午前６時に起床する
喉が痛い 夏風邪は気管支にしつこく居座っている
顔を洗っていたら炊飯器が「ピィィィ〜♪」と鳴いた
長ねぎとニンジンと大根と大根の葉っぱで味噌汁を作る 味噌は麦味噌
酒悦の沢庵とラッキョウを添える キュウリの塩揉みには擂り胡麻を振る
炊きたての黒米ご飯は釜の中で溶き玉子と混ぜたらほんのり緑色がかった 不思議
α７ M-Rokkor 40mm
麦味噌が切れた
最近は山口の麦味噌を使っている
生まれ故郷の松山の味噌の味に近いうえに比較的に安いからだ
松山の味噌も売ってはいるが高くて手が出ない
麦味噌にもいろいろな種類がある
大きく分けると東は大麦で西は裸麦なのだそうだ
ところが裸麦というのは大麦の皮が剥きやすい品種のことをいうようで
そういえば故郷の冬の田園景色を思い出しても
金色に輝く大麦の穂しか思い出せないはずだと独り合点する
子供の頃の母の味噌汁は必ず味噌の粒が底に沈んでいたものだった
そしてその大麦や大豆の粒も残さず食べるように言われたものだった
味噌汁の出汁は必ず「いりこ」だった イリコとは片口鰯の煮干しのことだ
そしてイリコも必ず姿のままだったしそれも残さず食べるように躾けられた
茶碗にくっついた飯粒も残すと叱られた
父は「お百姓さんがどれだけ手間をかけて作ってくれたと思っているのか」と叱った
戦地の兵隊さんは泥水を飲んで喰うや喰わずで戦ったんだぞとも良く言った
父の肩には歯車型の大きなケロイド状の傷があって
幼い頃に「これはなに？」と聞くと「戦争に行って鉄砲で撃たれたんだ」と答えた父だった
丙種合格で招集されず広島で働き原爆投下の朝に山奥の変電所に出張して助かった父だった
芸術とは虚実が綯い交ぜになったものだ
もしかしたらその基礎を父から学んだのかもしれない
麦味噌の味噌汁を飲むと楽しそうに笑う父の顔を思い出すのは
お彼岸が近づいているからかもしれない
昼が近づいてくるうちに空がぐんぐん晴れてきた
せっかくの秋晴れ 散歩に行こうかな？
α７ に M-rokkor 40mm 着けて肩からぶら提げ
COLOR SKOPAR 21mm と Jupiter-9 85mm バッグに仕舞って歩いたら楽しいかも？
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うちは、
・大分/フンドーキン：九州そだち（麦）
を使うことが多いですね。ちょっと
高いですが、
・広島/ますやみそ：母さんの味（麦）
もときどき使っています。
コメントありがとうございます
そうですよね 九州も広島も麦味噌ですよね
麺類に造詣の深い純野さまにお聞きしたいのですが
麦味噌の地域は味噌ラーメンも麦味噌なのでしょうか？
急に知りたくなってきました
お教えいただければ幸いです
ずっと東京ですが、九州にいたときは
“味噌ラーメンの美味しいお店”というのは
行ったことがありませんでした。
ただ純野は未訪問ですが以前は有名店だった
“鹿児島味噌ラーメン/和田ラーメン”と
いうお店があったのですが、現在は
一度つぶれて別の歩みになっているようです。
リンク仲間のkokkoさんのブログに詳しく載っています。
http://kagoshimaoishii.blog.jp/archives/52190550.html
お答えいただきありがとうございます
九州で味噌ラーメンは定着し難いかもしれませんね
四国でもさっぽろラーメンの店が出来た当初は賑わいましたが
その後は味噌ラーメンの店は定着してないようです
ラーメンは濁った豚骨醤油味というイメージが強いからなのでしょうか？
鹿児島和田ラーメンさんの画像を見ると配置が四国のラーメンに似ているような気がしました