Saxophonist 宮地スグル公式ブログ

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キューバ旅行⑤2日目・午前から昼過ぎまで旧市街散策

2009年05月02日 11時00分48秒 | キューバ旅行2009
前日、団体で旧市街ツアーをした時に、夕方5時ごろホテル・ロス・フライレスに立ち寄った。このツアー自体、旅行会社の業界向けの体験旅行(僕はうまいこともぐりこめたんだけど。)。ホテルの様子を見る事をホテル・インスペクションって言うらしいけど、まぁ、僕には関係の無い事だ。それより、1Fロビーで4人の男たちがクラリネットを片付けている事に目が行き、思わず英語で話しかける。「もう、演奏は終わり?」 すると一人が、「ああ。終わりだ。」 「明日もやってるの?」と僕。「お~い、代わりに英語喋ってやってくれ。(みたいな?スペイン語)」 すると4人の中で一番若いバスクラリネットの兄ちゃんが立ち上がった。「明日は10時から5時までやってる。」「そうか、じゃ、明日朝から見に来るよ!」と僕。その時点で、またもや団体行動から少し外れる。(笑)

今日は寝不足を承知で4時間ばかりの睡眠で朝ちゃんと起きて、その約束を守ったってわけだ。ここのホテルはスタッフが修道士の格好をしている。バー・カウンターにも修道士姿のバーテンが居て、「何か飲むかい?」と僕に尋ねる。「うん、モヒートちょうだい。」「こんな朝っぱらから、モヒートかい!?」と驚かれる。まぁ、でもいいじゃん。モヒートを買って、クラ四重奏の真ん前の席に陣取る。「昨日言った通り来たよ。ビデオとか写真撮ってもいい?」とメンバーに尋ねる。頷いてくれたので早速準備。「アベ・マリア」を始めた。分厚い譜面の山が譜面台に乗ってるのだけど、手前の二人は一向に譜面には手を付けず、暗譜してるようだ。そういうクラシックものから、ここでも「キサス・キサス」などのラテンクラシック、「サマータイム」などジャズ・チューン(アドリブ・ソロは無かったけど)と幅広いジャンルを柔らかいアンサンブルで聞かせてくれる。見た目はイカツい人たちなんだけどね。(笑) また、そのギャップが良い。クラリネットの優しい音が心地良く、ラテン曲では2人がクラ、残りがクラーべとボンゴなど変化も有る。残念だったのは、4人揃ってのアンサンブルってのがあまり無く、観光客が入ってくるとすぐさま一人がCDを持って売り子と化す。まぁ、これがこのバンドの大きな収入源なんだろうな。僕も勿論、買わせて頂いた。3セットほど聞いたけど、多少の曲の入れ替えはあるけれど、殆ど同じ曲順での演奏が続いた。モヒートで軽く気持ちよくなった僕はホテルを出て街の散歩に出かけた。


楽器屋兼CDショップ兼衣装屋?(笑)
帰国後、「今回は楽器何か買ってきた?」って聞かれたけど、旅行者が兌換ペソで購入する限り、決して安くは無い。また、キューバでは楽器などは高級品だという。ミュージシャンも海外で良い楽器を購入するとか。


こういう絵が街の各所に有る。ここには「革命の歴史」が独立戦争からフィデルとゲバラまで描かれている様だった。


カジェとクラシック・カー。
こういうコロニアル様式のアパート群が旧市街には広がり、必ずクラシック・カーが停めてある。誰が撮っても絵になる。最近はキューバも、韓国車ヒュンダイが増えてきたとか。


駐車場にゲバラ。


そして、再びホテル・ロス・フライレスに戻ってきた。クラリネットが先程のレパートリーを奏でているのが聞こえる。入り口に修道士のオブジェが有る。ここキューバは音楽と同様に芸術にも力を入れており、あちこちにオブジェや絵が有る。そろそろお昼なので、あちこちのレストランからも音楽の生演奏が聞こえて来た。

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