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ノエルのひとり言(不登校を乗り越えて)

娘の不登校を乗り越えられたからこそ見えてきたこと、感じたこと。
笑顔の毎日を過ごせますように!

夏休みを前に

2009-07-09 18:37:07 | 不登校
このあたりでは、来週の金曜日が、1学期の終業式です。

夏休みまで、あと1週間あまり。

明日からは、懇談が始まるために、
学校は、半日授業になります。

というわけで(どんなわけ?)今のうちにと、
羽を伸ばしきっているノエルです。

これから、我が家にとって、超ハードな夏がやってきますからね~


昨日は、友人とランチしました。

友人の息子さんが復学して、もうすぐ1ヶ月。

先日、私の誕生日を迎えましたが、
実は、彼女の誕生日が来週で、(しかも、同じ年なんです)
お互いのバースデイのお祝いをしようということになって。

こんな風にお祝いできる幸せ。

話が尽きなくて、時間がいくらあっても、足りません。

息子さんには、予想通り、新しい問題が、
次々と表面化してきているそうですが、
何とかクリアしながら、やってるそうです。

学校に行きながら、どんどん逞しく成長される息子さんに、
親の方も、置いていかれないよう頑張らなくちゃねと、話していました。


それから、エンカレッジで支援を受けている方から、
今週、二人のお子さんが、
無事に再登校されたとの報告をいただきました。

明るい気持ちで、夏休みを迎えられること、
さぞ喜んでおられることでしょう。

本当に、よかったな~と思います。


支援の先生方や、訪問カウンセラーの先生方は、
そのために、暑い中、全国を飛び回り、
頑張ってくださっているんですよね。

私には、ここで応援することしかできませんが、
お身体に気をつけて、ひとりでも多くのお子さんとそのご家族を、
救っていただきたいと思っています。


嬉しい報告

2009-06-21 10:15:07 | 不登校
友人の息子さんが、藤本先生の支援を受け、復学できたことに対して、
みなさんから、たくさんのメッセージをいただいたこと、
彼女も、とても感激しています。

言葉では、上手く言えないけれど、
藤本先生が代弁してくださった通りで、
感謝の気持ちで、いっぱいだそうです。

本当にありがとうございました!


友人は、毎日、報告のメールを入れてくれます。

日に日に、学校にも慣れ、元気になっていかれる息子さん。

学校では、みんなが声をかけてくれ、
友達と話すのが楽しいと言い、
放課後には、友達が家に来たり、
昨日のお休みには、1日中、友達と出かけていたそうです。

それが、母親にとって、どれだけ嬉しいことか・・・

毎日、友人からのメールを読んでは、涙が溢れる私です。

いやぁ~参りましたぁ~

このところ、涙腺ユルユルです。

再登校から、1週間のときには、
ゆっくりと会って、お話もしました。

彼女が、心からの笑顔を取り戻したことが、
本当に嬉しかった。

息子さんには、まだまだ苦手もたくさんあるし、
この先は、勉強面でも、問題は出てくるでしょう。

けれど、「藤本先生のご指導の下、夫婦で頑張っていく。」
と話す彼女には、自信が満ち溢れていました。


藤本先生からのコメントで、

『私ができない部分でノエルさんがこの方をサポートしてくださったこと、
 いつも明るい未来を示してくれていたことは、
 この方にとってとても力になり、
 くじけずに頑張れた大きな理由だと思います。』

藤本先生にできなくて、私にできることについて、考えていました。

それは、同じ母親として、彼女の気持ちに寄り添うことだったのでしょうか。


去年、ボランティア講座を受講したときに、
『ピアカウンセリング』という言葉を知りました。

ピア(Peer)とは「仲間」という意味です。

『ピアカウンセリング』は、
同じような環境や悩みを持ったり経験した人たちが、
対等な立場で、同じ仲間として行われるカウンセリングです。

確か、講座では、アルコールや
薬物依存の関係でのお話だったように思います。

ただ、慰めあうだけでなく、
改善に向けて、励ましあうことができればいいですね。

お互いにサポートし合えるような人とのつながりは、
とても貴重なものだと思います。


エンカレッジの先生とお話させていただくと、先生は、
「ノエルさんには、いつも助けてもらっていますね。」
と、言ってくださるのですが、
私は、先生を助けるようなことをした覚えはありません。

