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法 水 道~The Road to NORIMIZU

映画・演劇についての戯言。ブログ引っ越しの際、一部文字化けや画像の不具合が出ております旨、ご了解ください。

大河ドラマ『八重の桜』第三十九回「私たちの子ども」

2013-09-29 23:42:00 | 『八重の桜』道
作:山本むつみ  脚本:三浦有為子
テーマ音楽:坂本龍一  音楽:中島ノブユキ
テーマ音楽演奏:NHK交響楽団  テーマ音楽指揮:尾高忠明
題字:赤松陽構造  タイトルバック:菱川勢一、TYMOTE
語り:草笛光子
時代考証:本井康博、山村竜也  建築考証:平井聖
衣裳考証:小泉清子  衣裳デザイン監修:伊藤佐智子
殺陣指導:林邦史朗  所作指導:橘芳慧
医事指導:酒井シヅ  オルガン指導:鈴木奈緒
資料提供:門松秀樹、野口信一
撮影協力:福島県、京都府

出演:綾瀬はるか(新島八重)、西島秀俊(山本覚馬)、オダギリジョー(新島襄)、玉山鉄二(山川浩)、谷村美月(山本時栄)、柄本時生(金森通倫)、永岡佑(市原盛宏)、古川雄輝(小崎弘道)、阿部亮平(海老名喜三郎)、橋爪遼(明石博高)、今瀬葵(山本久栄)、
中村蒼(徳富猪一郎)、三根梓(山本みね)、大後寿々花(小松リツ)、黄川田将也(伊勢時雄)、荒井萌(徳富初子)、坂田梨香子(伊勢みや子)、猪野学(山県有朋)、アナンダ・ジェイコブズ(アリス・スタークウェザー)、小野明日香、疋田英美、
高嶋政宏(槇村正直)、風吹ジュン(山本佐久)、反町隆史(大山巌)
宝映テレビプロダクション、オフィスモノリス、インターフレンド、劇団東俳、スターダス・21、クリオネクスト、生島企画室、アンテーヌ、クロキプロ、ザッコ

VFXプロデューサー:結城崇史
会津ことば指導:河原田ヤスケ  京ことば指導:井上裕季子
長州ことば指導:一岡裕人  薩摩ことば指導:中村章吾
熊本ことば指導:前田こうしん  英語指導:塩屋孔章

制作統括:内藤愼介
プロデューサー:樋口俊一
美術:岸聡光  技術:前田貢作  音響効果:久保光男
撮影:大和谷豪 照明:牛尾裕一  音声:藤田晋一郎  映像技術:中寺貴史
VFX:護摩堂雅子  記録:塩井ヨシ子  編集:叶{秀一  美術進行:松谷尚文
演出:一木正恵


   

1877年(明治10年)9月。八重と襄の念願がかない、女子教育の場となる同志社女学校が誕生した。しかし開校後まもなく、リツという名の薩摩出身の女学生が結核にかかってしまう。八重はリツを自分の家に移して献身的に看病をするが、10年前の会津戦争で父を亡くしたリツは八重をかたくなに拒む。八重は自分の過去を責めて落ち込むが、あきらめずにリツを看護し続ける。その結果、2人は互いの心の内をさらけ出し合って打ち解け、リツの容体も安定していく。一方、覚馬は同志社女学校の新校舎の土地を手に入れるため、京都府顧問の職を退任。新しい学校づくりへ向けて、襄たちと共に動き出す。そしてみねとともに洗礼を受けた佐久は女学校の舎監として働き始める。【公式サイトより】

今回の脚本を担当した三浦有為子さんは古川雄輝さん出演の『イタズラなKiss~Love in Tokyo』も書いていた方。恐らく単なる偶然なんでしょうけど、CSで細々と放送していたドラマの脚本と主演男優が大河ドラマで再会とは。

てな細かいことは置いといて。
今回のメインは薩摩からやってきた結核病みの小松リツ。
父親が会津戦争で亡くなり、しかもおなごの鉄砲撃ちに殺されたと…。
リツは架空の人物ですが、ここまでの設定は必要だったんでしょうかね。
八重だったかも知れない程度でよかったように思いますけど。
猪一郎は薩摩に帰ったリツが戻ってくると言っていましたが、果たして。
大後寿々花ファンとしては再登場を望みたいところですが。

