西鎌発、地域ぐるみで教育を考える

西鎌倉地域において、家庭、学校、地域が交流し、連携して子どもたちの教育環境を考える「教育懇話会」の活動記録です。

教員の一日

2018-02-17 21:42:05 | Weblog

平成29年度最後の代表者会は、西鎌倉小学校の鷺谷校長先生にお話をいただきました。真っ先に驚いたのは、配布資料の充実ぶり。これまでの代表者会の中で、最も充実した資料といってもよいくらいでした。さすが学校の先生!

さて今日のお話の内容は「教員の一日」。生徒たち、また私たちも、学校の先生の姿を見るのは授業中で、それ以外の時間の勤務時間中にどんなことをしているのかを目にすることはほとんどありません。たくさんのご苦労があるんだろうな、と察してはいましたが、実際は想像以上でした。

まず朝が早い。だいたい8時には学校に着いているそうで、一般的なサラリーマンと比べてもかなり早いほうだと思います。その後生徒たちが登校してから下校するまで、給食の時間を含めてほとんど気の休まる時間がありません。給食の時間、掃除の時間、あるいは子どもたちにとっての休み時間も、生活指導の一環だからです。そもそも子どもたち相手だから、食べこぼしやケンカ…、何も起こらない、というわけにはいきません。そのかわり生徒たちの下校後、3時30分から4時15分まで休憩時間。正直知らなかったです(笑)。いつも懇話会の役員会は16時から始めているのですが、だとするといつも休憩時間を割いて会議に参加してくださったということになり、申し訳ない気持ちになりました。

その後17時過ぎに帰宅したとしても、次の日の授業の準備をして夜遅くに就寝。確かに5、6時限も人前で、しかも子どもたちの興味を引きつけてお話しするためには毎日入念な準備が必要なのだろうと思います。

一方でそれと引き換えに、子どもたちと同じように夏休みが長い…、と思ったら大間違い。夏休みの日数は、サラリーマンと同じ5日間だそうです。生徒が休みの間を利用して、研修等がぎっしり詰まっているそうです。

 

そんなハードな日々を送る学校の先生ですが、年々年齢層が若くなっているそうです。確かに西鎌倉小の職員室を少し見渡してみると、少し前に比べて男女問わず若々しい先生が増えたような気がします。ただ、経験豊富な年配の先生よりも子どもたちと年齢が近いこともあり、子どもたちから慕われ、人気が高い傾向にあるようです。若さゆえにいろいろあるかもしれませんが、子どもたちときょうだいのようにふれあう若い学校の先生たちを。地域ぐるみであたたかく見守っていきたいですね!

 

鷺谷校長先生から一通りお話をいただいた後、いつものとおり小グループに分かれて感想などを述べ合いました。私がいたグループは、まさに西鎌倉小に子どもが通っているお母さんたちばかりだったのですが、みんな校長先生を筆頭に、学校を大絶賛!「学校が楽しい」という声を何度も聞きました。教室以外でも、陰ながら地道に子どもたちのために準備と研鑽を惜しまない学校の先生たちの努力と愛情の賜物なのかな、と思ってお母さんたちのお話を聞いていました。努力と愛情は正直に伝わるのだと思います。学校だけに限らず、子どもたちに関わる地域の大人たちが愛情をもって接していき、地域ぐるみで学校を、子どもたちを盛り上げていきましょう!