ぽてぽての庭

ぽてぽて、ぼちぼちいきましょか?

学生時代の本を再度読む。

2010年10月21日 | つぶやき
ダンボールの中や紙袋の中にたくさんの本があったのだけど、
なかなか捨てられなくて
そして売りに行っても値段がつかないだろうなって思って
ずーっと取っていた100冊近くの本たち。

先日何十冊かは売りにいったんだけど、
そのうちの15冊に値段がついた(苦笑)

あとは処分だった。


少女小説は売れないんすね(T-T)
思い入れ作品とかあるんだけどなぁ。

そんなわけで人から見たらどうでもいいような少女小説を
再読している最中。

これが面白い。
当時とは違う(と思う)感覚で読めるし、
けっこう内容覚えてるものもあるし、
覚えてないシーンは新鮮だし。
何より挿絵ってよく覚えてるのね。

私は本嫌いだったから
中学の国語の先生によって、読書習慣をつけられた。
何でもいいから1週間に一冊読んで、
感想メモを出せってのがあったんだ。

それはマンガ以外って決まりで、
それ以外は何でもOK。
とにかく活字を見ろって事だったんだろうな。

そして出会った、少女小説。

コバルト、ティーンズハートは私にとってめさめさ主流だった。

最初は小さな文字にも抵抗があったけど
(教科書を読むのはキライじゃなかったんだけどね)
まず表紙が可愛いものを手にとって読んでみた。

そしてそれが面白いことを知った。
いろんな世界を教えてもらった。

すっごい数の本を買ってもらったし、
友人たちと回し読みもしたんじゃないかな?

あの先生がいなかったら、
私に読書習慣は根付かなかったろうし、
図書館司書なんて資格も取ることもなかったろうな。


とりあえず手に触れた本を読んでみた。
当時高校生デビューをしていた倉本由布さんの本。

『星姫紀行』と『シナモンハウスの午後』

『星姫』は『ぼく球』みたいな前世が関係する話。
主人公が地球を好きだったり、
地球に転生したいなんていってたり
前世の人たちの星は、
自分たちの文明の発達によって自滅してしまったり

なんて


そっくりだなぁって思ってみたよ(笑)


『シナモン』は三人の女の子の話。
三人が三人とも何かしらを抱えてて、
それを他の二人の存在や言葉によって乗り越えていく・・・って感じ。



そして今、氷室冴子さんの『ざ・ちぇんじ』を読んでいる。
これまた面白い。

綺羅姫さんが実は男で、
綺羅君が実は女でってとりかえばや物語。

実際は古典文学としてある作品だ(源氏物語や、枕草子みたいな)
内容は覚えているけど、展開が面白い。
続きがわかってても読みふけってしまう。


当分、買わなくてすみそうだ♪