あえていうなら、このブログを続けていることくらいでしょうか。

でも、エンカレッジでお世話になっている方々が、
「コメントはできなくても、力になってくれる人がいると、
 知るだけで、心強い。」
と言ってくださってるそうで、励みになりますね。

実際に、支援中の方から、メールをいただくこともあって、
私は、ただお話を聞かせてもらい、
「うちもそうだったよ。」とお伝えするくらいなのですが、

気持ちが軽くなったとお返事をいただくので、
そういうことなのかな~と、理解し始めています。



さよなら不登校「Iメッセージについて」

2009-06-16 18:36:55 | 不登校
エンカレッジの代表の先生が書かれるメルマガが、
発行されました。
今回も、こちらに載せさせていただきます。

どうですか?
みなさんは、もう「Iメッセージ」習得されたでしょうか?

それから、エンカレッジのHPに、
このブログ、かれんさんのブログ、メリーベルさんのブログに続いて、
マーガレットさんのブログも、
記事をピックアップして紹介してくださっています。
そちらも、ご覧になっていただけると嬉しいです。




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         さよなら不登校

                         第12号(2009年6月15日)
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          「Iメッセージについて」   
                  

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 今回は、Iメッセージについて書いていきたいと思います。Iメッセージは、
「こんな伝え方があるのですね。」「このような言い方は使ったことがないです」
など知らない方も意外と多くいらっしゃいます。Iメッセージは相手に押しつけ
ることなく気持ちを伝えることができますし、自立も促すことができるので、使
ってみるととても有効で便利な伝え方であることがわかっていただけると思いま
す。ぜひ皆さんもIメッセージの使い方をマスターしてコミュニケーションの幅
を広げていってください。




Iメッセージを使う

私たちが相手に使うメッセージとしては、YOUメッセージとIメッセージがあ
ります。YOUメッセージとは命令「~しなさい」や提案「~したら」など直接
相手に影響を与えるメッセージです。Iメッセージとは「私は~思う」「~だと
嬉しい」などの意思や気持ちを直接ではなく間接的に伝えるメッセージです。
相手に間接的に影響を与えることになるのでメッセージに対して反発が少なく、
受け入れてもらいやすいというメリットがあります。また、メッセージが強制で
はないので、反応がでた場合は自発的であるというメリットもあります。ただ、
強制ではない分、思った通りの結果にならないというデメリットもあります。I
メッセージは、自発的な行動を促すことのできるので、子どもの自主性を促すと
ても有効なテクニックといえます

それでは実際に例を見ながら学んでいきましょう。

1、YOUメッセージの場合

母「もうすぐご飯だから、テーブルの上を片付けなさい。」
子「・・・わかった」
母「さっさとしなさいよ」
子「フン」

2、Iメッセージの場合

母「もうすぐご飯だから、テーブルの上を片付けてくれるとうれしいな」
子「・・・は~い」
母「お母さんすぐにお皿が並べられて助かったわ」
子「また、何かあったらいってね」

YOUメッセージの場合は、子どもを強制的に動かしているので、子どもに選択
の余地がなく嫌でもやらなければいけなくなります。いやいややっている場合は
動きも鈍くなりますから、さらに非難されたりします。そうなると子どもは嫌な
気分になり、次はやりたくないという気持ちが大きくなります。

Iメッセージの場合は、子どもに強制していないので、子どもに選択の余地があ
ります。そこで反応がでた場合は、自主的になりますので動きも悪くありません。
自主的にしてくれたことに対してほめてあげるとほめられたことがうれしくなり
自分がいいことをした、また何かしてあげたいという気持ちになりますから、次
もやりたいと思うようになります。

