ウィーン2日目、外はあいにくの雨模様。今日は国立オペラ座見学から。冒頭の写真はオペラ座の玄関ロビー。
入口周辺には雨の中、モーツァルト時代の恰好をした人達がチケット販売していて、日本語で「スバらしいオペラ、ゼヒ、観てクダサ~イ」と話しかけてくる。胡散臭いのでダフ屋かと思ったらそうではなく正規の販売員らしい。
玄関ロビーに各言語のプラカードが立っていて、自分の分かる言語の所に並ぶ。日本語が見当たらなかったので、僕は英語の所に並んでいたが、突然、「日本語の方、いらっしゃいますかぁ?」とハーフの女性が現れたので、慌ててそちらに並ぶ。メチャクチャ流暢な日本語。助かった。
ロビーからの階段。自ずとワクワク感が。
皇帝専用ティールーム。
貴賓席と直結している。当時の皇帝はあまりオペラが好きではなく、ここに居る時間の方が長かった・・なんて話を聞く。現在では、貸し切る事も出来る・・が、笑えるほど高額。
ステージを眺める。
同行した方々は10人に満たなかったのだが皆さん音楽ファンらしく、質問も多く、また熱心に説明を聞いておられた。チェロを弾いてるという方もおられた。昔は海外で日本人に会うのを極端に嫌って避けてたんだけど、最近は会うとちょっと嬉しくなる。バブル時代と違って、旅行者数も激減し、団体客もあまり見かけなくなったせいも有るし、ちゃんと目的を持って、心の豊かさを求めに来ている人が多くなったからだと思う。心細くなる海外で、たまに同じ民族、同じ言語に触れられたら、それはそれで安堵するもんだ。そういえば、昨日、自転車で走ってて道に迷って困ってたら、日本人のビジネスマンが声を掛けてくれて、丁寧に教えてくれた。
ここでも、ザルツブルクの祝祭劇場同様に舞台裏を見学できる。今日も色んな大道具を建設中。ステージからは信じられないが、裏ではあたかも工事現場の様にトンカチの音が響き渡る。
オーケストラ・ピット。
NY在住の頃は何度かブロード・ウェイのミュージカルに行ったが、必ず終演後にステージに駆け寄って観に行ったもんだ。やはり、ミュージシャンとして気になる聖域。オペラとまではいかないが、自分もミュージカルで演奏した時の、間違いの許されない、あの緊張感が蘇った。
エントランスから客席に至るまで絢爛豪華な内装で、これから始まるステージを想像しながらワクワクさせる、全てがお客に夢を与える空間だと感じた。普段、僕は小さなライブハウスで演奏する事が多いけれど、お客さんに夢を与えるなら、本当は控室が有って、ステージの時間までミュージシャンは姿を見せない方が良い。でも、現状ではそれは難しく、お客さんと同じ場所に控えてなくてはいけない。だからといって、本番を前にしてずっとカッコ付けてるのもしんどいし、だったら、普段通りにして、せっかく来てくれたお客さんとフレンドリーに接した方が良いだろう・・というのが僕の判断だ。本番とのギャップを楽しんで貰おう・・的な。でも、「夢を与える」という事に、それが果たして良い事なのだろうか?という疑問は常に有り、大いなるジレンマなのだ。
シェーンブルン宮殿。
門から建て物に辿りつくまでも遠い。
「ハプスブルク地獄」のスタート。(笑) TVでやってる金持ちのお宅訪問ってのも最低に趣味が悪いと思ってるし、こういう宮殿に住みたいと夢見た記憶も無いし、まぁ、住むならとことん無駄を廃したなるべく部屋数が少ない家と決めてるので、全く無縁の場所に向かうわけだが、子供時代のモーツァルトがここで女帝マリア・テレジアの前で演奏して、マリー・アントワネットに求婚したって逸話が面白いし、内装の美術品には大いに興味が有る。写真が撮れないので情報はゼロ。悪しからず。
宮殿の見学が終わり庭園へ。油断してたらシャッターが下りた。
いやぁ、疲れた!確かに豪華な内装で圧倒されたが、一番関心したのが昔のヒーター。陶器で出来ており、部屋の裏から使用人が薪をくべて温めるようになっている。根が貧乏人のせいか、裏で薪をくべてる自分を想像してしまう。
