というわけで水無月です。
毎年恒例。今年もさっそく行ってまいりました!
ネタバレ避けに改行しておきます。ネタバレなしはこちら
面白かったぞぉぉぉーー!!
いや、ホント面白かったです。まずはそれを声を大にして言いたい。
今回は冒頭からドラえもんの鈴が盗まれ、シャーロック・ホームズセット(安物)を使って調べた結果、未来のひみつ道具博物館に…ということでドラミちゃんから貰ったチケットで博物館へ行くことになります。
そこで出会ったアルバイトの少年クルトに案内してもらいながら博物館内を楽しむ5人。
その内に博物館でもひみつ道具が盗まれる事件があった事と、その犯人怪盗DXがドラえもんの鈴を盗んだ事、そして博物館内で噂されている怪人の存在が分かるのですが……
まず何より良かったのがテンポ。
無駄なシーンがほとんどないのもそうですが、博物館に行くまでも早く博物館はどういう場所なのか、を紹介するのに尺を割くことが出来ています。
描写全体的にコミカルで笑えるシーンが多く、そんな中でもドラえもんのポケットが使えなくなってしまう理由の提示、数々の伏線もしっかり描けていて素晴らしいですね。
ガリバートンネルで小さくなってしまったジャイアンとスネ夫が館長を怪しんだり、一方クルトは秘密の部屋で師匠であり、かつてひみつ道具造りの免許を剥奪されてしまったペプラー博士と一緒にいる事、館長も博士も「あと4つ」というキーワードを言って、実際に怪盗DXがひみつ道具を4つ盗んだりと、視聴者にも考える余地を残しています。
途中、怪盗DXの正体を明確に提示している場面もあったり(直接的ではありませんが)。
その怪盗DXがひみつ道具を盗むシーンでは、冒頭のび太が見た夢(アルセーヌ・ルパンとシャーロックに扮したのび太が対決するという夢)のように2つの場所を守ることになり、一方は鬼は外ビーンズで警察を追い出したり…と似たような展開が描かれているのですが実は……?
怪盗DXとマスタード警部のひみつ道具対決も面白かったですね。
警部が出す道具を怪盗DXが無効化する道具を出して対抗しているんですが、分からない人には分かりづらかったかな? のび太からもそんな感じの感想が出てきますので、ここは狙ってやってるのが分かります。
そしてそんなのび太が終盤、推理を披露。真犯人を言い当ててしまいます。しかも証拠付きで。
他のメンバーにもそれぞれ活躍するシーンが用意されており、ジャイアンは落ちたスネ夫を助けたり、スネ夫は終盤ビッグライトを修理してみんなを助けたり、しずかちゃんは怪盗DXのゴルゴンの首を倒したり。
しかもしずかちゃん、今回はパンチラだけでなく、なんと全裸になってしまうシーンまであったりします(すぐ隠されますがw)。ここまで大胆なお色気シーンも久々だなぁという印象。
そしてドラえもんは……なんと怪盗DXの変身装置を使い、ドラックスとなって封印されていたのが復活して暴走している初代警備ロボと対決します。
このバトルシーンは効果的な溜め演出などもあって非常にかっこよく仕上がっています。
一方で、体はDXなのに顔はドラえもんというアンバランスさが面白さを出していたり(笑)
ドラえもんと言えば、鈴の代わりに首輪に付けている物が知らないうちに別の物に変わっているという小ネタも。確認できた限りではレモン→テニスボール→蝶ネクタイ→ミカン→花でした(ミカン以外全部黄色)。
終盤、ペプラー博士の作動させた装置のせいでフルメタル製のひみつ道具が消失してしまい、昔暴走してフルメタル製の封印装置で封印されていた人工太陽が再び暴走!
