嶋依里  編集:穗垣順之助
音楽:佐藤直紀  主題歌:BUMP OF CHICKEN「コロニー」
出演:染谷将太(泉新一)、深津絵里(田宮良子)、阿部サダヲ(ミギー)、橋本愛(村野里美)、浅野忠信(広川のボディガード・後藤)、國村隼(平間警部補)、新井浩文(浦上)、ピエール瀧(三木)、北村一輝(市長・広川剛志)、豊原功補(SAT・山岸)、大森南朋(フリーライター・倉森)、山中崇(辻刑事)、岩井秀人(広川陣営・草野)、飯田基祐、関めぐみ、余貴美子(新一の母・泉信子)、東出昌大(島田秀雄)、池内万作(パラサイト・A)、佐伯新(パラサイト)、春木みさよ(その妻)、オクイシュージ(中華料理店の主人)、山谷花純(里美の友人・美術部員)


  

右手に寄生生物ミギーを宿す高校生・泉新一は、要注意人物として人間からもパラサイトからもマークされていた。いまや、新一の住む東福山市は、市長・広川を中心に組織化されたパラサイト達が、一大ネットワークを作り上げていた。一方、人間側も、寄生生物殲滅を目的とした対パラサイト特殊部隊を結成。アジトと化した東福山市庁舎に奇襲を仕鰍ッようとしていた。激化する戦い…。人間の子を産み、人間との共存を模索するパラサイト田宮良子は、新一とミギーの存在に可能性を見出したが、肝心の新一は、母親を殺された事件がきっかけで寄生生物への憎悪を募らせていた。そんな彼らの前に、最強パラサイト・後藤が、その姿を現した。生き残るのは人間かパラサイトか。そして「寄生獣」とはいったい何なのか。新一とミギー、最後の戦いがついに始まる。【公式サイトより】

岩明均さんの同名コミックの実写映画化完結編。

前作を観たのははや5ヶ月以上前。
ストーリー自体は覚えているものの、はっきり言ってテンション自体は切れてしまっている。これだけのブランクがあいていきなり後編を持ってこられても、なかなか作品世界に入り込んで行けなかった。
もうそろそろ止めてくれないかなぁ、この公開形態。


★★