その他、初登場組としてはみや子の兄・伊勢時雄。
後々みねと結婚して、同志社の第3代総長になるそうですね。
佐久がみねとともに洗礼を受けるというのもびっくり。
あと、久栄役が今瀬葵さんにバトンタッチ。


「八重の桜紀行」京都府京都市
語り:久保田祐佳
作曲:坂本龍一  尺八:藤原道山  ヴィオラ:花田和加子


大河ドラマ『八重の桜』第三十八回「西南戦争」

2013-09-22 23:02:00 | 『八重の桜』道
作:山本むつみ
テーマ音楽:坂本龍一  音楽:中島ノブユキ
テーマ音楽演奏:NHK交響楽団  テーマ音楽指揮:尾高忠明
題字:赤松陽構造  タイトルバック:菱川勢一、TYMOTE
語り:草笛光子
時代考証:本井康博、大石学  建築考証:平井聖
衣裳考証:小泉清子  衣裳デザイン監修:伊藤佐智子
殺陣指導:林邦史朗  所作指導:橘芳慧  
砲術指導:佐山二郎  書道指導:望月暁云
資料提供:門松秀樹、野口信一、鹿児島県図書館
撮影協力:福島県、京都府

出演:綾瀬はるか(新島八重)、西島秀俊(山本覚馬)、オダギリジョー(新島襄)、風吹ジュン(山本佐久)、玉山鉄二(山川浩)、谷村美月(山本時栄)、中村蒼(徳富猪一郎)、三根梓(山本みね)、柄本時生(金森通倫)、永岡佑(市原盛宏)、古川雄輝(小崎弘道)、阿部亮平(海老名喜三郎)、
中村獅童(佐川官兵衛)、降谷建志(藤田五郎)、加藤虎ノ介(伊藤博文)、猪野学(山県有朋)、三上市朗(桐野利秋)、本郷弦(別府晋介)、荒井萌(徳富初子)、坂田梨香子(伊勢みや子)、荒井隆人(篠原国幹)、大倉栄人(高木盛之輔)、アナンダ・ジェイコブズ(スタークウェザー)、小林優斗(野沢鶏一・回想)、谷遼、鈴木浩司、角田慎弥、疋田英美、小野明日香、
高嶋政宏(槇村正直)、徳重聡(大久保利通)、及川光博(木戸孝允)、反町隆史(大山巌)、吉川晃司(西郷隆盛)
テアトルアカデミー、宝映テレビプロダクション、フジアクターズ・シネマ、キャンパスシネマ、エンゼルプロ、クロキプロ、2年3組、ビビット、夢工房、ヴィフ、マリエ・エンタープライズ、オリオンズベルト、スペースクラフト、オフィスモノリス、スターダス・21、若駒スタント部、クリオネクスト、劇団ひまわり、アンテーヌ、劇団東俳、ザッコ、MSエンタテインメント、ヨコザワ・プロダクション、スタークコーャ戟[ション、麗タレントプロモーション、ニチエンプロダクション、インターフレンド、シティ・マジック、オフィス・オーパ、生島企画室、劇団いろは、サイアン

VFXプロデューサー:結城崇史  会津ことば指導:新國弘子
京ことば指導:井上裕季子  長州ことば指導:一岡裕人
薩摩ことば指導:中村章吾  熊本ことば指導:前田こうしん

制作統括:内藤愼介
プロデューサー:樋口俊一
美術:山田崇臣  技術:宮内清吾  音響効果:吉田直矢
撮影:杉山吉克  照明:高橋貴生  音声:中本一男  映像技術:丸谷良
VFX:角田春奈  記録:塩井ヨシ子  編集:叶{秀一  美術進行:山本志恵
演出:加藤拓


   

