Saxophonist 宮地スグル公式ブログ

最大の趣味+職業の音楽について熱く語ります。その他にライブのお知らせ、趣味の旅行&温泉巡りも。登録宜しくお願いします。

今日の職場のコーナー(正確には昨日・・・)

2007年09月27日 10時35分23秒 | jazz
それこそ数年前はウェディングのご歓談といえばジャズってのが定番で、よくこういう場所での演奏の仕事が多かったんだけど、最近は黒人のR&Bのヴォーカルが定番らしく、めっきりそういう仕事は減った。プライベートでもオネェちゃんとのデートじゃない限りこんなとこには来ないし、今の僕には無縁の世界なわけで、久しぶりの「高いとこ」である。値段も高いのかな・・(笑)

本日はケイ・シバタ氏とのトリオ・ギグ。ベースは田辺等氏。お洒落なお店なので普通なら営業チックなBGM風になるところだが、このお二人の演奏が凄過ぎてそんな風にはならない。あんな演奏を聴いてよくお客さんは普通に談笑してお酒や料理を楽しめるもんだと思う。(笑) シバタさんはこの日、ピアノが無いお店のためキーボードだったのだけど、そのハービーの様なリズミック克つ強力なハーモニー・センスで次から次へと現代的なアイディアをどんどん引っ張り出してくる。田辺さんはミロスラフ・ビトウスの様にバッキングの間も上に下にの超絶技巧でグイグイと攻め立ててくる。まぁ、このお二人を誰それの様に・・と例えること自体失礼な話なんだけど。僕より一世代上の方々でライブ活動をあまりされないのだけれど、この日本でこんなハイレベルな演奏がライブで聴く機会が少ないのは非常に残念な気がする。まぁ、僕は間近で聴けてラッキーだけどね。

お二人にお願いして録音させてもらったんだけど、これは僕の宝物になると思う。HDに保存しなくちゃ。しかしそれにしてもこのお二人に比べてしまうと、自分の演奏が陳腐で不確実で非常につまらなく感じてしまう。「世界レベル」とはこういうものなんだなぁ。「井の中の蛙」になってはいけない!と常日頃から思ってはいるけれど、たまにこういう方々とやらない限り、井の中に居る事さえ忘れてしまっている。はぁ、落ち込むなぁ。。プレーバックを聞くのが最近マゾ的な儀式になっている。快感にはならないけれど。(苦笑)

コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ザ・サックス」にインタビ... | トップ | 不眠症なので・・ »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (スコットランド遠藤)
2007-09-27 23:39:04
私もSUGURUさんほどではないにせよ、他の方のギターを聞くと勉強になる反面、落ち込みます。音数ばかりおおくて説得力がなかったり、ソロの展開がつまらなかったりする演奏をライヴ後で聞くと、穴に入りたい気持ちになります。
私の友人である、とあるプロのギタリストはとても楽しそうにギターを弾きます。演奏しているのが楽しくて仕方ないのでしょう。私もそういうところまで行きたいです。
返信する
そうですねぇ。 (SGURU)
2007-09-27 23:48:55
楽しくやる!ってのが一番なんですが、上には上が居るってのがこの世界です。NY時代からコテンパンにやられてきたので慣れているのですがね。(苦笑) 

最近、凄い人とやっても緊張せずに自分を出し切る事が出来るのですが、出し切ってこれかい!と思うと余計凹みますな。(爆)
返信する
Unknown (mihoko)
2007-09-28 12:38:15
上手い人には上手い人なりの悩みというものがあるんですね。
うぅ~ん・・・ 練習しすぎて早く上手くなるのも考えものか… (← って、上手くなってから言え!って^^;)
返信する
悩み (SGURU@風呂上り)
2007-09-28 12:50:15
セクシー下着姿でお届けします。(笑)

>mihokoさん、

テクニック云々だけではなく、センスとか、歌心とか・・これっばかは練習でどうにかなるもんではないのでねぇ。(笑)

クアドラという「同業者集団」でもそれは結構磨かれているとは思います。日々、凹んでは立ち上がるの連続です。

追伸:クアドラ・レディース聴いてみたいです!
返信する
Re: 悩み (mihoko)
2007-09-29 12:14:05
寝起きパジャマ姿でお送りします(色気ゼロ)

>追伸:クアドラ・レディース聴いてみたいです!

いやっ、それは、まだダメ。そのうちね… テヘッ (←かわいこぶってごまかすな~!)
返信する

コメントを投稿