お花見の季節は終わってしまったが
山荘の庭では今、御衣黄桜が見頃を迎えている。
この桜の花色は珍しいミントグリーン！
葉色に紛れて目立たずにひっそりと咲く姿が奥ゆかしい。
御衣黄と 対称的にやけに目立つ赤色の花を目一杯つけて
これでもかと自己主張して咲くのはボケの花。
小さな鈴のような白い花を枝一杯に
まさに鈴なりにつけて咲くのはドウダンツツジ。
今はまだ葉っぱと同じ若草色をしているが
もう少しすると真っ白な色に変化するオオデマリ。
そしてこの季節に圧倒的な美しさを誇って咲くのは
雪のように真っ白なニワザクラの花。
淡いピンク色の花を可憐に咲かせるのはハナカイドウ。
白くて小さな姫リンゴの花も今が満開！
楚々とした清潔な美しさを感じる私のお気に入りの花だ。
ショッキングピンクが目に鮮やかなハナズオウ。
茶室の前に植えている利休梅も
枝先に白くてふんわりとした花を咲かせている。
よく見ないとわからないほどの小さな黄色い花。
これがあの赤い実を成らせるビックリグミの花だとは…。
遅咲きのサクランボの花もようやく咲いた。
日当たりが悪いせいか花つきも実成も芳しくないが…。
そしてパーゴラで咲いているのはアケビ の花。
花をアップで写してよく見たら
ピンぼけの所が何だか不思議な顔に見えてきた。
面白いよね～。
思わず一人でクスリと笑ってしまった！
様々な春の花々が色とりどりに咲き揃うこの季節
地面に華々しく咲くチューリップやアネモネもいいけど
遠慮がちにひっそりと木に咲く花々も捨てがたい。
いや、むしろ私はそっちの方が好きかも…。