1877年(明治10年)2月、八重は襄と共に、新築された英学校の校舎で備品の準備に追われていた。そのころ鹿児島では、西郷隆盛が配下の不平士族らの決起を止められずに挙兵。覚馬は西郷を止めるべく京都御所の木戸孝允に面会しようとするが、槇村正直に制止される。2月19日、西郷軍追討が発令され、22日、「西南戦争」の幕が切って落とされる。政府軍に仕官した山川浩や、警視庁の佐川官兵衛や藤田五郎も参戦する。そんな折、襄に女学校設立の許可が出される。3月4日に始まった田原坂の戦いで進退窮まった政府軍の大山巌は、官兵衛と藤田を抜刀隊に選抜し従兄である西郷に戦いを挑む。その後、政府軍は多大な死者を出しながらも、薩摩軍を圧刀B4月14日、山川浩は部隊を指揮して西郷軍の熊本城包囲網を突破。5月、木戸孝允が死去。同年9月、7か月に及んだ西南戦争は、西郷の死をもって終結した。これを最後に、士族の反乱は絶え、武士の世は終わりを告げたのだった。開校した同志社女学校には男子顔負けの意気盛んな女子が入学してくる。

ここのところいい感じで来たのに、またしても戦。
もちろん史実として西南戦争は外せないところではありますが、もう少し戦闘の描写は少なくてもいいんじゃないでしょうかねぇ。
ひとまず西郷隆盛、佐川官兵衛、桐野利秋がこの内戦で亡くなり、木戸孝允が病死、翌年には大久保利通が暗殺と一挙に退場ですな。ちなみに官兵衛は実際には抜刀隊には入隊してなかったそうで。

一方、八重たちは同志社女学校を開校。
女学校の授業が物足りないと乗り込んで来たのは猪一郎の姉・徳富初子や伊勢みや子。女子にも男子と同じ教育をと言うのなら、男女共学という発想はなかったんでしょうかね。


「八重の桜紀行」熊本県南阿蘇村
語り:久保田祐佳
作曲:坂本龍一  尺八:藤原道山  ヴィオラ:花田和加子


大河ドラマ『八重の桜』第三十七回「過激な転校生」

2013-09-15 23:57:00 | 『八重の桜』道
作:山本むつみ  脚本:吉澤智子
テーマ音楽:坂本龍一  音楽:中島ノブユキ
テーマ音楽演奏:NHK交響楽団  テーマ音楽指揮:尾高忠明
題字:赤松陽構造  タイトルバック:菱川勢一、TYMOTE
語り:草笛光子
時代考証:本井康博、山村竜也  建築考証:平井聖
衣裳考証:小泉清子  衣裳デザイン監修:伊藤佐智子
所作指導:橘芳慧  裁縫指導:上野洋
資料提供:門松秀樹、野口信一、徳富蘇峰館
撮影協力:福島県、京都府

出演:綾瀬はるか(新島八重)、西島秀俊(山本覚馬)、オダギリジョー(新島襄)、玉山鉄二(山川浩)、谷村美月(山本時栄)、三根梓(山本みね)、太田しずく(山本久栄)、東武志(酎コ幸之進)、ラッセル・トッテン(デイヴィス)、
降谷建志(藤田五郎)、勝地涼(山川健次郎)、中村蒼(徳富猪一郎)、礼保(杉田勇次郎)、柄本時生(金森通倫)、永岡佑(市原盛宏)、古川雄輝(小崎弘道)、阿部亮平(海老名喜三郎)、青柳信孝、木村龍太、
中村獅童(佐川官兵衛)、風吹ジュン(山本佐久)、松方弘樹(大垣屋清八)
テアトルアカデミー、宝映テレビプロダクション、フジアクターズ・シネマ、キャンパスシネマ、クロキプロ、夢工房、マリエ・エンタープライズ、オリオンズベルト、スペースクラフト、スターダス・21、サイアン、ヴィフ、MSエンタテインメント、ヨコザワ・プロダクション、スタークコーャ戟[ション、オフィス・オーパ、シティ・マジック、ビビット、2年3組

VFXプロデューサー:結城崇史
会津ことば指導:小暮智美  京ことば指導:井上裕季子
熊本ことば指導:前田こうしん  英語指導:塩屋孔章

制作統括:内藤愼介
プロデューサー:樋口俊一
美術:岸聡光  技術:前田貢作  音響効果:三谷直樹
撮影:大和谷豪  照明:牛尾裕一  音声:井上裕一  映像技術:西垣友貴
VFX:高橋佳宏  記録:塩井ヨシ子  編集:叶{秀一  美術進行:山口百合子
演出:中野亮平