ただ、Iメッセージは強制ではないので、望むような結果にならない場合もあり
ます。そのときの対応もしっかり学んでください。

3、
母「もうすぐご飯だから、テーブルの上を片付けてくれるとうれしいな」
子「・・・う~ん」(結局、やらない)
母「片付けてくれなかったのね。残念だわ」
子「ごめんね」
母「いいのよ、やってと言ったわけじゃないから」

このように思い通りの結果にならない可能性はあります。そのときでもそのこと
を非難するのではなく、残念だわ、悲しかったわと気持ちを伝えるにとどめます。
自分がしなかったことでお母さんが悲しい思いをしたことに対して子どもが何か
を感じて次に活かしてくれることを期待しましょう。Iメッセージはそれくらい
の気持ちで使わなければいけません。ここで、何でやってくれないのよという気
持ちが出てしまったら、結局は強制したのと変わりがなくなりIメッセージの意
味はなくなります。

後2つ、Iメッセージの間違った使い方の例をあげておきます。これもよくある
パターンなので覚えておきましょう。

4、
母「もうすぐご飯だから、テーブルの上を片付けてくれるとうれしいな」
子「・・・う~ん」
母「もうすぐご飯だから、テーブルの上を片付けてくれると助かるんだけど」
子「う~ん」
母「もうすぐご飯だから、テーブルの上を片付けてくれるとうれしいんだけどな~」
子「わかったよ」


5、
母「もうすぐご飯だから、テーブルの上を片付けてくれるとうれしいな」
子「・・・う~ん」
母「片付けなさい」
子「え」



上の例は、Iメッセージを連呼しすぎて結局はYOUメッセージとかわらない状
態になってしまっています。下の例は、Iメッセージで伝えたが思った通りにな
らなかったので、YOUメッセージに変えてしまっています。これでは子どもは
混乱します。思い通りにならないと困る場合は最初からIメッセージは使わず、
YOUメッセージを使わなければいけません。どうしても片付けてもらわなけれ
ば困る場合は最初から例の1のようにYOUメッセージを使います。しぶしぶか
もしれませんが、自発性より今やってもらわなければ困るという状況を優先しま
す。今回のようにテーブルをかたづける例では状況を優先する必要がないかもし
れません。ですが、門限を破った子どもに対して「5時までに帰ってきてくれた
ら嬉しいな」では困りますからね。


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            【スタッフ佐藤の次回予告】


  次回は、「アクティブリスニングについて」をお届けします。


 新学期がスタートして2か月が経ちました。皆さんはどのようにお過ごしでし
ょうか。エンカレッジは新学期登校はあまりしていないのですが今年は新学期登
校の子が2人もいて、あわただしいスタートとなりました。新学期登校の子ども
たちが落ち着いた頃には今度は、カウンセリングの予約が一杯でした。毎年、4
月は穏やかにスタートしてゴールデンウイーク明けからカウンセリングに来られ
る方が多かったのですが、今年は皆さん動くのが早かったですね。とてもいい傾
向だと思いますが、代表は大変そうでしたね。スローペースな方なのに4月から
フル回転でしたからね。ようやく落ち着いて執筆活動やメルマガに時間が割ける
ようになったみたいですが、来週からは、新学期にカウンセリングを受けられた
方々の登校が4件続きますから、夏休みまで毎週登校といった感じです。不登校
のまま夏休みを迎えるのは、子どもも親も辛いからという代表の考えのようです
が、またフル回転になりそうですね。その合間になんとかメルマガを1つ書いて
いただき発行できたので私としては助かりましたが。しかし、もっと大変なのは
訪問カウンセラーですね。新学期からずっとフル回転のような気が・・・

これから夏休みまではさらに大変だと思いますが、子どもたちのためにがんばっ
てほしいです。


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彼女が支援を決意するまで

2009-06-13 11:55:57 | 不登校
私の友人のことで、みなさんに、こんなにも喜んでいただけて、
とても感動しています。
たくさんのメッセージ、どうもありがとうございました。