地球消滅の危機に!と、これまでとは一転どシリアスな展開にもなります。
ここでクルトが作っていた非フルメタル製のひみつ道具(失敗作)が大活躍するというのもいい展開でしたね。他の道具は使えませんでしたし。
最後はドラえもんの鈴も戻り、他の問題も全て解決されるという終わり方でスッキリしました。
ちなみにドラえもんは終始「あの鈴じゃないとダメ」と駄々をこねるのですが、その理由にのび太が関係しているのも良かった。
今回は二人の友情、友達になれた切欠、ダメダメなのび太のいいところ…と言った部分を描き、ちょっぴり感動できるようになってました。
ドラえもんの回想から繋がるのび太の台詞も非常に良かったです。寺本監督はホントにこういう部分がうまいなぁ。
主題歌も明るくて、サッパリした気分で鑑賞を終えることが出来ました。
一方、気になった部分は、ポポンの「食べ過ぎると故障する」という設定が活かされなかった点、
ドラえもんが鈴がなくなるとノラ猫化するという設定もあんまり重要じゃなかった点くらい。
もう2、3回は観に行きたいですね。そのくらい気に入りました。
さて、来年の映画ドラえもんは!
劇中、「海底鬼岩城」で使われた「消光電球(今作では「暗くなる電球」)」「カメレオン帽子」が登場し、海底鬼岩城のリメイク……と、思ったら「大魔境」のリメイクでした。
くっ、まさかのミスリードをやってくるとは……! てっきり引っかかっちゃいましたぜ!
来年は藤子・F・不二雄先生の生誕80周年とのことで、気合を入れてくれる…と嬉しいなぁ。
というわけで本日は以上。でわでわノシ
毎年恒例。今年もさっそく行ってまいりました!
ネタバレ避けに改行しておきます。ネタバレなしはこちら
面白かったぞぉぉぉーー!!
いや、ホント面白かったです。まずはそれを声を大にして言いたい。
今回は冒頭からドラえもんの鈴が盗まれ、シャーロック・ホームズセット(安物)を使って調べた結果、未来のひみつ道具博物館に…ということでドラミちゃんから貰ったチケットで博物館へ行くことになります。
そこで出会ったアルバイトの少年クルトに案内してもらいながら博物館内を楽しむ5人。
その内に博物館でもひみつ道具が盗まれる事件があった事と、その犯人怪盗DXがドラえもんの鈴を盗んだ事、そして博物館内で噂されている怪人の存在が分かるのですが……
まず何より良かったのがテンポ。
無駄なシーンがほとんどないのもそうですが、博物館に行くまでも早く博物館はどういう場所なのか、を紹介するのに尺を割くことが出来ています。
描写全体的にコミカルで笑えるシーンが多く、そんな中でもドラえもんのポケットが使えなくなってしまう理由の提示、数々の伏線もしっかり描けていて素晴らしいですね。
ガリバートンネルで小さくなってしまったジャイアンとスネ夫が館長を怪しんだり、一方クルトは秘密の部屋で師匠であり、かつてひみつ道具造りの免許を剥奪されてしまったペプラー博士と一緒にいる事、館長も博士も「あと4つ」というキーワードを言って、実際に怪盗DXがひみつ道具を4つ盗んだりと、視聴者にも考える余地を残しています。
途中、怪盗DXの正体を明確に提示している場面もあったり(直接的ではありませんが)。
その怪盗DXがひみつ道具を盗むシーンでは、冒頭のび太が見た夢(アルセーヌ・ルパンとシャーロックに扮したのび太が対決するという夢)のように2つの場所を守ることになり、一方は鬼は外ビーンズで警察を追い出したり…と似たような展開が描かれているのですが実は……?