グロリエッテを中心に、宮殿から見た庭園の全景。
ラジコン走らせてもアシモを走らせても途中で電池が切れると思います。
疲れた身体の血糖値を上げるため宮殿内でスィーツ・タイム。
さすがスィーツ王国ウィーン。アメリカのと違って見た目より甘さ控えめで美味しい。
電車U-4に乗って北の外れ、終点のハイリゲンシュタットへ。ベートーベンゆかりの地である。
有名なホイリゲ(酒場)、「マイヤー」。
ここにベートーベンが滞在して「第九」を作曲したと言われる。
駐禁なのでレッカー移動しまっせ・・的な(?)看板。
「遺書の家」と呼ばれるベートーベン・ハウス。
遂に耳が聞こえなくなってしまったベートーベンが、絶望して弟に宛てた遺書をここで書いたとされている。
向こうっかわの階段を2階に上がって一つ目がベートーベンさんのお部屋です。
受付には優しそうなお婆ちゃんが座っていて、ドアの開け方が難しかったので僕に変わって開けてくれた。中に入ってすぐに、風邪引いてボーっとしてたため何処かで鉄道の回数券を落としたって事に気が付いて、慌てて外に飛び出したら、「もう見終ったの??」と驚かれた。いやいや、入って5秒でそれはない。(笑) 見つかって良かったけど。
これが遺書らしい。「1802年10月6日」で締めくくられている。もちろん複製。
ベートーベンの弾いたピアノ。・・ってマジかよ!
デス・マスク。
これを見ると、学校の音楽室に飾ってあった、あの堅苦しい苦虫を潰した様な顔もあながちウソじゃないと分かる。やはり頭の中で鳴るのは『運命』。ジャジャジャジャ~ン!
小さい一部屋だけなので、10分も有れば展示物は全て見れる。あとは雰囲気を楽しむのみ。
ホイリゲ「Muth」へ。酒が呑める酒が呑める酒が呑めるぞ~。
ワインリスト。グラス一杯、200~300円ってとこだから安い!!
白ワイン、すっきりしててメチャクチャ美味い。
お店のおねぇさん。
民族衣装があまりに可愛かったので撮らせて貰った。外人が日本で「オ~ゥ、ジャパニーズ・キモノ、ビューティフル!」って写真撮る心境が分かった気がする。向こうでパーティー客がワイワイ騒いでグラス割ったりするのに対応しつつ、ワインのお薦めなんかも英語でちゃんと説明してくれてサービス満点。
またシュニッツェルです。すいません。でも、これ、ウィーンで食べた中で最も美味。歯ごたえもサクサクしてて最高。
「ベートーベンの散歩道」。
「ベートーベン・ギャング」って書いてあるので、スティーブ・ガッド(ds)の「ガッド・ギャング」を思い出し、ベートーベンのファンキーなバンドの事なのかなぁ・・と、風邪とワインでボーっとする頭で思った。(笑)
ベートーベン・ルーエ(休憩所)。
ピース・サインですいません。これでも一応、尊敬申し上げております。
ベートーベンは、ここを散歩しながら交響曲6番『田園』の構想を練ったと言われている。一方、僕はもっぱら練馬の城北中央公園。竪穴式住居の隣辺りに銅像が建つよう頑張ります。
ここ最近の豪雨で流されてきたゴミ箱。歴史的な場所のこういう間抜けなところが堪らなく好きです。
ベートーベンが作曲した小路で俺も曲を書こう!と思っていたが、全く何も浮かばなかった。やはり、僕には城北中央公園がお似合いのようで。
ホイリゲ2店目、「ヴェルナー・ヴェルザー」へ。
ここは、入口のデリカテッセンみたいなとこで食べ物を注文するスタイル。ワインも食べ物もさっきの「Muth」よりかなり落ちる。
中心街に戻ってきた。先ほど行ったオペラ座。
入口近くのオーロラビジョンの様な大画面では、今日の出し物「カルメン」をLIVEで流している。なんて太っ腹!今日は人気歌手が出演ということで、チケット入手も困難。実は写真を撮ってる僕の後には、歩道に大勢の観客が居る。
「音楽館」。
ここは体験型アトラクション施設。家族連れが多く、こんな所でも子供にさりげなく音楽教育がなされてるという、ウィーンの人々の自国の文化への誇りと愛情を感じる。サイコロ振って、出た目で前半と後半のフレーズがコンピューターによって決まり短い曲が出来上がるというものがあり、なんかジャズのアドリブの展開させる時の作業と似てるなぁと思った。
