白山神社の鳥居前に集まった人々は神社に向かい挨拶した後、
鉦と太鼓の音に合わせて口々に「南無阿弥陀仏 南無阿弥陀」、
集落外れで大きな数珠をまわしながら「ナムアミダァ~ブツ ナンマイダ」、
集落の中へと入り、辻々で輪になり「ナムアミダァ~ブツ ナンマイダ」と繰り返す。
以前は何ヶ所もの集落でも彼岸や涅槃の日に行っていたようで、
百万遍や南無阿弥陀仏と刻んだ石碑が市内に十数基あり、
大太鼓と共に大数珠を保管されているお堂もよく見かける。
ただ現在では、数珠まわしを行なっている集落はとても少なくなっているという。