子供は一人じゃ作れない!非協力的な夫と私の妊活奮闘記

不妊治療に非協力的な夫クマ吉とすったもんだの末に妊娠。不妊治療の様子、高齢出産、育児の様子を綴っています。

複雑な女性のカラダの仕組みを知ってほしい

2018-09-28 | 日本の性教育について思うこと

生理痛。これは女性にとって閉経まで付き合う伴侶。中には生理痛がない人もいるらしいですが、クマ子は昔からこの生理痛に悩まされてきました。

 

ピークは高校のことかな。

その痛みったら半端ない。あまりの痛さに2,3回学校を休んだことだってあります。

 

「え?!生理痛ぐらいで学校休むの?ちょっと甘いんじゃない?」

そう親戚のお姉ちゃんに言われたこともあります。ならば味わってみろ、この痛さ!と当時は言いたかったのを言えずに黙っていたこともあったっけ。

 

同じ女性ですら痛みの程度に差があるので理解されないこの生理痛。ましてや男性に理解しろというのは無理難題です。

 

それでも生理痛がどういうものなのか、小学校や中学校の保健体育の授業で男性にも女性の体の仕組みについて知っていて欲しいと思うクマ子です。

 

女性が生理前になるとどうしてイライラするのか、体調が悪くなるのか。こうしたことを低学年のうちからわかりやすく説明することで、年頃になって女性と付き合う時、はたまた大人になってからでも女性に対して対応が変わると思うんですよね。

 

そして結婚して子供を望む時。

その場面でも女性の体について知っていると、たとえば不妊治療する際にも理解が進むと思うのです。

 

今、クマ子感じているのは、夫婦になって子供を望むならば女性のカラダは自分だけのものではない、ということです。子供は夫婦2人が授かるもの。どっちのものでもありません。

 

でも実際に命をかけて子供を産むのは女性。そのために治療を受けるのも女性。2人の子供なのにどうしたって女性のカラダだけに負担が大きくかかるのが現実です。

 

じゃあその負担を半分男性にになってもらいましょう!とできたらいいのですが、できるわけないですよね。

 

となると、身体的負担が100%女性にかかる分、精神的負担を男性が50パーセント助けてくれれば女性としてはこんなにありがたいことはありません。そうでなくても女性は男性に比べて感情に左右されるもの。その感情に訴えかける助け方してくれるとどれだけ嬉しいことか。

 

結婚してすぐの頃、生理痛でクマ子がおでかけの際中ずっと気分が盛り上がらなかったとき。クマ吉が「テンション低っ。なんかおもしろくない」と言ったことがありました。

 

その気持ちもわかりますよ、もちろん。おでかけしてるのに相手のテンションが低いといまいち盛り上がらないその感じ。まさにその時がそうでした。

 

こういうとき、クマ吉にこの生理痛に対する理解があったらなあ、とどれほど思ったことか。いや、思っただけでは解決にならん。

 

そう思った私はクマ吉に言いました。

 

「クマ吉、気分を盛り下げてしまってごめんね。でも生理は人によって痛みは違うんだけど、私の場合、強烈に痛いの。腰をかなずちでずっと殴られている感じ。だからお腹も痛いけど腰もすごくいたくて、腰をまげると折れるんじゃないかって思うぐらい。」

 

「・・・そんなに痛いの?」

 

「痛いよ。それに生理始まる前はわけもなくイライラするの。生理が始まったらイライラはなくなるけど、それまではもうちょっとした言動や仕草でイライラが一瞬で頂点に達するの。生理痛もそうだけど、これは女性ホルモンの影響だから、自分ではコントロールしようがないの」

 

おだやかに、なるべく伝わるように自分の言葉でクマ吉に説明しました。

 

それで伝わったのかはわかりません。だけどそれ以来、私が生理痛で顔をゆがめていると、クマ吉は「今日1日は何もしないでゴロゴロしていること。洗濯も掃除もしなくていいんだからね」

 

と言ってくれるようになったのです。

 

性の問題は男性と女性で痛みを共有することはできません。だって体の仕組みが別々だから。

だけど説明することでお互い理解することができるし、知っていることで相手を気遣えるようになります。

 

学校の保健体育で男性にも女性のカラダについて学んでほしい!

そう願うクマ子です。

 


閉経10年前から妊娠できません

2018-08-02 | 日本の性教育について思うこと

妊活を初めてから日本の性教育について

思うことがいろいろとあります。

 

そのうちの1つが子供を産める年齢について。

女性は何歳まで妊娠することができると思いますか?

 

クマ子は閉経するまでできると思っていました。

しかもこの年まで。

 

だから40歳後半までは少なくとも大丈夫!

歳をとればとるほど体力的に育児は大変になるけど

生理はあるし妊娠できるから焦らなくてもいい、

なんて甘いこと考えていたんですよね。

 

でも実際は違うんです。

閉経する約10年前から妊娠はできない

これが真実です。

 

「生理があるということは、まだ体に卵子がある」

これ、大きな間違いなんです。

 

排卵がなくなった後も、女性の体はホルモンを

約10年ほど作り続けるそうなんです。

ホルモンが作られると生理がくるのですが

実際はもう排卵はしていません。

 

そう、閉経前の約10年間の生理は空生理なのです。

 

しかも卵子の数は人それぞれ。

多い人もいるし少ない人もいる。

 

少ない人は薬で増やせるかというと・・・

今の医学をもってしても、卵胞を増やすことはできません

ということは卵が少ない人は早く排卵がなくなるわけです。

 

「今30歳。43歳まで妊娠できる時代だから

まだまだ子供は大丈夫!」

 

でももしあなたの卵が少なかったら?

30歳でもう卵がなくなりかかってる可能性もあるのです。

 

こればっかりは「平均」があてになりません。

ひとりひとりの体は違うのです。

43歳で出産が可能な時代であれ、あなたの卵子が少なければ

妊娠可能年齢は確実に30代後半がリミットなのです。

 

クマ子はこのことを浅田レディースクリニックで

不妊治療を始めてから教えてもらい、知りました。

それまでどこのクリニックでもそんなこと

教えてくれなかった。

 

そしてクマ子の卵の予備能力をはかるAMHという値が

きわめて低いことも、ここのクリニックの検査で知りました。

ショックでしたが、だからこそ不妊治療に積極的に

取り組むことができるようになりました。

 

けどもっと早くにこういうことを知っていれば

他の人生の組みたて方があったかもしれません。

私と同じような気分を味わうことがないように

この正しい知識を女性の皆さんに知ってほしいと思います。

 

結婚している、していないにかかわらず、

いずれ子供が欲しいと思っているあなた、

まずはご自分の体に卵があるかどうか知ることから

初めてみませんか。