怪盗DXとマスタード警部のひみつ道具対決も面白かったですね。
警部が出す道具を怪盗DXが無効化する道具を出して対抗しているんですが、分からない人には分かりづらかったかな? のび太からもそんな感じの感想が出てきますので、ここは狙ってやってるのが分かります。
そしてそんなのび太が終盤、推理を披露。真犯人を言い当ててしまいます。しかも証拠付きで。
他のメンバーにもそれぞれ活躍するシーンが用意されており、ジャイアンは落ちたスネ夫を助けたり、スネ夫は終盤ビッグライトを修理してみんなを助けたり、しずかちゃんは怪盗DXのゴルゴンの首を倒したり。
しかもしずかちゃん、今回はパンチラだけでなく、なんと全裸になってしまうシーンまであったりします(すぐ隠されますがw)。ここまで大胆なお色気シーンも久々だなぁという印象。
そしてドラえもんは……なんと怪盗DXの変身装置を使い、ドラックスとなって封印されていたのが復活して暴走している初代警備ロボと対決します。
このバトルシーンは効果的な溜め演出などもあって非常にかっこよく仕上がっています。
一方で、体はDXなのに顔はドラえもんというアンバランスさが面白さを出していたり(笑)
ドラえもんと言えば、鈴の代わりに首輪に付けている物が知らないうちに別の物に変わっているという小ネタも。確認できた限りではレモン→テニスボール→蝶ネクタイ→ミカン→花でした(ミカン以外全部黄色)。
終盤、ペプラー博士の作動させた装置のせいでフルメタル製のひみつ道具が消失してしまい、昔暴走してフルメタル製の封印装置で封印されていた人工太陽が再び暴走!
地球消滅の危機に!と、これまでとは一転どシリアスな展開にもなります。
ここでクルトが作っていた非フルメタル製のひみつ道具(失敗作)が大活躍するというのもいい展開でしたね。他の道具は使えませんでしたし。
最後はドラえもんの鈴も戻り、他の問題も全て解決されるという終わり方でスッキリしました。
ちなみにドラえもんは終始「あの鈴じゃないとダメ」と駄々をこねるのですが、その理由にのび太が関係しているのも良かった。
今回は二人の友情、友達になれた切欠、ダメダメなのび太のいいところ…と言った部分を描き、ちょっぴり感動できるようになってました。
ドラえもんの回想から繋がるのび太の台詞も非常に良かったです。寺本監督はホントにこういう部分がうまいなぁ。
主題歌も明るくて、サッパリした気分で鑑賞を終えることが出来ました。
一方、気になった部分は、ポポンの「食べ過ぎると故障する」という設定が活かされなかった点、
ドラえもんが鈴がなくなるとノラ猫化するという設定もあんまり重要じゃなかった点くらい。
もう2、3回は観に行きたいですね。そのくらい気に入りました。
さて、来年の映画ドラえもんは!
劇中、「海底鬼岩城」で使われた「消光電球(今作では「暗くなる電球」)」「カメレオン帽子」が登場し、海底鬼岩城のリメイク……と、思ったら「大魔境」のリメイクでした。
くっ、まさかのミスリードをやってくるとは……! てっきり引っかかっちゃいましたぜ!
来年は藤子・F・不二雄先生の生誕80周年とのことで、気合を入れてくれる…と嬉しいなぁ。
というわけで本日は以上。でわでわノシ
感想については、すでにマイブログで沢山書いていますので是非読みに来てください。
怪盗ドラックスは、反則的なかっこいいキャラですね!!
確かに今回の、怪盗DXも合わせて怪盗キャラとても印象的で濃いですね(笑)。
未来舞台で推理モノといった、伝統の構成を逸脱した挑戦的な作品でありながらここまでまとめあげた製作者に拍手です。
ポポンの「食べ過ぎると故障する」という設定ですが、あれがあったおかげで、「ポポンの許容量は決して無尽蔵ではなく限界がある」の認識が生まれ、終盤の「吸収が果たしてうまくいくのか?」というスリルを生んでいると感じました。
もっとも、食べ過ぎで故障するポポンを見ていながら小太陽を食わせようとするのび太の提案には冷や汗を感じてしまいましたが(笑)
オリジナル作品の年はけっこう不安を感じながら見てましたが、このクオリティならまた次の新作も見たいと感じれる、そんな内容でした。
来年はリメイクっぽいので、それもまた楽しみです。