新たなる職業病か？

１月のツアー中に咳が出始め、一旦治まったものの２月に入りまた出始めた。近所の病院に行って薬を１週間分貰うも一向に改善されず、再び行くと同じ抗生剤を貰ったので、これは信用できないな・・と暫らく自然治癒力に身を任せてみた。

ところがどんどん咳は酷くなる一方で、時々過呼吸の様な症状になり息が吸えなくなり死にそうになる。夜は咳をする度に目が覚め寝不足が続く。もうダメだ！と思い、朝９時に起きて散歩のつもりで病院を探す。結構、大きい病院を発見。飛込みではいる。

レントゲンを撮ることになった。やはり３週間も風邪が治らないのは異常事態。風邪ではないかも知れない。暫らくして写真が出来上がり診察室に呼び戻される。いきなり先生に言われた言葉は「でかすぎて写真が途中で切れてる・・」。

どうやら、僕の肺が人の１.５倍は有るらしい。スポーツをやっていたのかと尋ねられ、サックスの話をする。先生もなるほどと合点が行った様子。肺の形が大きな箱型の様になっていて、それで固くなってしまい肺気腫になった可能性も考えられるとの事。箱型といえば、レッスンで能率的な息の吸い方として「体内に大きな箱をイメージして・・」と教えているが、あくまでイメージであって実際に自分の身体がその様に変形しているとは思いもしなかった。(笑)　人間とは凄いものだ。まぁ、僕の場合理想的な肺を作ることに成功したものの、少々ハードに使いすぎてこのようになってしまったのかも知れない。　

出来れば仕事を休んで肺を少し休めたほうがいいらしい。丁度、来月は長期間の旅行がある。神様がまた休めという指令を出しているのかも知れない。前回は肺炎で２度の入院だったし、とにかくサックスで病気になる事がやたらと多い。なんで、元々気管の弱い子供だった僕がこうしてサックスを職業に選んでいるんだろう？？　神様は試練を与えるのがお好きなようで・・。でも、不思議な事にサックスを吹いている最中に咳でむせる事は意外と少ない。これも職業訓練のなせる業かな(チョッと自慢）？　でも、先日のライブでは咳でむせてMCが出来ず、急遽メンバーにしてもらったけどね。

明日もライブだ。咳が少しでもマシになりますように。