   

1876年(明治9年)1月。結婚した八重と襄は、新居ができるまで山本家で暮らすことに。襄は早速、八重との寝室にベッドを取り寄せる。生まれて初めて見るベッドをいぶかしむ八重だったが、襄に勧められるがまま横たわる。翌朝、熟睡から目覚めた八重は寝心地の良さに感動。ベッドについて「良いものは良い」と納得する。その年の秋、同志社英学校に熊本で激しい迫害にあっていたキリスト教信者が転校してくる。その結束の強さから熊本バンドと呼ばれた彼らは襄や八重に心を閉ざし、校内では問題行動を繰り返す。八重は、苦悩して心が折れそうな襄に、彼らの良い面だけを見るよう諭す。そして襄は、涙ながらに自分の思いを生徒たちに伝える。その姿に、今まで反発していた生徒たちも次第に心を動かされていく。【公式サイトより】

ようやく八重が新島八重に。
綾瀬はるかさんの初めてのベッドシーンがあるとは…(誤解を招く書き方をしなさんな。笑)。

新たに熊本バンドの面々が登場。
入江くん@『イタズラなKiss~Love in Tokyo』もいるでないの。
しかしまぁこいつら、地元で迫害されていたから新島先生が拾ってやったというのに、他の生徒の学力が低いだのと退任を要求するとは許しがたい。だったら自分たちで学校を作ればよいものを。
ま、元からいた生徒たちもdessert(デザート)とdesert(砂漠)の区別もつかず、Creation(天地創造)も知らないぐらいですから、馬鹿にされても仕方ない面もありますが…。

前回に引き続き、新島襄という人物の素晴らしさを実感。
国を愛する人物を育てたいという新島先生、「国とは国家のことではありません。国とはPeople、人々のことです。国を愛する心とは、自分を愛するように目の前にいる他者を愛することだと私は信じています。(中略)しかし、己のために他者を排除する者は私は断固として許さない」。この言葉、愛国心を振りかざしているどこかの首相に投げつけてやりたいですね。
涙ながらに訴えかけるオダギリジョーさんの演技もよかったです。
しかし八重も素晴らしいですね。徳富猪一郎(後の蘇峰)に鵺と言われたことを逆手に取り、「新島鵺(ぬえ)にございます」とは(笑)。夫の後ろではなく隣を、時には前を歩く妻が欲しかったという新島先生にとっては、八重以上の適任者は他にいなかったのでは。

世の中の流れとしては、1876年3月に廃刀令が発令。
10月に入り、士族による明治政府への反乱が相次ぎ、新風連の乱(熊本)、秋月の乱(福岡)、萩の乱(山口)と続き、29日には東京にて警官が斬り殺される思案橋事件が発生。山川浩と袂を別った酎コ幸之進が逮捕・斬首とあいなります。明治政府に破れた士族が薩摩に結集とのことで、次回は西南戦争。


「八重の桜紀行」熊本県熊本市
語り:久保田祐佳
作曲:坂本龍一  尺八:藤原道山  ヴィオラ:花田和加子


大河ドラマ『八重の桜』第三十六回「同志の誓い」

2013-09-08 23:58:00 | 『八重の桜』道
作:山本むつみ  脚本:三浦有為子
テーマ音楽:坂本龍一  音楽:中島ノブユキ
テーマ音楽演奏:NHK交響楽団  テーマ音楽指揮:尾高忠明
題字:赤松陽構造  タイトルバック:菱川勢一、TYMOTE
語り:草笛光子
時代考証:本井康博、大石学  建築考証:平井聖
衣裳考証:小泉清子  衣裳デザイン監修:伊藤佐智子
所作指導:橘芳慧  砲術指導:佐山二郎  書道指導:望月暁云
資料提供:門松秀樹、野口信一
撮影協力:福島県、京都府

