何となく日記  乳がんと私

乳がん この病気と付き合うことになり、色々と変わっていく私の気持ちなどを、ぼちぼちと綴りたいと思っています。

始まりを振り返って その6

2011年10月08日 14時13分00秒 | 乳がん
2010年11月30日
やっと退院。
胸の浸出液の量が一向に減らず、ドレーンがなかなか抜けなかった。
毎日にらめっこの状態。
吸引を強くすると液の量が減ると言われ、まめに真空状態にしてみるのだけど
なかなか思うようには減らなかった。
でも付けたまま帰るのも嫌で…
10日程で退院出来るものと思っていたのに、結局2週間弱の入院となってしまった。

娘は入院中に会いに来てくれて顔を見れたけど、息子とは全く会っていない
会ったら別れられなくなってしまうだろうと心配して、電話でも話していない。
ひどいママだよね…。
息子にとっては「ある日突然ママがいなくなった」状態だよね…
旦那からの話によると、息子は一人で考え「ママはお船に乗っている」と結論出した模様。
なぜ「船」に乗っているのかは誰も分からない。何かそんな映像でも見たのかな?

自宅に帰り、息子の帰りを待つ。
ドキドキですよ
まさかママが居るとは思っていなかった、きょとんとした息子の顔を見て、
「ママ~!」と飛び込んできた息子を抱きしめたとき、最高に嬉しかった
生きていて良かった、抱っこできて良かった。
本当に何よりも嬉しくて、ホッとした。

胸の傷はまだ生々しくて誰にも見せられないけど、家に帰れて良かった