スリランカ津波災害への支援

津波によるスリランカへの災害に関する情報を記載し、支援の輪を広げる事が目的。

それぞれの役割(1月14日)

2005-01-16 13:08:35 | Weblog
私が関わりを持っているNGOでは毎日のように様々な救援物資が被災地へと送られる。
この物品管理を担当しているのがキールティーさん。
災害翌日から、現在に至るまで彼はオフィス(オフィスの一部を倉庫代わりに使っている)に軟禁(?)状態である。
毎日のように現場から上がってくる要望をもとにリストを作り、購入担当者が検討して買ってくる。
荷物を運ぶトラックを手配し、大抵夜に荷物を積み込み被災地へと届ける。
被災地で働くスタッフは当然ながら様々な要望をあげる。いくつものサブオフィスがあるので、
それぞれの場所とのバランスなどを考えながら振り分ける必要がある。
もし、大規模な倉庫やトラックなどがあり、莫大な予算があれば
ひたすら送り続けるだけだからそれほど考える必要はないかもしれない。
それが、良いか悪いかは別として・・・。彼らのNGOはそんな設備や予算はない。

様々なことに気を配り正確に物を配っていくのは相当疲れる仕事であろうと思う。
ただ、いつもスポットがあたるのは被災地の『現場』で働く人々である。
先週彼と荷物の仕分けをしている時彼がボソッと「俺も現場を見たいんだけどな・・・
これが俺の担当だから・・・。」といっていた。

きっと、他のスタッフの話を聞いたり、写真を見たりしているので、被災地の事が気になる、
『現場に行きたい!』という思いがある。
私は、すくなからず彼の気持ちが分かる。
「あなたがいなければ救援物資は被災者の手に届かないよ、重要な仕事だよ・・・」と彼に言った。
ありきたりの言葉であったが、私の本心でもあった。裏方でがんばっている人がたくさんいる。
被災地だけが『現場』ではない。支援に関係する全ての人が『現場』にいる。
私も常に『現場』にいるのだろうか・・・。

最新の画像もっと見る