彼女とは、子供同士が同じ幼稚園に通うことで、知り合い、
彼女が参加していた公民館のサークルに声をかけてくれ、
私も参加するようになり、
一緒にサークルの役をしたこともあります。

うちの娘が不登校になった時、
実は、その前に、彼女の息子さんが、不登校を経験していて、

(小学校では、ほとんど同じクラスにならなかったので、
 私は、よく知らなかったのですが・・・)

話を聞かせてもらったり、相談にのってもらったりしたのです。

だから、娘が、復学できたことを、
自分のことのように喜んでくれました。

その後の学校行事や卒業式でも、
「私たちには、特別な思いがあるよね。」
などと話す仲でした。

なので、中学に入って、再び、彼女の息子さんが、
学校へ行けなくなってしまったことは、ショックでした。

うちが復学支援を受けたことは、前から話していたし、
復学後の娘の様子も知ってくれているので、
この方法が、有効だと、わかってくれてはいたのです。

けれど、自分たちで何とかしよう、
きっと、どうにかなるだろうと、
ご主人と一緒に、息子さんのために、
様々なことを試され、努力を続けてきました。

私も、エンカレッジの先生に相談させてもらい、
藤本先生やぶにん先生のことを、教えていただき、
彼女に伝えました。

(エンカレッジは、小学生対象ですからね。
 その頃は、先生方も、まだブログをされていませんでしたから、
 直接、ご相談することもできませんでしたし。)

ある時、彼女は、私に言いました。

「私たちのこと見てると、もどかしいよね?」と。

「まあね、正直に言うとね。」って答えると、

「でもね、ノエルさんのおかげで、
 最終的に学校に戻れる方法があると知っているから、
 やっていられるのよ。
 これは、とてもラッキーなことだと思ってる。」

私は、彼女を応援することしかできませんでした。

そして・・・

息子さん本人を含め、学校の先生やまわりのみんなは、
3年生になれば、行けるようになるかもと、
期待して待ちました。

でも、やっぱり、登校することはできなかったのです。

そこで、もうこれ以上は・・・と、やっと決心がついたようです。

藤本先生にお願いすることを決めてからは、早かったです。

実際には、障害がたくさんありましたし、
今も、問題は山積みの状態です。

けれど、1歩踏み出せたことは、大きいです。

この先も、ひとつずつ乗り越えていってほしいと思っています。

私も、彼女のおかげで、支援を躊躇う人の気持ちや事情を
理解することができました。

彼女と息子さんに対しては、特別な思いがあるのです。



再登校!

2009-06-11 09:19:05 | 不登校
すみません。
コメントへのお返事が、まだ、できていませんが・・・

友人の息子さん(うちの娘の同級生)が、
藤本先生の支援を受け、
本日、再登校を果しました。

ここに来るまでには、ほんと~に、いろんなことがありました。

支援が始まってからも、問題は山積みでしたが、
無事に、この日を迎えることができました。

心から、おめでとう!!

そして、やっぱり、藤本先生は、すごい!

訪問の先生も、すばらしい!

この感動と喜びを、誰かに聞いてもらいたくて・・・


それから、今日、登校刺激が予定されている○○さん、
うまくいくよう、祈っています!

3年前の修学旅行の思い出

2009-05-19 18:10:17 | 不登校
娘の再登校から3周年を前に、
先週、支援を受けたエンカレッジの代表の先生と、
お電話でお話させていただきました。

