旅行だなんだとバタバタしている間にも、少しづつ本は読んでいました。
ここ最近読んだ本、有栖川有栖著「朱色の研究」「月光ゲーム Yの悲劇」。
そして伊坂幸太郎著「オーディポンの祈り」
有栖川有栖さんの本は面白い。
本格推理小説が好きな人ならみんなそういうのではないでしょうか。
そして、読者が頑張れば犯人を突き止められるはず・・・なのですが、本当に単純で純朴な読者なもんで、ついつい先に読み進めたくなり、メモを取るのも忘れ、「ああ、やっぱり~。こんなことならちゃんとヒントを整理しとくんだったあ。」といつも後悔。
ちなみに「朱色の研究」はコナン・ドイルの「緋色の研究」、 「Yの悲劇」はエラリークィーンの作品の題名から来ていると思いますが、両方とも、小、中学生の時に読んだきりなので、内容は覚えていない。なんだか少し悔しいなあ。
「オーディポンの祈り」は少し苦戦しました。
「死神の精度」ほどサクサクと読めない。
サラリーマン的死神には抵抗感なく入り込めたのに、あらゆることを知り、未来を知る事ができる喋るカカシに違和感を覚えるというのも変な話ですが。
思うに、「死神の精度」は死神が語り部。喋るカカシは、伊藤の目で書かれているからだろうか。
主役の伊藤は、仙台でコンビニ強盗に失敗し、島に逃れてきた男。
閉鎖された島ということで、描写にもスピード感がない。
それでなくても、「オーディポン・・」は哲学的。
ミステリーではあるけれど、読んでいる途中、ついつい「たりないもの、ってなんだろう・・・私にとってのたりないものは・・・」などと、ぼーっと考え込んでしまう。
登場人物もおよそ感情移入できる人は出てこない。
嫌われ者だけれど可哀想な日比野。
人を殺す事を許されている「さくら」。
反対の事しか言わない園山。
仙台にいる2人も、人に苦痛を与えて喜びたいために警察官になった男と、自分の存在価値を感じる事だけに必死になっている女。
読んでいて息が苦しくなってくる。
そのなかでの「カカシ殺し」。
島の人の心の拠り所が殺された。
犯人は誰?
というわけで、なかなか先に進めず、行きつ戻りつ、やっと読み終わりました。
感想は・・・・「ふーむ。」ですかね。
報告。
杏が抜糸しました。
ここ最近読んだ本、有栖川有栖著「朱色の研究」「月光ゲーム Yの悲劇」。
そして伊坂幸太郎著「オーディポンの祈り」
有栖川有栖さんの本は面白い。
本格推理小説が好きな人ならみんなそういうのではないでしょうか。
そして、読者が頑張れば犯人を突き止められるはず・・・なのですが、本当に単純で純朴な読者なもんで、ついつい先に読み進めたくなり、メモを取るのも忘れ、「ああ、やっぱり~。こんなことならちゃんとヒントを整理しとくんだったあ。」といつも後悔。

ちなみに「朱色の研究」はコナン・ドイルの「緋色の研究」、 「Yの悲劇」はエラリークィーンの作品の題名から来ていると思いますが、両方とも、小、中学生の時に読んだきりなので、内容は覚えていない。なんだか少し悔しいなあ。
「オーディポンの祈り」は少し苦戦しました。
「死神の精度」ほどサクサクと読めない。
サラリーマン的死神には抵抗感なく入り込めたのに、あらゆることを知り、未来を知る事ができる喋るカカシに違和感を覚えるというのも変な話ですが。
思うに、「死神の精度」は死神が語り部。喋るカカシは、伊藤の目で書かれているからだろうか。
主役の伊藤は、仙台でコンビニ強盗に失敗し、島に逃れてきた男。
閉鎖された島ということで、描写にもスピード感がない。
それでなくても、「オーディポン・・」は哲学的。
ミステリーではあるけれど、読んでいる途中、ついつい「たりないもの、ってなんだろう・・・私にとってのたりないものは・・・」などと、ぼーっと考え込んでしまう。
登場人物もおよそ感情移入できる人は出てこない。
嫌われ者だけれど可哀想な日比野。
人を殺す事を許されている「さくら」。
反対の事しか言わない園山。
仙台にいる2人も、人に苦痛を与えて喜びたいために警察官になった男と、自分の存在価値を感じる事だけに必死になっている女。
読んでいて息が苦しくなってくる。
そのなかでの「カカシ殺し」。
島の人の心の拠り所が殺された。
犯人は誰?
というわけで、なかなか先に進めず、行きつ戻りつ、やっと読み終わりました。
感想は・・・・「ふーむ。」ですかね。
報告。
杏が抜糸しました。
