新年あけましておめでとうございます。
昨年7月の更新から、何やかやと忙しくしている内に
気がつくと新しい年を迎えていた…そんな気がします。
今年の年末年始はとても暖かく穏やかな天候でした。
大晦日には、西の空を茜色に染めた夕日が見られたし
元旦には、東の空から昇る清々しい初日の出も見られ
ご来光に手を合わせ今年一年の無事を祈ることができた。
そして、今年も初詣では別荘近くの「石上布都魂神社」へ
家族揃って、急峻な階段を息を切らしながら登り、お参り。
今年は駐車場がキレイに整備されているな…と思ったら
境内の立て看板によると、どうやらこの神社が3年後に
迎える「復興三百五十年記念事業」 の一環のようだ。
参拝の後は、毎年恒例の今年の運勢を占う「おみくじ」…。
私の引いたおみくじは、何と!幸運なことに「大吉」だった。
「 いそしみし しるしはみえて ゆたかにも
黄金なみよる 小山田のさと 」
という和歌が書かれてあり、「する事なすこと幸いの種と
なって、心配事なく嬉しい運ですから、わき目ふらず一心
に自分の仕事大事とはげみなさい」という説明文だった。
やったー! こいつぁ 春から縁起がいいやぁ~!
大吉が出て気を良くしていたら、お接待の甘酒を振舞って
下さった宮司の奥様が「奥の院に是非お参り下さい」と
言われるので、今回初めて奥の院までお参りすることに。
でも、これが結構きつい坂道の連続で、少し後悔するが
途中の眺めはさすがに素晴らしく、見渡す限りの雲海…。
途中何度も休憩しながら、登ること約15分で本宮の鳥居。
そこからさらに石段をハアハア言いながら登って行くと…
ようやく辿り着いた奥の院、小さなお社がちんまりとあって
その後ろにとてつもなく大きな盤座(いわくら)が現れた。
ここは社殿が建てられる以前の原始的な祭祀の場所で
この岩に手を当てて祈ると、願い事が何でも叶うという
いわゆるパワースポットとして、近年有名なのだそうだ。
私も早速、あれやこれやと願い事をお祈りしてきたよ!
350年昔はこの絵図のような立派な社殿があったそうで
もとは備前国一宮と称されていた程の由緒ある式内社だ。
ご祭神はスサノオノミコトで、やまたのおろちを切った神剣
「おろちのあらまさ」がここで発掘され祀られていたという。
本殿の横に神楽殿跡という場所もあり、往時が偲ばれる。
奥の院参拝を終えて急な坂道を下る途中、足を止めて
遥か彼方に広がる雲海を眺めていると、一瞬さっき見た
神話の世界に迷い込んだような不思議な気分になった。
こうして今年のお正月は、あっという間に過ぎて行った。
さて今年はおみくじ「大吉」の私、どんな一年になるかな?
少なくとも、もう少しはブログの更新を頑張らないとね…。
本年もよろしくお願いします!