「3年ですか~?早いものですね~。」としみじみ。

もうすぐ、中学校の修学旅行を控えた娘です。

先生から「修学旅行のときは、大変でしたね。」と言われました。

支援の先生方にとっては、
「どうしても、大変だったとき、危なかったときのことを思い出すので。」
とのことでした。

順調に復学できた娘が、唯一、危うかったのが、
(ま、小さな問題は、たくさんありましたけど。)
再登校から1ヶ月も経たないうちにあった修学旅行でした。

なかなか旅行の準備に取り掛からない娘にヤキモキし、
でも、口出しをすることもできず、不安がどんどん膨らんでいった私。

その心配や不安を全部、支援の先生にぶつけていたのです。

先生からの指示で、お姉さん(地元の学生さん)の訪問を入れ、
気持ちを確認してもらったり、
前日には、最終チェックをしてもらうよう、お願いしたりして、
大丈夫だろうと、ほっとしながら、当日を迎えました。

なのに、娘は、当日の朝、布団の中で固まって、起きてきません。

パニックになった私は、早朝にも関わらず、
支援の先生に、電話をさせてもらったのでした。

電話でのやりとりを何度も繰り返し、
どうにか行くことができました。

今、娘にとって、小学校の修学旅行は、
楽しい思い出として、記憶に残っています。

でも、私たち親や、支援の先生方には、
あの時の様子を忘れることはできないんですよね。

だからこそ、今度の修学旅行に、
穏やかな気持ちで送り出せることには、
特別な思いを感じるのです。

復学から3年経って、ずいぶん落ち着いた母親になることができた
(と、自分では思っています。)私ですが、
当時を思い出すと、恥ずかしくなってしまいますね。

こんな私を支えてくださったエンカレッジの先生には、
一生かかっても返せないほどのご恩を感じています。

先生のお話では、新学期に入ってからというもの、
相談の電話やカウンセリングが、かなり増えているということです。

お子さんの不登校に苦しんでおられるご家庭が、たくさんあるという事実。

あの苦しみから、早く抜け出せるよう、祈るばかりです。

再登校から丸3年

2009-05-18 17:55:45 | 不登校
先週金曜日、微熱で登校した娘ですが、
熱が上がることはなく、朝よりも元気な顔で帰宅しました。

結局、体育も、見学しないでやったそうです。

その後、喉の痛みはひいたものの、
まだ鼻が詰まっているのと、声が出ない状態。

今朝も、ガラガラ声で、出かけていきました。
「今日も、体育がある~」と言いながら。

新型インフルエンザの感染が広がって、
大阪・兵庫の中学と高校では、
7日間の休校措置がとられるそうですね。

このあたりでも、対策が検討されているようです。

ヨーガの仲間にも、小6や中3のお子さんを持つ方が何人かいて、
近々予定されている修学旅行がどうなるのか、心配をしていました。

今週だという人の話を聞いて、「心配だね~」と言っていた私ですが、
よく考えたら、うちも、もう来週のこと。

のん気に構えてる場合じゃないよと、呆れられてしまいました~。

一刻も早く落ち着いてもらいたいものです。


さて、3年前の今日、5月18日は、
不登校だった娘が、再登校させていただいた記念日です。

あれから3年。
娘は、本当に変わりました。

親の対応を変えることで、これほど子どもは、
成長していくものかということを、実感する毎日です。

これも、復学支援をしてくださったエンカレッジの先生方、
それから、ブログを通して、いつも励ましてくださるみなさん。

たくさんの方に支えられて、今の幸せがあるのだと感謝しながら、
しみじみ、幸せ気分を味わっております。

みなさん、どうもありがとう。

これからも、私たち家族のこと、見守っていてくださいね。

そして、みなさんとともに、もっともっと成長していけたらと願っています。


不登校克服のきっかけ~藤本先生のこと

2009-05-13 13:14:35 | 不登校
昨日、ふとした成り行きから、藤本先生のご本
『不登校13万人の親に出来ること!』
を取り出したので、久しぶりに読み返していました。

この本は、娘が相談室登校をしていた頃に、
私は、その状況を受け入れることができなくて、
かといって、この先、どうすればいいのかもわからず、
途方にくれていた時、

友人が勤める本屋さんに行って、たまたま目に留まり、
引き寄せられるように、購入した本でした。

一気に読み終えた私は、ふだんパソコンなんて、
ほとんど使うこともなかったのに、

著者プロフィールのところに載っていた
「不登校対策専門機関ファーストホームエデュケーション」
のホームページを検索し、
さらには、HPに載っていた番号に、電話までかけていました。

