咲-Saki- 第148局
以下、咲-Saki-本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第147局 「継承」 感想)

バケモノ連中、全員風邪ひけ――。って(笑)
むしろ、そんな短いスカートを履いている末原さんの方が風邪引きそうとか思ってしまった。長袖ってことは夏ではないんだろうし、おそらく1年の4月の頃だよね?しかも、もちろん.....履いていないんでしょう....?
さて、前回、善野さんから受け継ぎ、いくのんが買ってくれた超和了りで怪物たちに一矢を報いた末原さん。怪物たちのような「特別な力」は持っていないけれど、信じて、託して、自分を待っていてくれる大切な仲間を彼女は持っている。自分が自分なりに出来ることを必要としてくれる仲間たちの存在があるからこそ、彼女は自分の信念を貫いていけるのだ。
末原さんがめちゃくちゃかっこいいね。ネリーの嶺上開花と爽の猛攻に冷や汗を流していた時とはうってかわって、今の末原さんの表情は自信に満ち溢れている感じが伝わってくる。頼もしさを感じるよ。
南1局、咲さんの親番だが、爽のホヤウがネリーと咲さんからの能力干渉を防いでいることもあり、末原さんが速攻で1000・2000のツモ和了り。

なるほど。爽の「青い雲」では末原さんの超早和了りをとめることは出来ないのか。神話によると「青い雲」は「海」や「水」に関係するものだけど、麻雀で「海」というとやはり海底や河を思い浮かべるなぁ。「雲を使えるような絶好のタイミングがくる前に末原さんに和了られてしまう」というセリフから「白い雲」や「赤い雲」のように局のスタートから使用する能力ではないようだし。
南2局も咲さんが捨てた
で4巡目に末原さんが5800を和了り、そして、続く一本場も親満をツモり怒涛の4連続和了――!!まさに独壇場。独走状態だったトップの臨海とも親の跳満直撃でひっくり返る点差。
熾烈な2位争いの様相を呈していた準決勝大将戦だが、あくまでも点差的にはトップの入れ替わりもまんざら非現実的とも言えなくなってきたね...。と思っていた矢先、ホヤウからの保護がついに解けてしまう。爽としてはホヤウがいる間に何とか点数を稼いでおきたいところだったけど、末原さんの超早和了りによってチャンスを掴めなかったのは痛いね。
そして、ホヤウから解放されたネリーと咲さんが動き出す。

末原さんの速攻を防ぐために、ネリーが2回のポンで末原さんの手番を飛ばし、リーチを掛けていた咲さんが
をツモってなんとか焼き鳥を回避。大将戦が始まって初めての和了りに喜ぶ咲さんがかわいい。完全にネリーにアシストしてもらったような和了りだけれども。












ロン
ここで、
をカンして嶺上開花を決められないのがらしくない和了りだよね。ネリーの嶺上開花に始まって、咲さん以外の他家が全員カンをしているというのに、咲さんはカンをすることすらままならないとは歯痒い。
ホヤウの効力が切れ、ネリーや咲さんのターンが回ってくるのかと思えば、末原さんの速攻の勢いはとどまることを知らず、南3局・南4局も末原さんが超速攻の早和了りで局を進め、咲さんの見せ場が全くないまま前半戦が終了。
前半戦が終了した時点の点数状況。
臨海:142700点(-27600点)、姫松:123800点(+12500点)、有珠山:81600点(+51300点)、清澄:51900点(-36200点)。
前半戦は親の倍満と数え役満で一気に点差を縮めた爽と、超早和了りによって前半戦だけで8回の和了りを見せた末原さんが点数を稼いだ形となった。さすがに清澄の点数がヤバくなってきたじぇ........。

成す術なく最下位となった咲さんを見て、驚く和たち。長野県予選決勝の時もそうだったけど、俯く咲さんの元に和は駆けつけるのだろうか。全国編の最終話ED通りなら大いに期待できる展開が待っていそうで嬉しいのだけど。
うーむ。やはり、前半戦だけでは咲さんは答えを見つけることが出来なかったか...。何といっても、今回の大将戦は問題が山積み過ぎる。ネリーの支配する流れ、爽の持つ最後の「青い雲」もまだ未知数なのに、現状最も厄介な末原さんの嶺上開花封じ――カン対策がお見事と言う他ない。
鳴きを多用され、あれだけの速度で和了られては打つ手なしという感が強いよなぁ。事実、南入してからの末原さんの速度に3人とも追いつくことが出来なかったわけで、ホヤウの効果が消えてからも能力で和了る隙がなかったもんね。
部長が優希に「火力よりも速度ね!」と言っていたり、速度で場を制そうとしていた優希を見て、漫ちゃんが火力を速度に変換して、サトハ先生に立ち向かったように、強者との戦いでは超早和了りは最も効果的なスタイルと言っていい。
それに問題は同卓者だけではないような気もするのだ。咲さん自身の問題。長野県予選の決勝に勝利し、長野から上京する際にもお姉ちゃんとの再会を意識していたし、準決勝の大将戦が始まる前も、お姉ちゃんの学校と対戦することを意識していた。
「いよいよ全国」「ここを勝ち抜けばお姉ちゃんの学校と試合ができる」「決勝までいかないとお姉ちゃんと戦えない・・・だから・・・全部倒す!!」というセリフは特に印象的だけれど、これはある種、絶対に勝たなければいけないという強迫観念でもあるのかもしれない。まわりくどい言い方をしてしまったけれど、要するに咲さんは今、麻雀を楽しめているのかというお話。
特に気になるのは、『咲-Saki-全国編』の第12局で原作にはなかった2回戦大将戦のオーラスの闘牌が描かれた回。