出演:綾瀬はるか(山本八重)、西島秀俊(山本覚馬)、オダギリジョー(新島襄)、風吹ジュン(山本佐久)、谷村美月(山本時栄)、ラッセル・トッテン(デイヴィス)、ブリオニー・アラン(ウエットン)、ドン・ジョンソン(ゴードン)、シンシア・チェストン(アグネス)、橋爪遼(明石博高)、太田しずく(山本久栄)、三根梓(山本みね)、礼保(杉田勇次郎)、三上市朗(桐野利秋)、本郷弦(元陸軍少佐・別府晋介)、荒井隆人(私学校銃学校校長・篠原国幹)、川野桂子(奥山ユキ)、東條織江(佐々山フサ)、佐藤拓之、まいど豊、谷藤太、祖父江進、梁瀬龍洋、佐藤洸、青柳信孝、木村龍太、築山万有美、芳野友美(梅本ぬい)、西原亜美、冨樫舞、
髙嶋政宏(槇村正直)、吉川晃司(西郷隆盛)、反町隆史(大山巌)、松方弘樹(大垣屋清八)
宝映テレビプロダクション、麗タレントプロモーション、テアトルアカデミー、キャンパスシネマ、エンゼルプロ、クロキプロ、劇団東俳、トライストーン・エンタテインメント、フォセット・コンシェルジェ、フジアクターズ・シネマ、オフィスャPット、インターフレンド、アンテーヌ、たむらプロ、ザッコ、マリエ・エンタープライズ、フリー・ウエイブ、オリオンズベルト、ジャングル、生島企画室、2年3組、夢工房、アイズ

VFXプロデューサー:結城崇史
会津ことば指導:河原田ヤスケ 京ことば指導:井上裕季子
長州ことば指導:一岡裕人 薩摩ことば指導:中村章吾 英語指導:塩屋孔章

制作統括:内藤愼介
プロデューサー:樋口俊一
美術:内藤敦子  技術:宮内清吾  音響効果:久保光男
撮影:杉山吉克  照明:高橋貴生  音声:伊藤寿  映像技術:倉又信久
VFX:松永孝治  記録:塩井ヨシ子  編集:叶{秀一  美術進行:峯岸伸行
演出:佐々木善春


   

1875年(明治8年)10月。襄の求婚を受け入れた八重。しかし槇村は、キリスト教徒である襄と婚約した八重を女紅場から解雇しようとする。キリスト教に入信しないことが雇用継続の条件と迫る槇村に、八重は夫の考えを認めて支えていくことを宣言。そして、教え子たちに後ろ髪を引かれながらも女紅場を後にする。一方、中央政界から離れた西郷は、薩摩に戻る。彼が地元で開いた学校には、職を失ったことで日本のありように不満を持つ士族たちが集うようになる。11月29日、ついに襄の同志社英学校が開校。その生徒数、わずか8名。その翌年1月3日、デイヴィス邸で洗礼を受け結婚式を挙げた八重と襄は、新しい生活を始める。

今回は脚本が三浦有為子さん。

遂に同志社英学校設立と相成った訳ですが、今更ながら我が母校の創立者に敬意を払うしかないですね。耶蘇教に対する弾圧も何のその、廃屋のような場所でも教育への情熱は決して失わない襄。
八重も素晴らしい。耶蘇ではないと女紅場の生徒の前で言うように言われながらも襄との結婚について話す八重。「自分の心に従い、自分で決めた」と八重は言っていましたが、それが当時、どれだけ難しかったことか。

そうそう、同志社というのは覚馬による命名だったのですね。卒業生なのに知らなかった(苦笑)。新島先生に起こられまっせ。それにしても聖書の授業は禁止され、それならばとリーディングの教材として聖書を使うというのはなかなかやりますなぁ、新島先生(笑)。
同志社英学校最初の生徒のうち、杉田勇次郎役の礼保さんは赤西仁さんの実弟。どことなく似てますね。

二人は晴れて結婚。日本で行われた最初のプロテスタントの挙式。
このシーンは実に感動的でありました。


「八重の桜紀行」京都府京都市
語り:久保田祐佳
作曲:坂本龍一  尺八:藤原道山  ヴィオラ:花田和加子


大河ドラマ『八重の桜』第三十五回「襄のプロメ[ズ」

2013-09-01 23:18:00 | 『八重の桜』道
作:山本むつみ
テーマ音楽:坂本龍一  音楽:中島ノブユキ
テーマ音楽演奏:NHK交響楽団  テーマ音楽指揮:尾高忠明
題字:赤松陽構造  タイトルバック:菱川勢一、TYMOTE
語り:草笛光子
時代考証:本井康博、山村竜也  建築考証:平井聖
衣裳考証:小泉清子  衣裳デザイン監修:伊藤佐智子
殺陣指導:林邦史朗  所作指導:橘芳慧  書道指導:望月暁云
裁縫指導:上野洋  資料提供:門松秀樹、野口信一、野本禎司
撮影協力:福島県、京都府