運よく、藤本先生は在席しておられ、
すぐに電話をつないでくださって、
直接、お話させていただくことができました。

突然のことにも関わらず、長時間お話を聞いてくださり、
とても親身に考えてくださったことを、
今でも覚えています。

結局、FHEでは、完全不登校でなければ、対応できないとのこと。

五月雨登校の支援も行っている「エンカレッジ」を紹介しましょうか?
と言っていただいたのに、

私は、ネットで「FHE」を調べた時に、
これも、たまたま、「エンカレッジ」のHPを見つけ、
のぞいた直後だったので、

「エンカレッジは、さっきHPを見たので、知っています。
 もう少し、ゆっくり考えたいので、今はいいです。」
と、辞退させてもらったのでした。

その夜、主人に相談し、数日後「エンカレッジ」にも電話してみました。

幸運にも、代表のU先生と、すぐに電話をつないでいただけて。

今考えると、これほどお忙しい先生方なのに、
私が思い切ってかけた電話に、すぐに出ていただけたのは、
本当にラッキーなことだったと思います。

エンカレッジの先生との最初の電話のことは、
前にも書いた気がしますが、
電話を切る頃には、私の気持ちは、すでに固まっていました。

それから先は、あっという間に、娘の復学といった感じです。

藤本先生とのこと、エンカレッジの先生には、
最初にお話させてもらっていますが、
ブログに書くのは、たぶん今回が初めて。

3年半近くも前の出来事で、
藤本先生は、覚えておられないと思うけど、

あの時、先生とお話させてもらったことが、
私に、前に進む勇気をくれたのだと、

今さらだけど、藤本先生には、
改めて感謝の気持ちを伝えたいと思いました。

それから、現状を変えることができるのは、
ちょっとしたきっかけと、わずかな勇気だということ。

あなたも、一歩踏み出してみませんか?







畏れ多きもの

2009-05-08 18:54:53 | 不登校
もう少しだけ『思春期の子どもの心のコーチング』から、
お付き合いくださいね。

かつては、社会そのものに、子どもを育てる力があったといいます。

ひとつは、地域社会。

目には見えない地域の連帯意識や連携が、子どもを守り、
子どもに何がいけないかを教え、子どもを育ててきました。

もうひとつは、世の中にたくさんあった「畏れ多きもの」が、
子育てを楽にしていたとのことです。

「畏れ多きもの」とは、尊厳や威厳があって、それに対しては、
多少の緊張感をもって接しなければならないもの。

かつての「お父さん」は、そのひとりですし、
「学校の先生」「警察官」など、身近なところにも、
たくさんの畏れ多い人たちがいました。

また、嘘をついたら閻魔様に舌を抜かれるなど、
得体のしれないこわいものもたくさん。

それらの「畏れ多きもの」やこわいものの存在のおかげで、
子どもたちは、世の中には、超えてはならないものや、
犯してはならないものがあることを、
自然と感じながら育っていきました。

身近な大人たちの愛情は、外界から大きく包み込んでくれ、
目には見えない「畏れ多きもの」やこわいものは、
超えてはいけないものを超えないように、
自分をコントロールするやり方で、
子どもたちを守ってくれたのだそうです。

かつての伝統や習慣に根ざした生き方は、窮屈でありながらも、
安全で安定した人生を送ることができたわけです。

ところが、今はと言うと、地域の連携は崩れ、
母親が「お父さん」や「学校の先生」を、えらいと教えるどころか、
批判なんかもするため、こわくない存在になってしまい、
「畏れ多きもの」は、姿を消していきます。

