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五十路男の独り言集。
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片付けと衛生面の影響

2020年03月11日 02時55分07秒 | 生活/メンタル

 

※この記事は、ワタクシの独断と偏見によるものです。効果効能およびその理論などを保証するものではありません。こういう方法・考え方もあるんだよ、という紹介ですのでご了承ください※

 

 

◇ポイント
・メンタルスイッチOFFでは何もできない
・しなければいけないときに、できるような心身の状態ではない可能性がある
・多少無理にでも習慣・ルーティンに組み込む→自己肯定・自己信頼を生むことにもつながる

 

 

メンタルの波に振り回されやすい人の、陥ることが多いことの一つが、「何もできない・何もしたくない」感。実際、メンタルスイッチが落ちてしまうと、ホントに何もできなくなり、寝ること以外考えられなくなる人もいるかと思います。ごはんを食べることさえ関心をなくし、トイレ行って水分摂って後は何もせず(動けず)じっとしているだけ、など…。

そんな状態が続くと、どうしても、片付け・ゴミ捨て・掃除などが疎かになりがち。ダルい心と身体を無理矢理動かしながらこなしている方もいらっしゃるかと思います。そしてそんな「普通にできない」自分が情けなくなって駄目な人間だ、と自己否定が多くなってしまいます。そしてまたメンタルの波にのまれやすくなり、不安定な自分に嫌気が差し…とネガティブループにはまやすくなります。

でも、人間誰しも気分がのらない日もあれば、体調が優れない日もあります。それでもやっていけてる人はある種の習慣になっていて、やらないと落ち着かないということが多いのではないかと思います。もしくは、さぼってもリカバーできる手段がある、つまり、必ずやらなければならない(そこに集中すればいい)曜日がある(決めている)、パートナーがいる、頼める人がいる、などなにかしらの代替策を持っているのかも知れません。

 

ところで掃除や片付けをしないとどうなるか、あえて文字に起こしてみるとこんな感じでしょうか。

ちりやほこりが溜まりやがてゴミになり、においがこもり、小さい虫やカビなどの繁殖を招きハウスダストの温床になり、害虫を呼ぶことになる。食事も疎かになりがちだから体力が落ち免疫力も落ち病気になりやすくなる。ゴミを捨てる頻度も減りいわゆるゴミ屋敷のように、捨てられないものがどんどん増えて、さらに心身ともに病気になる危険度が増していきます。メンタル的に不安定な方はその環境を目の当たりにして、動けない自分にダメだしをしてより落ち込んでいく。

あまり想像したくない状況です。

そんな状況でも生活環境(ミニマムな意味での住環境)を良くしようという気が起きない、実行しないとなると、大げさな話かもしれませんが、行き着く先はセルフネグレクトかもしれません。自分自身(と取り巻く環境)に関心を持てなくなるということは、自己否定・自己無価値感の極致ですから。

そうならないために、片付けと掃除(特にゴミ捨て)という生活行動は、心身がツラくても行うべきとワタクシは考えます。

 

ではどうするか。

上にも書いてあることなのですが、代替策を講じるか、やるべき習慣として身につけるか、がわかりやすく実行しやすい手段だと考えます。人の手を借りられるのであれば協力を仰ぐのが最も効果的だと思います。そうでないなら、自分の習慣にしてしまうのが効果的だと思います。そして、習慣にしやすい方法のひとつは、「一日の生活動線の中に組み込んでしまう」ことです。この方法は、以前見た、英語を話せるようになるにはどうすればいいか、ということを、英語ネイティブの方が説明している動画の中に出てきた「習慣化」の一方法で、聞いていてなるほど、と思いました。

 

たとえば…

・朝起きたあと、寝室を出るときに寝室のゴミを集める →顔を洗うときに洗面所のゴミを集める →朝食を摂った後ゴミを集める →出かける準備が終わったらリビングのゴミを集める →それぞれ持ってきて一つにまとめる→そのまま出す、あるいはゴミの日の前日にそれをやっておいて、出かけるときに玄関に置いていき、帰ってきたらその足でゴミを捨ててしまう
・休みの日の朝起きたらあるいは夜寝る前にトイレを、顔を洗うときに洗面所を、お風呂を使った後にお風呂を洗う。同じように食事が終わったら食器を洗ってシンクを掃除したり、そのままキッチンを掃除したり、リビングを掃除したり、出かけて帰ってきたら玄関を掃除したりする
・食器などは都度片付けてシンクをカラにしておく。もしくは寝る前か翌日朝起きたときに一気に洗ってしまう
・何もしない日を一日は作る

 

多分皆さん当たり前にやっていることだったり誰もが思いつく簡単なことだと思います。でも、メンタルスイッチがOFFのひとはこの「当たり前」の生活行動ができなくなります。ですから、”いかに生活動線の中で「無理な」くルーティンを組み込んで習慣づけるか”が重要になってきます。

 

ただし、人それぞれ生活動線や時間的な問題、癖、好みなど様々な要因が異なるので、その組み込み方や動作は千差万別です。また、いつもの生活動線に組み込むとはいえいままで行ってない動作・作業ですから最初のうちはなかなか上手くいかないこともあるでしょう。ですので、健康というか調子のいいときに意識的に習慣を見直し(なるべく早く)習慣に組み込むことをおすすめします。

それを続けていけば、全部はできないけど、ゴミ捨てだけはやっておこう、とかここの掃除はこのタイミングでやっておいた方がいい、など自分なりの重要度が自然と決まってきて、必ずやらなければならないことと後でまとめてやっても問題ないことがはっきりしてきます。それを一日一週間1ヶ月のルーティンに組み込んでいけば、習慣になりやすいと考えます。

 

また、「ここまでできる自分エラい」と褒めてあげることもできます。他人に比べてできないと思っていた自分が、他の人と同じようにできるようになることで自信もつきます。できることを少しずつ広げていけば、自分は(人並みの)生活ができている、という自己肯定も生まれやすくなります。小さなことではありますが、非常に重要です。当たり前のことができるのは当たり前、という固定概念が、できない自分を否定し、苦しみの一つになっているが往々にしてあります。そうではなく、当たり前のことができる自分は「普通」なんだ→これでいいんだ、という自己賞賛・自己肯定の経験を重ねていくことがメンタルの波を乗り越える礎ともなるのです。

また、何もしない日を作って、自分自身をそのルーティンから「解放」させてあげることも、自分を癒やす意味でも効果的ではないかと思います。

 

もしかしたらどこかで心も身体もきついのに無理してやらなければ成らない場面もあるかも知れませんが、これだけは、というのを決めておけばあとは回復してからでいいんです。そしてそう決めた自分を肯定して褒めて信頼してあげてください。

そして、できないことがあったとしても、けっして自分を駄目な人間だと思ったり強い自己否定をしないでください。あるいは、自己否定の感情・考えが湧き上がったとしても、「そんな自分でもいいんだよ」と自分自身を許して信頼してあげてください。次は大丈夫だ、と。

習慣も自己肯定感(自信)もそれらの積み重ねで作られていきます。一朝一夕にはできません。繰り返し繰り返し心と身体にすり込んで積み重なって初めて満たされるものだと思います。

 

 

余談ですが。

メンタル的な不安を抱えている人は、どうしてもメンタル的なアプローチで回復を行おうとします。もちろんそれは正しいことです。ただ自分がいまいる場所(物理的な環境)をちゃんと見て、そしてそこでの生活行動がメンタルにどういう影響を及ぼすのか、生活環境・生活行動からのアプローチもあってもいいと思うのです。

 

 



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