ウィーンフィルのシェーンブルン宮殿内庭園での野外コンサートの映像。音もさることながら、カメラ・ワークも凄くて結構感動した。
古楽器も飾られている。
これが目玉のアトラクション。ウィーン・フィルの指揮をシュミレーション出来るコーナー。
備え付けの指揮棒を画面の前で振って、画面のウィーン・フィルを指揮するのだ。僕の前に子供がやってたけど、あまりにメチャクチャだったため、モノホンの指揮者が出て来て、オーケストラを途中で止めて「君は勉強し直しなさい」的な事を言われ、挙句に楽団員が席を立って帰って行くという演出まで。ゲームとは言え、これはシビアじゃないか。自分の番になって、やたら緊張しはじめた。(笑) 数曲の中からチョイス出来るのだが、僕がチョイスしたのは「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。まぁ、テンポを一定に保って棒を持った右手振ってりゃ何とかなるのだが、妙に感情を込めてテンポを変え始めたら途端にグチャグチャに。でも、なんとか怒られずに済んだ。(笑)
その他にも、楽器をクリックしてチョイスして、その楽器でオーケストレーションさせたり、周波数を上げるとこの音がこんな風に変わって行くんだよ・・みたいなのを実験する機械など、コンピューターを駆使して「音楽」や「音そのもの」に子供が興味を持つ様なアトラクションが沢山有る。勿論、大人も十分楽しめる。
こういうのが街の中に有って、街中が色んな音楽で溢れていて本当に羨ましいと思った。まぁ、これが音楽の都たる所以でもあるのだが。
今日の晩飯、「ハッピー・ヌードル」。
街角の屋台で、中国人ではなくウィーン人がコテ使って焼いてる。絶対マズいに違いない・・とは思いつつ、昼間にまた肉食が過ぎて、レストランでガッツリ行きたくないし、ウィーンは食費もかなり高くつくので我慢。が、しかし、食べてみると・・う、美味い!てか、あまりにもこういう食事から離れてて麻痺してるかも。いや、これで十分じゃないか。明日もこれで良いかも。(笑)
入口周辺には雨の中、モーツァルト時代の恰好をした人達がチケット販売していて、日本語で「スバらしいオペラ、ゼヒ、観てクダサ~イ」と話しかけてくる。胡散臭いのでダフ屋かと思ったらそうではなく正規の販売員らしい。
玄関ロビーに各言語のプラカードが立っていて、自分の分かる言語の所に並ぶ。日本語が見当たらなかったので、僕は英語の所に並んでいたが、突然、「日本語の方、いらっしゃいますかぁ?」とハーフの女性が現れたので、慌ててそちらに並ぶ。メチャクチャ流暢な日本語。助かった。
ロビーからの階段。自ずとワクワク感が。
皇帝専用ティールーム。
貴賓席と直結している。当時の皇帝はあまりオペラが好きではなく、ここに居る時間の方が長かった・・なんて話を聞く。現在では、貸し切る事も出来る・・が、笑えるほど高額。
ステージを眺める。
同行した方々は10人に満たなかったのだが皆さん音楽ファンらしく、質問も多く、また熱心に説明を聞いておられた。チェロを弾いてるという方もおられた。昔は海外で日本人に会うのを極端に嫌って避けてたんだけど、最近は会うとちょっと嬉しくなる。バブル時代と違って、旅行者数も激減し、団体客もあまり見かけなくなったせいも有るし、ちゃんと目的を持って、心の豊かさを求めに来ている人が多くなったからだと思う。心細くなる海外で、たまに同じ民族、同じ言語に触れられたら、それはそれで安堵するもんだ。そういえば、昨日、自転車で走ってて道に迷って困ってたら、日本人のビジネスマンが声を掛けてくれて、丁寧に教えてくれた。
ここでも、ザルツブルクの祝祭劇場同様に舞台裏を見学できる。今日も色んな大道具を建設中。ステージからは信じられないが、裏ではあたかも工事現場の様にトンカチの音が響き渡る。
