AMD Threadripper 2950XのCPUクーラーとして
ENERMAX製LIQTECH TR4 のラジエータサイズ280mmクラスを使用していたため、
今更ながらレビューを記載する。
使用環境
使用CPU | AMD Threadripper 2950X |
使用PCケース | Fractal Design製Define R6 |
PC設置位置 | PCデスクの足元左側 |
ラジエータ(ファン)取付位置 | Define R6のフロント部 |
ポンプ動作設定 | 常時最大回転 3000rpm |
ファン動作設定 ※1 | Tctl温度80℃までは1000rpm、それ以上で最大2000rpmまでリニアに変化。 |
LED機能 | 使用しない |
※1:ファンは付属品ではなくThermaltake製TOUGHFAN 14(最大回転数2000rpm)を使用。
使用履歴:
LIQTECH TR4:使用開始から約3ヶ月で冷えなくなる異常発生。保証期間内のためLIQTECH TR4 IIに無償交換。
LIQTECH TR4 Ⅱ(1台目):使用開始から約1.5年で冷えなくなる異常発生。(CinebenchR23でサーマルスロットリング頻発状態になった)
保証期間内のため新品に無償交換。
LIQTECH TR4 Ⅱ(2台目):使用開始から半年でファンに軸ブレ音発生。ファンのみThermaltake製TOUGHFAN 14に交換。
使用開始から3年目でラジエータからエア噛み音(コポコポ音)が頻発するようになったため使用中止。
以下にLIQTECH TR4 Ⅱのレビューを記載する。LIQTECH TR4は早期に交換したため除外した。
総合判定 | △ トラブルは多かったが、後期品(TR4 Ⅱ 2台目)のポンプとラジエータの冷却性能自体は抜群。 Threadripper専用として受熱ベースが大きいメリットが十分に発揮されていた。 それだけに初期品のクーラントやファンの品質が残念だった。 保証期間内の交換対応はスムーズだった。 |
冷却性能 | ◯ 後期品はCinebenchR23を実行しても余裕がある冷却性能だった。 Threadripper専用として受熱ベースが大きいメリットが十分に発揮されていた。 |
ポンプ |
○ |
ファン |
△ |
取り付け 取り外し |
△ 取り付け時は問題ないが、取り外し時に 水冷ヘッドを固定する中間ネジが供回りしやすい。 |
LEDコントローラ無接続時 | ✕ レインボーカラーのローテーション点灯でうっとうしい。 私の場合はLEDコネクタの5VとGNDにマザーボードの USBヘッダから電源供給して強制的に消灯 (コントロール信号のみ無しの状態)にしていた。 |
保証期間 | ✕ 2年 他社に比べて短い |
3年で交換の消耗品と割り切れるならば、後期品はThreadripper専用かつラジエータサイズ280mmの簡易水冷として満足できるレベル。
リピート購入したかったが、後継品は国内代理店で取り扱っていない上にラジエータサイズ280mmが無くなったことが残念。
以上。