横浜流星くんというのは、実は不器用なんだと思います。
確かにトッキュウジャーでは、クールな中にも熱い思いを感じさせる役を好演されましたが、
決して、演技がうまかった訳ではなかったし、
歴代のキャストと比較しても、それほど魅力あるキャラではありませんでした。
ただ、その不器用な笑顔に惹かれたファンは多かったと思います。
トッキュウジャー終了後、どうなるのかな?と正直不安でした。
そんなに、芸能界でうまくいくとは思っていなかったんですよ。
少なくとも僕は(笑)。
だって、彼は不器用だから。
しかし、そんな心配をよそに、
彼は幸運にもスタッフとチャンスに恵まれ、
多くの話題作に出演し、その中でしっかりと印象を残してこられました。
「刑事ダンス」しかり、
「キセキ」しかり。
2.5次元の俳優さんになることが多い特撮出身芸能人ですが、
(あ、この言い方に特に悪気はないですよ、はい)
ここまで地上波で頑張っていられるのは、決してスタッフと運だけの結果ではなく、
彼の力があってこそだと思います。
運も実力のうち。
そう、彼は不器用ながらも、その運を実力に変え、
今では数少ない「演技が出来る若手俳優」になったのだと思います。
演技が出来ない若手俳優さんはいっぱいいますし、
スタッフの努力や運を自分のものに出来ない俳優さんも多いと思います。
しかし、
横浜くんは頑張りました。
いえ、本当のところは分かりませんが、
結果として彼の頑張りは実を結んだんだと思います。
今時、空手が出来るとか、ちょっとイケメンくらいでは芸能界では生き残れません。
要するに、イケメンなんて芸能界はおろか、私たちの身の回りにたくさんいるんです。
器用なイケメンであれば、監督やお偉いさんに媚び売ってでも売れたいと思うでしょうし、
映画やドラマにも露骨なくらいに出演することでしょう。
でも、そこは横浜くん。
「実は不器用」という表現は、そういう売れ方をせずに、
地道に評価を得て、そして今では若手俳優さんの中でも一目置かれる存在になったことからも、
僕としては妙にしっくりくるんです。
めちゃくちゃイケメンでもなく、それほどセクシーでもない。
やたら演技がうまい訳でも、声が良い訳でもない。
でも、今こうやって注目されている。
彼の不器用さが少しずつ評価されてるのかもしれません。
イケメンを全面に押し出されても、
マッチョでセクシーな肉体を押し出されても、
それだけでは観る側としては少々引いてしまいます。
不器用な彼が、その不器用さを意識した時、
僕たちは、その不器用な笑顔と演技の中に、
彼の魅力を感じたのかもしれません。
でもね。
「実は不器用な彼の魅力」こそ、彼が意識して作り出したものだとしたら、
それはそれでとっても怖いんですが・・・、
そこまで横浜くんが考えているとは思えませんし、思いたくもないので、
ここは、
横浜流星くんは、実は不器用なんだよ。
ということにしておきましょう。
この記事、横浜くんが読んだら怒るかなー。
ごめんなさい!!と先に誤っておこう・・・。
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荒木勇人 | |
東京ニュース通信社 |