オーケストラ・ピット。
NY在住の頃は何度かブロード・ウェイのミュージカルに行ったが、必ず終演後にステージに駆け寄って観に行ったもんだ。やはり、ミュージシャンとして気になる聖域。オペラとまではいかないが、自分もミュージカルで演奏した時の、間違いの許されない、あの緊張感が蘇った。
エントランスから客席に至るまで絢爛豪華な内装で、これから始まるステージを想像しながらワクワクさせる、全てがお客に夢を与える空間だと感じた。普段、僕は小さなライブハウスで演奏する事が多いけれど、お客さんに夢を与えるなら、本当は控室が有って、ステージの時間までミュージシャンは姿を見せない方が良い。でも、現状ではそれは難しく、お客さんと同じ場所に控えてなくてはいけない。だからといって、本番を前にしてずっとカッコ付けてるのもしんどいし、だったら、普段通りにして、せっかく来てくれたお客さんとフレンドリーに接した方が良いだろう・・というのが僕の判断だ。本番とのギャップを楽しんで貰おう・・的な。でも、「夢を与える」という事に、それが果たして良い事なのだろうか?という疑問は常に有り、大いなるジレンマなのだ。
シェーンブルン宮殿。
門から建て物に辿りつくまでも遠い。
「ハプスブルク地獄」のスタート。(笑) TVでやってる金持ちのお宅訪問ってのも最低に趣味が悪いと思ってるし、こういう宮殿に住みたいと夢見た記憶も無いし、まぁ、住むならとことん無駄を廃したなるべく部屋数が少ない家と決めてるので、全く無縁の場所に向かうわけだが、子供時代のモーツァルトがここで女帝マリア・テレジアの前で演奏して、マリー・アントワネットに求婚したって逸話が面白いし、内装の美術品には大いに興味が有る。写真が撮れないので情報はゼロ。悪しからず。
宮殿の見学が終わり庭園へ。油断してたらシャッターが下りた。
いやぁ、疲れた!確かに豪華な内装で圧倒されたが、一番関心したのが昔のヒーター。陶器で出来ており、部屋の裏から使用人が薪をくべて温めるようになっている。根が貧乏人のせいか、裏で薪をくべてる自分を想像してしまう。
グロリエッテを中心に、宮殿から見た庭園の全景。
ラジコン走らせてもアシモを走らせても途中で電池が切れると思います。
疲れた身体の血糖値を上げるため宮殿内でスィーツ・タイム。
さすがスィーツ王国ウィーン。アメリカのと違って見た目より甘さ控えめで美味しい。
電車U-4に乗って北の外れ、終点のハイリゲンシュタットへ。ベートーベンゆかりの地である。
有名なホイリゲ(酒場)、「マイヤー」。
ここにベートーベンが滞在して「第九」を作曲したと言われる。
駐禁なのでレッカー移動しまっせ・・的な(?)看板。
「遺書の家」と呼ばれるベートーベン・ハウス。
遂に耳が聞こえなくなってしまったベートーベンが、絶望して弟に宛てた遺書をここで書いたとされている。
向こうっかわの階段を2階に上がって一つ目がベートーベンさんのお部屋です。
受付には優しそうなお婆ちゃんが座っていて、ドアの開け方が難しかったので僕に変わって開けてくれた。中に入ってすぐに、風邪引いてボーっとしてたため何処かで鉄道の回数券を落としたって事に気が付いて、慌てて外に飛び出したら、「もう見終ったの??」と驚かれた。いやいや、入って5秒でそれはない。(笑) 見つかって良かったけど。
これが遺書らしい。「1802年10月6日」で締めくくられている。もちろん複製。
ベートーベンの弾いたピアノ。・・ってマジかよ!
デス・マスク。
これを見ると、学校の音楽室に飾ってあった、あの堅苦しい苦虫を潰した様な顔もあながちウソじゃないと分かる。やはり頭の中で鳴るのは『運命』。ジャジャジャジャ~ン!
小さい一部屋だけなので、10分も有れば展示物は全て見れる。あとは雰囲気を楽しむのみ。
ホイリゲ「Muth」へ。酒が呑める酒が呑める酒が呑めるぞ~。
ワインリスト。グラス一杯、200~300円ってとこだから安い!!