こわいものがない子どもたちは、傍若無人に・・・

超えてはならないものの存在すら知らずに育ったわけですから、
自分の振る舞いが、傍若無人であることすら、わかっていないのです。

子どもにとって、「畏れ多きもの」のない世界は、
彼らを守るシールドのない世界であり、
今、子どもたちは、シールドのない世界で、
自分をコントロールしてくれる力を失い、
その結果として、さまざまな犯罪、いじめや自殺、
引きこもりなどの問題が起きているのではないだろうかと。

この社会で、子どもを守るのは、
自分で自分をコントロールする力。

『自立を促し、自律を学ばせること』が、親の役目なんですよね。

エンカレッジで、不登校になった娘の復学支援をお願いし、
教わったことと同じです。

家族療法によって、子どもの自立を促します。

代表の先生が、「畏れ多きもの」の存在を担ってくださり、
娘は、学校へと戻ることができました。

学校の先生に対しても、
復学前の家庭訪問や学校訪問の時に、
訪問カウンセラーの先生が、敬意をはらうべき人と教えてくれます。

本来は、親が子どもに教えなければいけなかったことを、
支援機関の先生方が、学ばせてくださいました。

エンカレッジという復学支援機関に出会えたことを幸運に思い、
先生方には、感謝の気持ちでいっぱいです。

エンカレッジHP

2009-04-17 19:09:45 | 不登校
最近、エンカレッジのホームページを、ご覧になられました?

あのような形で、このブログを載せていただいたこと、光栄に思います。

実は、こんな裏話があるんですよね。

エンカレッジの代表、U先生は、復学支援をされる中で、
不登校に悩むお母さん方が、みなさん、孤独であることに、
心を痛めておられます。

いざ再登校を果たしたとしても、不安を抱えた方も多いそう。

実際、私も経験していますから、それはよくわかります。

経験者の私たちが、ブログを通して発信することの
意味の大きさも、考えてくださっていて、
だからこそ、ずっと大切に見守っていてくださるのだと思います。

経験者の声、しかも、実際に、不登校を克服したお母さんの声に、
安心したり、励まされたりする人たちが、たくさんいるはずだからと、
いつも応援してくださっていました。

ふーみんさんのブログには、不登校に悩んでいるところから、
復学支援を決心される様子、
再登校、継続登校と頑張っていらっしゃることまで書かれていて、
大変素晴らしいと、おっしゃっています。

その後、マーガレットさんが、ブログを始められ、
リアルタイムで、支援の様子を書いていかれたことを、
とても感心され、喜んでいらっしゃいました。

で、そのとき、私にも、
「ノエルさんも、ノエルさんのお宅のケースとして、
 順を追って、まとめられたら、いかがですか?」
と、おっしゃったんです。

私も、いちど、ちゃんと整理したほうがいいだろうとは、
感じていますから、「そうですね~。」とお答えしました。

でも、直後のマーガレットさんとのやりとりの中に、
目ざとく(笑)
「U先生から宿題もらったけど、いつになることやら~。」
と話した私のコメントを、しっかり読んでおられ、

「これは、ノエルさん、やる気ないな。」って、
察知されてしまったようです。

案の定、いつまで経っても、ほったらかしの私に、
とうとう、愛想をつかされ~

考え付かれたのが、ブログ記事から
ピックアップするという方法だったんですね~。

しかも、まさかと思いながら、先生に、
「あの記事は、誰が選んでくださったのですか?」
とお聞きすると、いともあっさり、
「私ですよ。」と。

あらら、私がやるべきことなのに・・・

思いつきで書いているため、全く系統だっていない日記は、
かなりの量になるはず。

それを読み返して、大事だと思われるものだけ拾い上げ、
順に並べてくださったのです。

先生に恩返ししたいと思いながら、いまだにお世話かけっぱなしで、
なんと申し上げたらよいのやら。
恐縮してしまいます。

せめて、私にできるのは、今まで通り、経験をお話していくことと、
同じ悩みをお持ちの方の、お話を聞かせていただくことでしょうか。

どうぞ、気軽に声をかけてみてください。
ほんの少しの勇気で、何かが変わるかもしれませんよ。