振り込まなければ勝ち抜け確定という他家に比べれば比較的安全な状況だった咲さんだが、神妙な表情をしているカットがたびたび描かれているんだよね。これが末原さんや霞さんたちから見た「ラスボスオーラを放っている咲さん」という描写であれば、特別どうということもないのだけれど、おそらく違うだろうと思う。
というのも、その後、末原さんの捨てた
をポンした瞬間、咲さんの表情が何かから解放されたかのように明るく笑顔になっていく描写がある。

そして、ツモってきた
で加槓をして、嶺上開花で和了って決着という流れが描かれた。
をポンした瞬間に勝ちを確信し、ホッとして笑顔になったのだとすれば、咲さんの中ではお姉ちゃんに会うためにどこか勝つことを意識しすぎて、今までのように麻雀を楽しめていない側面があるのかもしれない。咲さんが再び麻雀を始めた理由ともなったお姉ちゃんとの再会が、奇しくもこういう形で枷になっているということなのだろうか。
まぁ、考えすぎならばそれはそれで良いのだけど、わざわざ原作になかったオーラスの描写で咲さんの表情がこういう描かれ方をされたので、準決勝以降の伏線だったりするのかもと思ってみたり。
とりあえずは、準決勝大将後半戦できっと咲さんが何か糸口を見つけてくれるだろと期待しつつ今後の展開が楽しみ。きっと休憩時間にのどっちが励ましてくれるもんね!
次回は10/2発売号で掲載予定。
以下、咲-Saki-本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第147局 「継承」 感想)

全員風邪ひけ――。
バケモノ連中、全員風邪ひけ――。って(笑)
むしろ、そんな短いスカートを履いている末原さんの方が風邪引きそうとか思ってしまった。長袖ってことは夏ではないんだろうし、おそらく1年の4月の頃だよね?しかも、もちろん.....履いていないんでしょう....?
さて、前回、善野さんから受け継ぎ、いくのんが買ってくれた超和了りで怪物たちに一矢を報いた末原さん。怪物たちのような「特別な力」は持っていないけれど、信じて、託して、自分を待っていてくれる大切な仲間を彼女は持っている。自分が自分なりに出来ることを必要としてくれる仲間たちの存在があるからこそ、彼女は自分の信念を貫いていけるのだ。
末原さんがめちゃくちゃかっこいいね。ネリーの嶺上開花と爽の猛攻に冷や汗を流していた時とはうってかわって、今の末原さんの表情は自信に満ち溢れている感じが伝わってくる。頼もしさを感じるよ。
南1局、咲さんの親番だが、爽のホヤウがネリーと咲さんからの能力干渉を防いでいることもあり、末原さんが速攻で1000・2000のツモ和了り。

残りのカムイと雲
なるほど。爽の「青い雲」では末原さんの超早和了りをとめることは出来ないのか。神話によると「青い雲」は「海」や「水」に関係するものだけど、麻雀で「海」というとやはり海底や河を思い浮かべるなぁ。「雲を使えるような絶好のタイミングがくる前に末原さんに和了られてしまう」というセリフから「白い雲」や「赤い雲」のように局のスタートから使用する能力ではないようだし。
南2局も咲さんが捨てた

熾烈な2位争いの様相を呈していた準決勝大将戦だが、あくまでも点差的にはトップの入れ替わりもまんざら非現実的とも言えなくなってきたね...。と思っていた矢先、ホヤウからの保護がついに解けてしまう。爽としてはホヤウがいる間に何とか点数を稼いでおきたいところだったけど、末原さんの超早和了りによってチャンスを掴めなかったのは痛いね。
そして、ホヤウから解放されたネリーと咲さんが動き出す。