出演:綾瀬はるか(山本八重)、西島秀俊(山本覚馬)、オダギリジョー(新島襄)、玉山鉄二(山川浩)、谷村美月(山本時栄)、綾野剛(松平容保)、三根梓(山本みね)、太田しずく(山本久栄)、川野桂子(奥山ユキ)、東條織江(佐々山フサ)、
中村獅童(佐川官兵衛)、降谷建志(藤田五郎)、貫地谷しほり(藤田時尾)、松重豊(山本権八・回想)、工藤阿須加(山本三郎・回想)、ドン・ジョンソン(ゴードン)、シンシア・チェストン(アグネス)、築山万有美、細野今日子、細井ゆめの、奥田由美、津田恵一(僧侶)、
長谷川博己(川崎尚之助)、髙嶋政宏(槇村正直)、風吹ジュン(山本佐久)
テアトルアカデミー、宝映テレビプロダクション、キャンパスシネマ、劇団ひまわり、生島企画室、オフィスャPット、ジャングル、トライストーン・エンタテインメント、フォセット・コンシェルジェ、ぷろじぇくと大和、インターフレンド、ヴィズミック、たむらプロ、ハーモニー

VFXプロデューサー:結城崇史
会津ことば指導:新國弘子  京ことば指導:井上裕季子
長州ことば指導:一岡裕人  英語指導:塩屋孔章

制作統括:内藤愼介
プロデューサー:樋口俊一
美術:山田崇臣  技術:前田貢作  音響効果:吉田直矢
撮影:大和谷豪 照明:牛尾裕一 音声:藤田晋一郎 映像技術:戸谷智恵子
VFX:梶田陽一  記録:塩井ヨシ子  編集:叶{秀一  美術進行:松谷尚文
演出:末永創


   

1875年(明治8年)夏。八重は、襄からの突然の求婚に戸惑っていた。そんな八重のもとに、時尾が藤田五郎(=斎藤一)を連れてやって来る。幼なじみとの再会を喜んだ八重は、さらに2人が結婚したことを聞いて驚く。一方、開校に向けて準備を進める襄だったが、僧侶からの抗議を受けた槇村が態度を変え、宣教師を雇ったり聖書を教えたりすることを禁じられて困り果てる。しばらくして、東京で裁判を受けていた尚之助が肺病で死去したという報せが届く。覚馬のもとには尚之助が遺した『会津戦記』が送られ、覚馬はその死を悼む。襄は悲しみに暮れる八重を人力車に乗せ、八重の弟・三郎が「鳥羽・伏見の戦い」で戦死した場所に連れて行く。激しく動揺する八重に、襄はこの場所に連れてきた理由を話す。襄の優しさに触れた八重は、彼のプロメ[ズを受け入れる。

「襄のプロメ[ズ」というサブタイトルから明るい回となるかと思いきや、尚之助さんが死去。襄のプロメ[ズを受けるかどうか迷っている時に訃報が届いたというのはフィクションでしょうけど、尚之助が覚馬言うところの「ゆっくりと時をかけた戦死」をしたことで八重も新たな一歩を踏み出すことが出来たのでしょうね。ちなみに『会津戦記』というのもフィクションだそうで。

一方、時尾とも久しぶりの再会。
時尾は斎藤一改め藤田五郎と結婚。この時代の人って苗字も改名することが多いですけど、その辺り、法的にはどうだったんですかね。割と自由に変えることができたんでしょうか。しかし新選組だった人間が警視庁に入っているのですから、面白いものですねぇ。
襄とも意気投合していましたが、よく考えたらオダギリジョーさんは『新選組!』で斎藤一を演じていましたから、気が合うのも当然ですね(笑)。


「八重の桜紀行」兵庫県豊岡市、東京都台東区
語り:久保田祐佳
作曲:坂本龍一  尺八:藤原道山  ヴィオラ:花田和加子