白ワイン、すっきりしててメチャクチャ美味い。
お店のおねぇさん。
民族衣装があまりに可愛かったので撮らせて貰った。外人が日本で「オ~ゥ、ジャパニーズ・キモノ、ビューティフル!」って写真撮る心境が分かった気がする。向こうでパーティー客がワイワイ騒いでグラス割ったりするのに対応しつつ、ワインのお薦めなんかも英語でちゃんと説明してくれてサービス満点。
またシュニッツェルです。すいません。でも、これ、ウィーンで食べた中で最も美味。歯ごたえもサクサクしてて最高。
「ベートーベンの散歩道」。
「ベートーベン・ギャング」って書いてあるので、スティーブ・ガッド(ds)の「ガッド・ギャング」を思い出し、ベートーベンのファンキーなバンドの事なのかなぁ・・と、風邪とワインでボーっとする頭で思った。(笑)
ベートーベン・ルーエ(休憩所)。
ピース・サインですいません。これでも一応、尊敬申し上げております。
ベートーベンは、ここを散歩しながら交響曲6番『田園』の構想を練ったと言われている。一方、僕はもっぱら練馬の城北中央公園。竪穴式住居の隣辺りに銅像が建つよう頑張ります。
ここ最近の豪雨で流されてきたゴミ箱。歴史的な場所のこういう間抜けなところが堪らなく好きです。
ベートーベンが作曲した小路で俺も曲を書こう!と思っていたが、全く何も浮かばなかった。やはり、僕には城北中央公園がお似合いのようで。
ホイリゲ2店目、「ヴェルナー・ヴェルザー」へ。
ここは、入口のデリカテッセンみたいなとこで食べ物を注文するスタイル。ワインも食べ物もさっきの「Muth」よりかなり落ちる。
中心街に戻ってきた。先ほど行ったオペラ座。
入口近くのオーロラビジョンの様な大画面では、今日の出し物「カルメン」をLIVEで流している。なんて太っ腹!今日は人気歌手が出演ということで、チケット入手も困難。実は写真を撮ってる僕の後には、歩道に大勢の観客が居る。
「音楽館」。
ここは体験型アトラクション施設。家族連れが多く、こんな所でも子供にさりげなく音楽教育がなされてるという、ウィーンの人々の自国の文化への誇りと愛情を感じる。サイコロ振って、出た目で前半と後半のフレーズがコンピューターによって決まり短い曲が出来上がるというものがあり、なんかジャズのアドリブの展開させる時の作業と似てるなぁと思った。
ウィーンフィルのシェーンブルン宮殿内庭園での野外コンサートの映像。音もさることながら、カメラ・ワークも凄くて結構感動した。
古楽器も飾られている。
これが目玉のアトラクション。ウィーン・フィルの指揮をシュミレーション出来るコーナー。
備え付けの指揮棒を画面の前で振って、画面のウィーン・フィルを指揮するのだ。僕の前に子供がやってたけど、あまりにメチャクチャだったため、モノホンの指揮者が出て来て、オーケストラを途中で止めて「君は勉強し直しなさい」的な事を言われ、挙句に楽団員が席を立って帰って行くという演出まで。ゲームとは言え、これはシビアじゃないか。自分の番になって、やたら緊張しはじめた。(笑) 数曲の中からチョイス出来るのだが、僕がチョイスしたのは「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。まぁ、テンポを一定に保って棒を持った右手振ってりゃ何とかなるのだが、妙に感情を込めてテンポを変え始めたら途端にグチャグチャに。でも、なんとか怒られずに済んだ。(笑)
その他にも、楽器をクリックしてチョイスして、その楽器でオーケストレーションさせたり、周波数を上げるとこの音がこんな風に変わって行くんだよ・・みたいなのを実験する機械など、コンピューターを駆使して「音楽」や「音そのもの」に子供が興味を持つ様なアトラクションが沢山有る。勿論、大人も十分楽しめる。
こういうのが街の中に有って、街中が色んな音楽で溢れていて本当に羨ましいと思った。まぁ、これが音楽の都たる所以でもあるのだが。
今日の晩飯、「ハッピー・ヌードル」。
街角の屋台で、中国人ではなくウィーン人がコテ使って焼いてる。絶対マズいに違いない・・とは思いつつ、昼間にまた肉食が過ぎて、レストランでガッツリ行きたくないし、ウィーンは食費もかなり高くつくので我慢。が、しかし、食べてみると・・う、美味い!てか、あまりにもこういう食事から離れてて麻痺してるかも。いや、これで十分じゃないか。明日もこれで良いかも。(笑)
絵葉書のようなお写真に今更ながら感心しております。
まだ、続きますね?