咲さんの和了り
末原さんの速攻を防ぐために、ネリーが2回のポンで末原さんの手番を飛ばし、リーチを掛けていた咲さんが















ここで、

ホヤウの効力が切れ、ネリーや咲さんのターンが回ってくるのかと思えば、末原さんの速攻の勢いはとどまることを知らず、南3局・南4局も末原さんが超速攻の早和了りで局を進め、
前半戦が終了した時点の点数状況。
臨海:142700点(-27600点)、姫松:123800点(+12500点)、有珠山:81600点(+51300点)、清澄:51900点(-36200点)。
前半戦は親の倍満と数え役満で一気に点差を縮めた爽と、超早和了りによって前半戦だけで8回の和了りを見せた末原さんが点数を稼いだ形となった。さすがに清澄の点数がヤバくなってきたじぇ........。

最後の半荘
成す術なく最下位となった咲さんを見て、驚く和たち。長野県予選決勝の時もそうだったけど、俯く咲さんの元に和は駆けつけるのだろうか。全国編の最終話ED通りなら大いに期待できる展開が待っていそうで嬉しいのだけど。
うーむ。やはり、前半戦だけでは咲さんは答えを見つけることが出来なかったか...。何といっても、今回の大将戦は問題が山積み過ぎる。ネリーの支配する流れ、爽の持つ最後の「青い雲」もまだ未知数なのに、現状最も厄介な末原さんの嶺上開花封じ――カン対策がお見事と言う他ない。
鳴きを多用され、あれだけの速度で和了られては打つ手なしという感が強いよなぁ。事実、南入してからの末原さんの速度に3人とも追いつくことが出来なかったわけで、ホヤウの効果が消えてからも能力で和了る隙がなかったもんね。
部長が優希に「火力よりも速度ね!」と言っていたり、速度で場を制そうとしていた優希を見て、漫ちゃんが火力を速度に変換して、サトハ先生に立ち向かったように、強者との戦いでは超早和了りは最も効果的なスタイルと言っていい。
それに問題は同卓者だけではないような気もするのだ。咲さん自身の問題。長野県予選の決勝に勝利し、長野から上京する際にもお姉ちゃんとの再会を意識していたし、準決勝の大将戦が始まる前も、お姉ちゃんの学校と対戦することを意識していた。
「いよいよ全国」「ここを勝ち抜けばお姉ちゃんの学校と試合ができる」「決勝までいかないとお姉ちゃんと戦えない・・・だから・・・全部倒す!!」というセリフは特に印象的だけれど、これはある種、絶対に勝たなければいけないという強迫観念でもあるのかもしれない。まわりくどい言い方をしてしまったけれど、要するに咲さんは今、麻雀を楽しめているのかというお話。
特に気になるのは、『咲-Saki-全国編』の第12局で原作にはなかった2回戦大将戦のオーラスの闘牌が描かれた回。

咲さんの様子
振り込まなければ勝ち抜け確定という他家に比べれば比較的安全な状況だった咲さんだが、神妙な表情をしているカットがたびたび描かれているんだよね。これが末原さんや霞さんたちから見た「ラスボスオーラを放っている咲さん」という描写であれば、特別どうということもないのだけれど、おそらく違うだろうと思う。
というのも、その後、末原さんの捨てた


笑顔
そして、ツモってきた


まぁ、考えすぎならばそれはそれで良いのだけど、わざわざ原作になかったオーラスの描写で咲さんの表情がこういう描かれ方をされたので、準決勝以降の伏線だったりするのかもと思ってみたり。
とりあえずは、準決勝大将後半戦できっと咲さんが何か糸口を見つけてくれるだろと期待しつつ今後の展開が楽しみ。きっと休憩時間にのどっちが励ましてくれるもんね!
次回は10/2発売号で掲載予定。
前半は3年生がリードして後半は1年のターンかな
爽のホヤウが強すぎただけか....?
「多分勝てません」
半荘1回で8和了する末原さんは、全然凡人では無いよね
咲さんがそういうのは当然だったのか…
ネリーの見せ場、爽の残存している雲とカムイ、末原さんの超早和了り、それを超える咲さんタイムをたった一回の半荘でやりきるのか!
今回は1位抜けはキツイだろうな
描写的には全国編入ってからの咲さんのが怖くてオーラもあるように見えるけど、県大会決戦で衣相手に見せた大逆転をやりそうな感じがしないし、何よりあんまり楽しそうじゃない。
衣に「一緒に楽しもうよ」と言った咲さんはどこにいったんだ!
鍛錬の末に手に入れた武器でバケモノたちを圧倒する末原さんがかっこよくて愛おしい
姫松に勝って欲しいよ
残念だけど努力だけでは無理
才能者も努力している
だからこそ努力した才能者がどの作品でも(というかリアルでも)最強
あと末原はただの努力者じゃないでしょあきらかに
麻雀に関しては才能がある
そもそも努力し続けることが才能でもある
末原はそのタイプ