今日仕事の帰りに、夕刊フジを買って読んだら、「猛毒のヒドラジン」の記事が出ている。
記事の内容によると、北朝鮮がミサイルの燃料に、このヒドラジンを使用している可能性があると
報じたマスコミがあるとのことですが、このヒドラジンが猛毒で黄海へミサイルが落ちたら
魚がほとんど死んでしまうほどだという。
事実1990年に、旧ソ連がミサイル発射実験に失敗してこのヒドラジンの
有毒ガスで91人が死亡するという大惨事があったとある。
ところがここが今日の問題なのだが、この猛毒のヒドラジンを、
原子炉の腐食防止剤として、東京電力福島第一原発で大量に使用しているというのだ。
福島原発の原子炉の冷却に1日数万トンの海水を1年以上も注水し続けているために
原子炉の金属の腐食を防ぐためだと言うことだそうですが、
日本をどん底に追い込んだ原子炉の爆発事故を起こした、あのいい加減な東京電力が、
この猛毒を、いくら金属の腐食防止と言ってっも、果たして使わせていいものなのか。
事実4月Ⅰ2日にはこのヒドラジンが4号機から漏れ出したという。
当然冷却水の一部が海に流出しているのだからそのヒドラジンも流れ出ている可能性がある。
私は以前、福島原発を囲うギロチン堤防を造って太平洋の外海と遮断するべきだとブログに書いたが、
ギロチン堤防を長崎に造ったのだから福島にだって造れるだろう。
このような記事を読んでしまうと太平洋沿岸の魚はほとんど食べられなくなると又心配になる。
政府は、この信頼できない東京電力の太平洋への放射能の流出対策をどう考えているのだ。