ぽてぽての庭

ぽてぽて、ぼちぼちいきましょか?

もしも学校に行けたなら…

2015年01月29日 | つぶやき
今イスラム国に拘束されている後藤さんが書いた本のことが、朝ニュースで流れた
いろいろな本を出しているのだね
そして全部海外の大変な環境を生きているお子様たちを含む人々の事なのだね

最新作?は2010年に出版されたもの
タイトルが「もしも学校に行けたなら」みたいなものだった

それを見て思い出すのは「イワナシの丘」
初めての芸術公演だったね
内部の話をすれば初めてオーディションで役を決めたものだった
ヒロイン役は全員演じて、それ以外に1役か2役を脚本家、演出家の前で演じてみせる

台本を読んで一番最初にやりたいと思ったのはそんな役名のついていない世界の子供たち
本筋の間にちょこちょこ1シーンだけ入って、それが全部違う世界で……
だから子供役は7~8人いたような気がする…

その子供がやりたいって思った
できるだけ子供を多く演じてみたいって思った

だから本役はそれに支障がなくてそれでいてやってみたい役
と言う方向で台本を読み、オーディションではこれをやろうって決めた

自分の希望が叶い、本役も希望通りをいただけた
子供も数役もらえた
そのおかげで裏では早着替えで大変だったけど、すごく楽しかったし嬉しかった

子供に共通する思いは学校に行きたい、勉強をしたいだった
それをどうやってお客様に届けたらいいのだろうってすごく考えた
前にアドバイス頂いた先生や仲間が口にした言葉を心においてこうしたら届くだろうか、どうだろうか…って

結局どうだったか……覚えてない(笑)
いや覚えてないは嘘だけど、お客様の中にどう残ったのかはわからない

ただ日本は平和だな
行きたくなくても学校に行けるのだもんな
それが当たり前ってすごいよなって思った

私だってそれが当たり前で学校に行ってた
ありがたいって今なら思う
でも行ってた当時はそこまで思ってなかった

そのタイトルを見てそのことを思い出した
その中の子供のセリフにこんなのがあった(うろ覚えだよ)

「一回だけキュウショクというものが出た 豆のスープだった 美味しかった その後御夕飯がなくても平気だと思うくらい美味しかった
 学校の帰り道 友達と歌を歌いながら帰った 一日だけだったけど楽しかった  その思いがあるから 今 生きていける」

この言葉の意味を忘れずにいたいと思った
それを思い出した今朝のニュース