西鎌発、地域ぐるみで教育を考える

西鎌倉地域において、家庭、学校、地域が交流し、連携して子どもたちの教育環境を考える「教育懇話会」の活動記録です。

2024地域の小中学校の今を知る

2024-07-06 23:54:54 | Weblog

2024年度初回の代表者会は、昨年に引き続き夕方より手広東公会堂で行いました。と申しますのも、昨年も第二部に「やんちゃ食堂」による食事提供のもと参加者みんなでお酒を飲みましたが、やはりお酒の力は偉大で、たいへん楽しくかつ濃い交流ができ、皆様にも好評だったので、引き続き同様のスタイルで行うことにしました。

 

さて第一部では、こちらも昨年同様西鎌倉小、および手広中に模擬授業を行っていただきました。まずは西鎌倉小からは城間先生より、数年前に全クラスに導入した「ミライタッチ」という電子黒板の活用方法について説明をいただきました。黒板のように手で自由に文字や絵が描けるだけではなく、その場で動画やインターネットを見ることができたり、生徒全員に配布している手元のタブレットと連携することができたり、本当に様々な機能があって、これを活用すれば、より視覚的、体験的に学ぶことができると感じました。

そしてやはりさすが学校の先生、説明が上手い!あっという間に30分が経過しました。

一通り説明のあと、やはり参加者の方々も非常に関心が高かったようで、たくさんの質問が飛び交いましたが、導入過渡期ならではの課題もあるようです。

先生のスキル次第で活用方法がまちまちだったり、あるいは実際に手を動かして書くことも大事だし、情報モラルを身につけていく必要もあるので、低学年ではまだ活用を控えめにしているなどのお話もありました。ただトラブルなどを恐れて停滞するよりは、まずは使ってみて試行錯誤しながらよりよく活用していきたい、とのことでした。

 

次に手広中の鈴野先生による美術の授業。こちらも「ミライタッチ」と各自が持っているスマホを活用して、カメラワークについて学びました。一通り「カメラ」の歴史と意義、またアングルなどの工夫によってより魅力的な写真になることを学んだあと、2枚しか撮影できないという条件のもとで10分間のフィールドワーク。みんなでほうぼうに散って思い思いの写真を撮影し、それをエアドロップで先生のタブレットに転送して、「ミライタッチ」で紹介しました。自分も参加しましたが、「2枚だけ」という条件がよかったです。今は昔のフィルムの時代と違って、あとで上手く撮れた写真を取捨選択すればいいや、という感じで、デジタルカメラで無限に撮影ししまいますが、枚数が制限されると、おのずと戦略的に行動するんだな、と思いました。

 

以上、各学校の模擬授業の後は、地元食材を活用した「やんちゃ食堂」食事提供による懇親会。今年もたいへんコストパフォーマンスの高い、ボリュームある美味しい食事で、参加者のみなさんをうならせていました。また3時間たっぷり、小中学校の先生方や地域の皆さんと楽しく深く交流することができました。それにしても学校の先生方若い!自分の子どもより若くて驚くとともに、先生不足と言われている中、こうして若い世代の方々が先生の担い手となり、また臆することなく最新の技術も積極的に活用して、なんだか鎌倉の未来は明るい!とも感じました。実際に少子化といわれている中で西鎌倉地域の生徒数が増えているのも、こうした取り組みと無関係ではないかもしれません。

 

 

ということで今年も楽しい懇話会でした。先生方たちも「来年も来ます!」と言ってくれたし、継続して企画していきたいと思います。