何となく日記  乳がんと私

乳がん この病気と付き合うことになり、色々と変わっていく私の気持ちなどを、ぼちぼちと綴りたいと思っています。

始まりを振り返って その5

2011年10月07日 06時32分40秒 | 乳がん
2010年11月18日
今日は手術日。
もちろん朝食抜き。
旦那が早々に到着する。

私より緊張した表情。
誰よりも心配してくれてありがとう。
口ではお互いに気持ちを言わないけど、何となく伝わるようになってきたね

病室からは歩いて移動。
入口で旦那と別れ、静かで銀色に光り輝く手術室の中へ…
すでに助手の先生たちが準備を進めており、私も早々にベッドの上に。
出産時の帝王切開とは違って今回は全身麻酔。
効いてきたのか確認するのもまどろっこしいくらいのスピードで眠りの中へ…
目覚めたら西村先生の顔が見えた。
無事に終わったことを教えてくれ、これまた優しい表情
リンパ節転移を聞くと、これは残念な答えで1つだけ有ったと。
最小限にリンパ郭清をし、更に右胸方向にも予想外に広がっていたため
ちょっと除去するのに時間がかかったと。
今後は切り取った組織を検査してみないとどんな治療になるのかは分からないらしい。
(まぁ、そうだよね…)

酸素吸入を付けたままベッドで病室へ戻ると、来てくれていた両親・義両親・兄弟までもが顔を出してくれる。
でもまだ意識ははっきりせず…
まともな会話も出来ずいったん休ませてもらう。
この術後から翌日までが辛かった。
背中にはエアマット。足はマッサージ器。体は動かせず、傷口からの出血もいまいち止まらず…
姿勢を変えたくても動かしずらくて腰は痛いし背中も痛いし、更に眠れないし。
ため息ばかりの時間が続いた。

始まりを振り返って その4

2011年10月07日 06時22分45秒 | 乳がん
2010年11月17日
今日から入院。
昨日まで普段通りの仕事を続け、子供たちにも詳しい話は無し。
(なんたって小1と2歳児、説明しても理解出来ない
入院中は実家の母が泊まり込みで手伝いに来てくれる。
何よりも心強くて有難い。
お母さん、本当に有難うございます
息子を保育園に送り先生達に色々なことをお願いし、それから旦那と一緒に病院へ。
お昼前に手続きを済ませ、昼食前後から術前検査が始まる。
明日は朝一番の手術。
センチネルリンパ節の検査薬も注射した。
検査を回りながら私と同じように明日手術の方達とお喋りする。
Nさんは私より1つ年上。同じ先生で明日の手術は3番目。
Sさんも同年代。同じ先生で2番目の手術でした。
西村先生は明日3件も手術をこなすのかぁ~と3人揃って感心してしまった

始まりを振り返って その3

2011年10月07日 06時12分06秒 | 乳がん
2010年11月2日
今日は骨シンチの検査。
入口で診察券を受付機に入れると「消化器内科」の受診予約があった。
「んんん?」と頭の中は?マークだらけだけど、取りあえず診察へ…
初めて会う先生の話によると、腹部エコーで肝臓に腫瘍が写ったとのこと。
「まぁ写ってしまったものは仕方ない、しっかり調べましょう」と。
どうやら乳がん手術前に肝臓転移があるかも…の疑いらしい。
これには参った。
気持ちがズドンと沈んでしまった

2010年11月10日
肝臓腫瘍を調べるため、CTを受ける。
前回担当してくださった先生が直接CT室に来てくださり、その後すぐに結果を教えてくれる。
ドキドキの結果は良性腫瘍とのこと。ホッとしたよ~
そのまま西村先生の診察もあり、手術日が決まる。
当初は「同時再建」を希望すると先生が思い込んでおり11月末頃の予定だったが
私としては「とっとと取り除いて欲しい!」気持ちが強く、再建は考えず手術だけお願いする。
11月18日が手術日となった。