【岡潔の思想】

【岡潔の思想】121岡潔先生と語る (2)西洋文明の限界

【岡潔の思想】121岡潔先生と語る (2)西洋文明の限界
【はじめに】(其の2)
大正九年に亡くなった山崎弁栄(べんね)という上人がありますが、その人はについて一番詳しく云ってますが、その人の云うことによると、本当実在しているものはだけである。自然は心があるために映写されている映像に過ぎない。そう云ってるんです。
  実際自然科学をみましても、自然科学素粒子というものを発見した。
その素粒子には安定素粒子不安定素粒子とがあって、不安定素粒子まれて来てまたすぐえて行ってしまっている。そうすると自然は存在じゃないんですね。少なくとも一部は映像と云ってよい。

 また、安定素粒子安定素粒子代表電子ですが、電子には絶えず不安定素粒子衝突している。だから安定して見えるのは位置だけであって、内容は刹那に変わっているものかもしれない。そうも考えられる。

 もしそうだとすると、山崎弁栄上人自然は映像であると云っているのと同じになるんですね。不安定素粒子というものがあるから、今の自然科学では自然は存在でないことはわかっているが、全体が映像かどうかはわからない。そういう状態なんです。

 大体、西洋人五感でわからないものはいとしか思えない。これが唯物主義です。徹底した唯物主義で、この仮定のもとに調べて来た。それが自然科学等ですね。
 そうするととうとう素粒子というものに行き当たった。不安定素粒子というものがあって、まれて来てまたすぐえて行ってしまっている。
  無から有(ゆう)が生じるということは考えられる。そうすると五感でわからないものは無いという仮定は撤回しなければならない。それで西洋の学問は、一番始めからもう一度調べ直さなければならないところへ来てるんです。

 ところで、西洋は五感でわからないものはいという仮定のもとにいろいろ調べて来たんですが、そうしても生命現象については、ついにしもわからなかった。
人は生きている。だからいろんな生命現象がある。例えばようと思えばえる。何故であるか。これに対して医学一言えられない。
 また、とうとえばてる。この時、全身四百いくつの筋肉同時統一的にくからてるのであるが、何故そういうことが出来るのか。これに対しても医学一言えることが出来ない。
  かように、生命現象については全然わからないんですね。それが物質現象については不安定素粒子存在という点において非常破綻を示しているし、生命現象についてはくわからない。これが西洋の学問現状なんです。

※典比古
 「山崎弁栄上人が自然は映像であると云っている」と。
 山崎弁栄さんのことは2021年11月22日、このブログの記事に。

【岡潔の思想】53(山崎辨榮上人 其の6 大ミオヤ) 

 最近「自然は映像」であるということを大変わかりやすく書かれた著書があります。
 村松大輔著『時間と空間を操る 量子論的習慣術』(2021年4月・サンマーク出版) 
 同『現象が一変する量子力学的パラレルワールドの法則』(2022年10月・サンマーク出版)この二冊です。

 ユーチューブでもご本人の動画(約10分弱)をることが出来ます(ワタクシ説明するよりはるかにいです!)

🔷【世界一見えやすい量子力学!】量子力学の世界はスカスカ!だから【意】のまま

 次回【岡潔の思想】122岡潔先生と語る (2)西洋文明の限界を記事にいたします。
    6日は畑でした。西瓜が大きくなっています。
     
         玉蜀黍にはネットを被せました。   

    
  
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